我々コンサルタントもいろんな国に行くが、いくつかの国で警官に呼び止められお金を取られたり、パスポートなど身分証明書を持っていないということで因縁をつけられ拘束されるという話を聞く。
以前カザフのアルマータだったかな、一緒に行っていた東電の若手が、道で警察官に絡まれている。丁度通りかかったので、説明して、助けてあげたことがあったくらいかな。
イランのテヘランでは、所長が散歩中にやはり警察官に呼ばれてお金を取られた話を聞く。
この国でも、警察官に事情聴取され、身分証明書がなかったため警察署に連行された事例も多いという。
さてねえ。話としては良く聞くが、自分自身警察官に呼び止められた経験が全くない。近寄ってこないのだ。
今日聞いた事例では、クライアント関係者が車を運転中、警察官に呼び止められ、助手席に置いてあったお酒が違法と言われたそうだ。トランクに入れておくことが法律で定められている。
へえー。
いろんなことがあるようだ。この国も中国人が多いから、中国人と見られているのかもしれないね。
出張する5州のうち1州だけが州都から出ては行けなかったが、今回からは、別の州でも治安が悪化して州都からあんまり出られない状況になってきた。
僕の場合、トルコの南東で誘拐されそうになったり、クルド人暴漢に襲われても、何とか切り抜けてきたからね。ジャカルタではタクシー強盗にもあったし、隣国レソトでも真昼間に強盗にあった。
いい教訓だったねえ。あんまりぼーっと町を歩かないことかもね。
僕らは狙われているのだから。
余談だが、以前マニラのホテルに到着したら、下のレセプションから部屋に電話があり、別の日本人客が大変なことになっているので、ちょっと下に来てくれないかと呼ばれたことがあった。
レセプションの電話を取ると、日本のメーカーさんかなにかの会社員がマカティ警察所にいるという。催眠剤強盗で丸裸にされ路上にいたところをマカティ警察署に保護されたそうだ。その人もすがる思いで助けてというそぶりでないし、どこか偉そうなんですね。日曜で会社と連絡が取れないとか。
僕は結局マカティ警察署に行くこともなく、彼には一晩そこで頑張って明日会社の現地事務所と連絡してくださいと彼を見捨てた。彼は今日マニラに着いたばかりで、睡眠薬強盗に引っかかる不用心。こういうのはしっかり反省してもらいたいとの思いだ。
実際、睡眠薬強盗は死ぬ恐れもある。致死量を超える場合ね。彼は命が助かっただけラッキーなのだ。後は一晩、汚いマカティ警察署で反省してもらいたい。
ジャカルタのタクシー強盗だって、戦って殺された会社員もいる。
コンサルタントは、強盗や誘拐犯とだって交渉する知恵があるんですね。勿論、警察官も。
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