40年ほど前に日本工営に入社したが、その時にもらった社内報が傑作で、特集は「いかにコンサルタントがインターナショナルになれるか?」だった。確か人事部の徳舛さんが議論に参加してたかな。彼今どうしてますかね?まあいいか。
それから40年。ODA総額が延び、海外コンサル事業も大きく伸びて、その後バブル崩壊で落ち込み、ODAの額が半分以上減って、受注額も大幅に減じた。
海外開発建設コンサルタント会社の繁栄と没落。
人材も減ったねえ。海外志向の学生もまずJICAとか商社に行きたいらしい。報酬がいいからね。コンサルには来ない。来ても何年かで転職し、JICA、世銀、アジ銀などを目指す。
国際機関の案件や民間事業、ハイテックなどの分野にはほとんど進出できない。人材、技術、ビジネス感覚などが劣る。
相も変わらずJICAのお仕事ばかり。これでは受注額を伸ばせないし、国際化は無理。
そして、今国内外をまとめてグローバル展開??冗談でしょう。
海外コンの人材を忙しい国内コンに行かせるのはいいが、逆は無理難題。仕事の中身が大違い。
以前、イギリスの中堅コンサル買収を狙ったが、オランダの最大手コンサルに横取りされた。買収できたのは、ちんけな建築コンサル会社。
一方、ハイテクは?超純水および排水再利用、水素エネルギー、AI、水処理などハイテク技術はなく、多くはローテク。途上国のコンサルでも対応できちゃうね。
後は、JICAの予算に対応して成長するのみ。
これがグローバル展開という意味か。
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