この国に来てこのダム湖を見ないで帰るのはダム計画専門家としてはいかがなものかと思っていたが、今日行くことが出来た。
ダム高100mでロックフィル。60年代後半から運転開始の発電用のダム湖である。貯水面積では三峡ダムが出来るまで世界1と云われている。本当がどうかはちょっと調べてみる。
環境影響評価がまだそれほどうるさくなかった時代。8万人を移住させたという。
コンサルはアメリカのカイザー。コントラクターはイタリア。発電機器は、カナダとオーストリアと案内の女性が説明していた。アルミ精錬工場のための電力として重要であったらしい。アサハンに似ている。
丁度沿岸付近の狭窄部にダム地点がある。まさにダム屋にとっては打ってつけの地点だ。
見るからにアメリカの設計。流量が多いので落差は稼がずダム直下式である。
水政策とか気候変動適応とかやっていると久々ダムを見ると昔が懐かしい。
1000MW規模だから、トルコのアタチュルクダムよりはずっと小さいが、流域も越境河川だから壮大だ。以前タジクのアムダリア上流で200m以上のロックフィルを見たが、あの時も感動ものだった。
夕飯はイタリアンということになり久々の外食となる。
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