◎プノンペン水道公社が受賞 ストックホルム産業水大賞
Date: Wednesday, June 2, 2010 14:38 GMT
☆共JBN 外0551(産業、水資源)(10・6・2)
【ストックホルム(スウェーデン)2日PRN=共同JBN】エク・ソン・チャン総裁の指導の下にあるカンボジアのプノンペン水道公社(PPWSA)は、飲料水の供給と自給に対する世界クラスの業績を認められて2010年の「ストックホルム産業水大賞」の受賞者に指名された。
PPWSAの総裁としてエク・ソン・チャン氏が任命された1993年まで、プノンペンの水道供給システムは数十年の内戦の影響で極めて貧弱な状態のまま取り残されていた。チャン氏はそのチームとともに、全供給システムを修復し、費用対効果のある課金・集金法とともにプノンペン市民ほぼ全員に水を供給する世界クラスの管理法を導入した。
この国際大賞の審査員団は表彰の中で、「PPWSAは腐敗・汚職と成功裏に戦い、広く受け入れられているビジネス原則と戦略に基づく簡潔かつ効果的な管理技術を採用して、大規模な国家的開発を実現できることを実証した」と述べている。PPWSAは9月5-11日に開かれる「2010年ワールド・ウォーター・ウィーク」期間中に同賞を受賞する。
エク・ソン・チャン総裁はPPWSAを代表して受賞の知らせを受けて、この受賞によってPPWSAはほかの世界クラスの組織の仲間入りを果たし、将来目標の達成に向けてさらに努力すると語った。同総裁は「私のチームはこの権威ある受賞に鼓舞されて、徴収効率を高める使命を実行し、水道規制を改善し、電気やその他のコスト高にもかかわらず効果的な管理とコスト回収作業を通じて、安価な価格で持続的に水を供給する」と語った。
▽ストックホルム産業水大賞について
ストックホルム産業水大賞は、水の消費と環境への影響を最低限に抑えによって、持続的な水管理に対するビジネス部門の貢献を顕彰する。同大賞はすべてのビジネス、産業部門に与えられる。同賞は王立スウェーデン・エンジニアリング・サイエンス・アカデミーと持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)の協力を得て、ストックホルム水基金によって2000年に設立された。同賞はストックホルム水協会(SIWI)によって管理されている。
▽ストックホルム水協会(SIWI)-将来に目を向けた行動のための独立系最先端水資源能力
ストックホルム水協会(SIWI)は政策集団の協会であり、世界で高まる水危機と戦う国際的努力に貢献する。SIWIは持続的な開発と貧困撲滅につながる世界の水資源の自足的利用に向けて、将来に目を向けたナレッジ統合政策を開発、推進する。
(了)
0 件のコメント:
コメントを投稿