日本のコンサルタントは国際展開本格化にどう取り組むか
~海外市場で戦うために必要なものは何か~
というあるセミナーの概要をネットで見せていただいた。呆れた。
ああ、なんと無様な内容なんだろう。昭和30年代のセミナーかと錯覚したが、まぎれもない平成22年のセミナーである。
過去、現在、将来という時系列の中で将来が語られていない。最大手のコンサルからも事務屋と建設監理屋が参加しているが、無意味な議論と提案ばかりに感じる。
既に国際化した中で、今更フランス人からご指南を受ける間抜けさはない。社交辞令は要らない。
天国にいる先人たち、工営の久保田さん、パシコンの河野さんらがこの体たらくを呆れているだろうか?
今更になって、官民連携とかゼネコンと協働とか今のコンサル業界は非常に甘えている。
人材がいないとは、無責任はなはだしい。育てていないではないか。世銀やアジ銀などの国際機関の案件をコンスタントに首尾よく受注し実施できるコンサル会社はいくつあるのだろうか。参加している幹部の的確なレビューと提言はない。
日本のコンサルは戦後久保田さんらが必死で育ててきた。それから60年以上経っているのだ。大手コンサルは中小コンサルを育成する前にやることは山ほどあるはずだ。
久保田・アルフォンソ・豊が、天国で泣いているかもしれない。
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