マニュアル作成のステップ | ||
マニュアルを作成する目的の明確化 | ||
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対象者の分析と現状認識 | ||
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現状分析と情報項目の洗い出し | ||
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業務体系の確立と業務改革 | ||
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マニュアル内容の検討と制作 | ||
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マニュアルの導入・定着化教育 | ||
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運用とブラッシュアップ
上に示したのが、まあ一般的なマニュアル作成のプロセスだ。当たり前だね。でも、意外と無視されてしまって、作っても誰も使わないことがかなり多い。しかし、それをあんまり表に出さないのも通例だ。
困ったことだが、僕が間接的に係わった事例もまさにそれに当たる。
1.目的の明確化:これもねえ、はっきりしないで進めることが多々あり。利用する対象者さえ書いていないものも多い。
2.対象者の分析など:これもほとんどない。必要性もないまま作る感じね。
3.業務の見直し:これなんですね、実際必要なのは。マニュアル作成で業務が改革されないとね。組織制度の改革なくしてマニュアルの存在理由はないね。
4.作成プロセス:これもねえ、作成者の理解のまとめみたいなものが多い。それじゃ、作る意味ないね。
5.導入・定着:希望的観測で、うまく行きましたと、評価分析屋は書くね。これも嘘。
6.運用と改善:マニュアルは改訂されるのが普通。概ね、そこまで行くケースはない。だいたい運用されない。
工学的なものはいいが、計画的なマニュアルはほとんど制作者の自画自賛だけ。
今までだと、統合的水資源管理とか村落給水管理とか作っても誰も使わない。クライアントさんも薄々気づいていらっしゃると思うんですが。。。
僕も来年またマニュアルを作ることになるが、完璧に工学的なんでほっとしている。
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Count it all joy, my brothers, when you fall into various temptations. (Jacob 1.2)
2016年12月16日金曜日
2756:マニュアルの作成プロセスと課題
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