昔々からこのENRのランキングは見ていて、日本のコンサルやプラントエンジニア会社やゼネコンの設計部門のランキング変動は興味津々であった。いい時代だったね。
多分この10年以上、コンサル会社でも社員が見ることもなくなったであろう。見るのも忍びないという状況だからだ。
さて、7月下旬に2010年度版が発表された。まず、日本勢が世界の市場でどの程度活躍しているかだが、中国と韓国との比較で示すと以下の通りになる。
日本:2.4%
中国:3.9%
韓国:0.5%
流石に韓国には負けてはいないが、あっという間に中国に抜かれている。この指標は自国以外で09年度の実績である。全体の動向はまたいずれ。
では、日本の設計企業の成績はどうか。ランキングの前者は他国での実績で、後者は会社全体でのランキングである。
さて、
日揮:26、47
NK:60、62
千代田化工:74、149
オリエンタル:85、84
日建設計:101、67
NJS:116、150
八千代:130、132
住友三井建設:158、85
CTI:163
鹿島:181、120
日水コン:192、143
日本設計:196
である。
何と評価すればいいか、欧米一流コンサルの評価は別途するが、全般的に見れば明らかに惨めな結果である。確か、部門別、地域別のランキングでもどこも10位以内に入っていない。
日本の大学の世界ランキングと似たり寄ったりかもしれない。大学には失礼!!
パシコンの崩壊(PCIだけですが)も大きいね。PCKKだけじゃ出て来ない。日揮は非常に健闘している。NKは低迷まっしぐら。他社は語るべき段階ではない。これも失礼。
国際一流コンサルの結果はまた今度。こちらも大変面白い変化があるし、ブランドだね。
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