南部からの出張から戻った。
昨日の夜は久々ラムチョップをエンジョイした。やはりラムはうまい。中近東が長い小生にとってはラムの味は格別である。
さて、役務の話。役務は案件実施の重要な役割を果たすことは当然なのだが、本格調査を生業としてきた者にとっては、重要な情報は与えてくれないことがほとんどである。多少プロポ作成に利用できても、勝つにはそれ以上の情報が必要だ。事前の調査報告に依存するようでは勝ち目はない。
だから、役務での情報が非常に豊富であれば、各社の事前情報量の差異がなくなり、後は専門家配置や方法論で勝負となる。役務での最大の貢献はそこにある。適当では困るのである。
下記に役務の必須条件を列記してみよう。
1.出発前にほぼ9割方の現地関連情報を得ておく。ネットの方が大量の情報を得やすい。熱意が足りない。
2.地図の持参は当たり前で、ナビゲーション的な地図がないと動けない。日本で収集可能。ご自分がどこにいるのかが分からない人がいる。
3.資料は出発前に必ず読んでおく。読んでいないと現地での情報収集が非効率的で不確かになる。二度手間で質問する意味はない。
4.現地関係者との連絡方法を現地到着後直ぐ確立させる。芋づる式の効果あり。積極的な人物評価が足りない。
5.コミュニケーション能力を高めておく。英語が出来ない人が殆ど。致命的。
6.フットワークは最大限軽く。お客さん的な人も意外と多い。ボーっとしている暇はない。時間厳守。
7.主張は控えて、聞き耳を立て、人の話を聞く側に重点を置く。1と3の情報を基に質問する。
8.文献資料の入手を重視し、インタビューは単なる確認。3と連携。
9.写真撮影も結構だが、自分の目で確かめマクロで状況を記憶する。車窓からの景色も同様。地形、地質、植生、生活、交通量、農産物など様々な情報が得られる。寝てしまうのはご法度。
こんなところでしょうかね。兎に角、他国での経験を基に推測することは止めましょう。焦っているのは分かるけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿