2024年11月17日日曜日

2964:自己肯定感と自己効力感

このタイトルで以前ここで書いたか忘れた。Facebookだったか。まあいいや。 この違いを分かる人は少ない。僕だって自分の人生を整理して分かったこと。日本の普通の教育システムでは前者を育成する。でも後者はあんまり強調されない。小学校から後者を延ばす学校もあるけど、あんまり効果ないんじゃないかな。例えば、前者がない子供さんに英語をマスターさせようって、かなり危険。おかしな日本人になっちゃう。 前者は、言わば一階部分。一階をちゃんと作らないと、二階部分の後者は築けない(気づけない)。 前者は現在、後者は鍾愛忍耐して抱く感情。自己評価ね。 偏差値を評価基準とする学校教育は前者を高める。学校では後者の育成は無理だね。 なんか根拠ないけど、将来こんな風になりたい、僕ならできそうだ。これが自己効力感。根拠ないところがミソ。 僕は前者がかなり不足、だから中高大も伸び悩み。勉強が嫌い。浪人、留年。大学院は奇跡的には入れた。そこから好きな勉強が進み、奇跡的に就職できたのは、自己肯定感より、自己効力感を見抜いてくれた「工営の久野一郎さん」のおかげだ。人生の恩人だね。 転職だって、前者の繰り返しではキャリアアップにはつながらない。後者を持ったうえでの転職は持続性があり、転職ごとに成長する。やりたい魅力ある仕事に溢れているからね。スタートアップ企業だと、後者を持った人が多数派じゃないと成長しない。大企業からスタートアップ企業に来ている人もいるが、会長・社長の期待には否定派が多い。だってさ、彼らに将来に向かっての挑戦なんて思ってもいない。第2の職場として現状を続けてくれないと生活できない。それが転職の目的。今の日本の大企業に成長は見込めない。その会社の社員に再スタートできなっすね。 人事関係者もこうした自己肯定感と自己効力感に興味を持ってほしいね。人事は、社会心理学を学ぶべし。内省的実践者には先生は要らない。創業者なんてそうだよね。借金までして創業するんですよ。自己効力感がない人は社員だけで自己肯定感だけで終わる。 さて、明日からまた会長の突然の要請を楽しみに出社しよう!!

2024年11月10日日曜日

2963:5年ぶりの今川中学校21期同期会

昨日はお茶の水に5年ぶりかな、行ってきました。埼京線から乗り換えの新宿駅もバカ混み。コロナ中から渋谷・恵比寿での乗り換えだったから新宿は久々。さすがに世界一の駅だね。お茶の水駅もあれーなんか変。駅の改良工事真っ盛り。ここも久々だ。東京の変化はすごいね。今の会社のある高輪ゲートウェー駅も大改良。だけどねえ、品川と違うからどれだけ人が集まるかはかなり微妙。 さて、5年前の同期会も2019年11月だったから、コロナの直前。ラッキーだったね。外資系の半導体工場建設(ドイツのEPC会社とアメリカの施主)に関わり2年ぶりに広島から東京に戻り、日本のコンサル、スペインのEPC会社、日本のゼネコンと短期で連続転職。今は外資系日本法人に属しているから2018年から6社か。1981年から院卒で11社目。あんまり自慢できそうな数字じゃないけど、僕自身は意外と気に入っている。組織と人材の開発が僕の専門だしね。日本の企業の場合は、海外事業展開を進めたい、外資系の場合は、日本でビジネス展開を進めたい。その両者の支援が僕の使命。バイリンガルで良かった。 大体、新しい会社に入社すると、1日でその会社の課題と成長可能性が分かる。外から見る戦略経営コンサル会社はある意味無能。そとから見たって分かりません。自分なりに見本を示したり、プロジェクトを形成したりとするけど、数年するともうだめだね、という気分になる。会社の成長ベクトルに社員が同期していないし、現状維持バイアスがあるので、チャレンジする意欲もスキルも足りない。 そんな感じでいると、もっと魅力的な会社をイギリスとかシンガポールのリクルート会社から進められて転職。だからいろんな会社の組織人材開発の能力が高まっていくという自分の自己効力感が高まるという好循環。ある意味会社を踏み台にして自分が成長かな。会社自体は5年、10年経っても変わらない。日本の会社の衰退はじわじわ来ているね。 さてさて、話はそれた。同期会会場は5年前と変わらずの明治大学所有の宴会場。安くていいね。3時間くらいだったかな。55歳の時は、1次会、2次会、3次会のカラオケ。60歳もそんな感じ。65歳の時はどうだったか。たぶん、秋葉原で2次会だったか。70歳の今回は1次会のみですと、幹事さんのはがきに明記されてた。そりゃそうだよね。 ちょっと話を戻すと、なんでこういう同期会に参加できたということ。1997年、フィリピンのピナツボ火山防災MPのPMしていた時、今川中学の同窓会ってあるのかなとネットで調べてみた。当時、43歳。 調べると第22期の同期会幹事の人が幹事総会にでていて、その方のメルアドがあった。それで、彼にメールを出して21期の幹事を教えてほしいと連絡した。ご親切に、21期の幹事F君を紹介してくれた。早速F君にメールを出し、将来同期会があったら連絡くださいと依頼。それが1997年だから、実際に同期会が開かれたのは12年後の2009年。それから5年おきに開催でしたね。 中学時代当時、AからF組まであり、一クラス40名ちょっととすると、全体で240名強か。幹事さんの弁によると、連絡が取れない場合が多く、連絡が取れるのは100名強程度だと。そのうち参加は50名以下。今回は47名で、最高らしい。大体半々で女性がちょっと少ないかな。それでも多いでしょう。幹事さんたちの貢献だ。今回は初めて故人のリストが配られた。17名。男性13名、女性4名。連絡が取れない人が多数だから母数は分からない。まあそんな感じかな。リストの中には、知っているやつもいた。過去のリストなんでもう亡くなったことを知っている人もいたが、特に優秀だったS君が入っていた。彼がどんな人生を送っていたかは興味あってネットで調べてもなかなか出てこない。唯一、ある業界新聞社の彼の名前があっただけ。田舎から出てきた僕にとっては男女ともに大人びていて言葉も都会風、賢い。今から思うとそうじゃないことが分かるんだけどね。 僕の中学時代は最悪で、特に3年間ストレスで十二指腸潰瘍で悲惨だった。朝夕はとくにひどかった。片道2時間半の通学もあったし。効率的な勉強方法も知らない無知。実際、試験勉強方法ね。本当の勉強は大学院からかな。社会人になって44年間ずっとお勉強だけど、中高の偏差値をあげるだけの勉強の不毛さは当時分からなかった。 同期会には、55歳の時に出席されていたK先生来られていた。元気だねえ。92歳だって。老人ホームにおられているようだけど、スピーチはうまい。先生だしね。彼から学んだのは、モノに対する洞察力かな。抽象度を上げればどう見えるか、解像度を上げるとどうみえるか。同じ対象をね。いまだからそう思えるんだけど。当時は宿題の多さに霹靂。 僕はあんまり友人関係を持たない中学校時代だったか、親しかった友人はまったく参加していない。だから会場の奥のほうで全体を見通せる位置に座っていた。僕の前に座られた方を当然知らなかったけど、いろいろ聞いたら、なんと大学学部が一緒。僕は土木で彼は機械。知っているゼネコンに長らく勤務、僕の行ったコンサルも当然彼は知っているので、すぐに話が盛り上がった。彼は70歳で初めて同期会にご参加とのこと。話は同じ建設関係だからよかった。 お隣に来られた女性も初めて話をしたら、彼女の中学生当時の面影を思い出した。地元神田の方。ちゃきちゃきの江戸っ子。お茶目さも変わんない。当時は全く話をしなかったけど、さすがに70歳だからすぐに盛り上がったかな。彼女のご性格もあるね。 全員の短いスピーチもいいね。1分半だけど、それぞれの人生が垣間見える。外観、話しぶり、声の質、話の内容などなど。どうもコンサルタント的な見方かな。反省かも 幹事さんチームも大変らしい。開催準備とか。まあFaceBookとかで同期会サイトを設定してやれば、5年に一回じゃなくて、参加者が少なくても小規模でできるんじゃないかな。地方の進学校なんかだとそういう方法を取っているしね。東京・大阪での分会もできるし。今の方法だと5年後の75歳。まあご時世だと平均寿命的には若いからまだまだできるけど。 気になる女性というテーマもあります。当時通学の東武伊勢崎線で見かけたマドンナ的なYさん、中1から美貌のKさん、アメリカ在住の才媛のKさん。70歳になられてもいまだ健在ですね。コンサル的にはいろいろお聞きしたいけどね。まあ5年ごとにお会いするだけでよろしいでしょう。僕には6歳下の帰国子女の奥さんで限界です。男性でも興味ある人もいるんですが、小児科のお医者さんのH君とかさ。 K先生にお送りした寄せ書き。日本的でいいね。僕のメッセージは単純。 Go the distance. これはフィールドオブドリームスという映画で主人公が言っていた言葉で、達成するぞ(しよう)というアメリカ人なら誰しも知っているモットー。まずは75歳でも現役のコンサルだ!!

2024年11月3日日曜日

2962:韓国雑感

29日から4日間滞在した韓国。と言っても、行ったのはプサンと近郊のみ。前回は空港から直接工場に向かったので、対岸の都市部は行っていなかった。帰りも空港近くのホテルだったし。 まずは、空港から2時間の距離にあるグミ市。前回は昼飯・夕飯で繁華街のレストランに行ったが、人口40万人程度の町なんで、日本で言えば浜松程度。このグミは経済特区でできた工場でもっている町。外資を含め多くの工場がある。日本からも東レとか。我々の会社もアメリカが本社で、上海工場から日本向けは韓国工場で生産することになり、前回に続いて2回目の工場立会検査となった。 町はそれなりに賑わっているが、一戸建ての住居はほとんど見かけない。高層マンション群と工場、商店のみ。不思議な感じの町だね。歩いている人も自転車・バイクもいない。子供も遊んでいないし。学校から家まではスクールバスか親の車での通学か。飲食店などが入っている雑居ビルが多いが、それも半分は空き部屋。経済がいいんだかどうだか不明。 さすがに韓国料理高級店の韓国焼肉は最高。韓国ビール、焼酎、大量のお肉、多彩なキムチ。。。キムチはその数でいい店かどうかが決まる。 2,3日目は、偶然昼飯でフグ専門店でした。フグの鍋、フグの天ぷら、カニの甘辛煮、なんか。韓国でもフグは人気らしい。隣では、東レの関係者が15人ほどの宴会。歓迎会かね。 3日目昼過ぎにはプサンの繁華街のホテルに移動。高速道路はほぼ日本と同じかな。ハングルと英語の表記。川に沿って、里山に沿って快調に戻る。日本車は全く走っていない。日本と逆。ヒュンダイ、KIAばっかで、ドイツ車も少ないかな。 途中の町も高層マンションだけ。民家はどこだ?あとは農地のビニールハウスが目立つ。プサン直前で高速を降りて、田舎道を走る。民家がない。小規模な店舗が続く。さすがにプサン都心部に入ると大都会。人口は400万人くらいか。ちょうど横浜市くらい。それくらい都会だ。高層マンション群が続く。ホテルは空港から20分程度の繁華街。まるで新宿歌舞伎町のど真ん中にあるようだ。ハングルのド派手なネオンサインばっか。怪しげな店もあるけど、行く元気もないね。残念。長期滞在ならいくけどね。 プサン・成田間は大韓航空を利用。まあまあのサービス。2時間ちょっとで行けるから観光でもいいね。美容品の専門店はすごい。安いしね。若い女性が韓国に行く理由が分かった。韓国製の美容品はホノルルのモールでも大好評だったな。すごいですな。 韓国も経済とか人口減少とか問題だらけ。あのマンション群も20年したらどんなことになっているか?