久々WOWOWを見た。英語の映画だと兎に角字幕が入るので気が散ってしょうがないが、日本映画だとストレスなしでいい。
「沈まぬ太陽」
山崎豊子作だから大袈裟なストーリーだ。この作品については以前書いたが、とても主人公に感情移入できない。ご存知JAL社員だし、同情すべき状況ではないからだ。
「矜持」がテーマだそうだ。誇り、自負、プライドか。
途上国に約10年たらい回しされたJAL社員に同情はない。労働組合の委員長というのも権威主義の裏返しだしね、嫌いなタイプ。彼が東大で講演した文章も見たが、いやらしいタイプだ。
それら途上国での仕事に最初から「矜持」を感じているコンサルだからね。
アフリカの自然が好きだって。冗談は止めてほしい。そう単純じゃない。
貧困は悲惨だが、同時に逞しいのだ。
高々、首都になるJAL支店程度でアフリカを語る単純さには共感できないよ。日本人的発想だ。
2000年頃、イランのテヘランに赴任していたが、この作品のハードカバー(上、中、下)を妻に送ってもらったが、そのことを知った当時の所長が、
「そんなろくでもない小説を読むんじゃない。」
と激怒した。当時彼もイラン人に虐められ精神病患者のようだった。
確かに、コンサルの立場から見れば、JAL社員の苦悩など苦悩に値しないことは確かだ。
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