帰国して普段見ないテレビドラマの再放送を何本か見る。
ここ数日はTBSの「新参者」。
原作がいいためか、見入ってしまう。脚本が素晴らしい。
短編ごとに主人公がかわり、事件に直接関係ない周辺人物の小さな謎を解いていくうち徐々に本来の事件解決が浮かび上がっていく構成となっている。
着任したばかりの刑事が、事件を追い、未知の土地を歩き回る。要するに、新参者だ。
見ていると、初めての途上国に赴任し、業務を進め、水セクターの課題を探り、解決に向けて動き回るコンサルの自分に似ているなあーと実感する。
こじ付けかもしれないが。
直感と知見で解決策が思い付くことは奇跡に近い。
遠回りでも様々な組織や関係者と雑談し、信頼を得ないと進まないし、解決策は遠い。
コンサルってカウンセラーや刑事に近いと以前書いたかもしれないが、刑事もののドラマには感情移入することが多い。天才的な探偵ではなく、地道で一見無駄な作業が、結局は解決に結び付くことが多い。
愚鈍な私にはコンサルは向いた仕事かもしれないし、ジグソーパズルの謎解きは気が遠くなることがあるが、解き始めたプロセスは案外楽しい。
いつも新参者という意識を大事にしている。
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