平均的にいうと、やはり大手コンサルの社員の英語力は他の中小コンサルの人より若干高い。
TOEICの平均点でもそれが現れている。
しかし、実際海外部門のコンサルの人で、さすがにすごいと恐れ入る人はほとんどいない。それでも仕事しているわけだから、高度な英語力は要らないということか。
コンサルの英語力では、まず報告書作成能力が重要で、話す力はそれほど期待されない。ただし、公式な会議等では団長など責任者の英語力は問われる。まして、国際会議でのファシリテーターなどを任される場合は必須の能力だ。
クライアントもそうした国際会議でのファシリテーター並の英語力が期待されている。
実際は、そういう機会は乏しいので、英語力イコール英文作成能力だね。それでも、大した英文ではないことが多い。専門用語が入っている程度。
自画自賛になるけど、アフリカのマラウイに行ったとき、水資源省の局長とまず面談し、業務説明をした。彼曰く、25年間日本人専門家らがやってきたが、やっと英語のできる専門家が来ましたねえ。
マラウイは英国の植民地だったから英語にはうるさい。そういう背景もあり、厳しいコメントだ。実際、小さな無償案件しかなかったから、大手のコンサルが来ることはなく、ちっぽけな弱小コンサルの井戸掘り屋さんらだから英語力があるはずはない。
そういう経験は、フィリピン、レソト、マレーシアなどなど英語が得意な途上国でよくある。英語の下手な日本人に対して、下手ですねえ、とコメントするわけないですからね。
そういう状況に甘えて40歳も過ぎてしまうと、もう英語力は一切上達しないという結果になる。
最小限の英語力とは、
英字新聞を読めて、BBCかCNNを自然に聞けて、国際会議等でプレゼンそして質疑応答できれば、それで十分だ。当然、報告書は書けてね。
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