ケース1:
A社のBといいますが、Yさんは居りますか?
今海外出張中です。
そうですか、もしかして、M国でしょうか。以前M国でお世話なった専門家です。
いいえ、今回は、U国です。4月末の戻ります。
了解です。そのころまたお電話いたします。
ケース2:
A社のBといいますが、御社の専門家が参加されているT国の水道事業について情報交換
させていただければ幸いなんですが。ご予定だと、現地作業中かと思いますが。
いえ、予定が遅れ1ヶ月ほど延びそうで、現在休暇中です。来週戻りますので、またご連絡します。
分かりました。
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さて、上記2ケースのたわいもない会話で何が分かったのか?
ケース1の場合、Yさんの出張国が判明し、ある案件を受注されたことが明らかになり、実施中の2件と新規案件受注で、T国の新規案件応札の可能性はかなり低くなったとの推測に繋がる情報だった。
ケース2の場合、専門家派遣の事案と当方の注目する事案の関係があり、前者の遅れがあることを確認したことによって、後者の公示の遅れの原因が現地にあると推測できる。専門家派遣の終了を待って、次の案件を公示している可能性もあるかな、と推測。あるいは現地での関連案件すべてに共通する何かが発生しているかも?
ケース1,2共々、関係者が帰国後面談予定だから、直接事情は聞けるけれど、現状でも上記の挨拶程度の電話での会話でも貴重な情報は得られるのである。
コンサルは、民間だが、スパイ的な行動も必要なのだ。
Affirmative communicationも大事だね。
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