カナダって社会主義国のようで結構庶民には住みやすいんだが、如何せんunderfundedと言われるように、財政力がないので、お金が切れるとすぐ援助から撤退してしまう傾向がある。
そのことについては、以前書いた。
隣国の時は、カナダが水衛生SWApを仕切っていたが、突然撤退し、当地への援助に移った。あれから4年、すでにこちらでも水セクターから撤退している。当地では、オランダがSWApの幹事だ。
インドネシアの北スラべし州でもCIDAがそうだったね。6年間続いた技術支援も終わったらすべてが無くなった。大量の書籍や報告書、マニュアルは図書館の隅でほこりをかぶっていた。その中から良さそうな書類を見つけ役に立った。現地には何も残らない。
カナダやカナダ人は大好きだが、CIDAの活動だけはよろしくない。
今日会ったカナダ人のおばさんはまさにこれから僕が検討するテーマをこの国で20年もやっているのだ。そのことはある公式文書でも確認済みだった。
その責任者が向こうからやってくる幸運はそうないだろう。そういうことって儘にあるんですね。
神様の計らいというと大げさだが、事実だからね。
セグメント的な雑駁な情報が何かの計らいで突然有機的につながってくる醍醐味はコンサル冥利に尽きる。
一人調査団とは言え、一人じゃないんだなとつくづく思う今日この頃である。
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