今、JICA内でもPCMの再検討がなされているし、プロジェクトの評価分析手法の見直しも行われようとしている。
常々、思うことだが、分析評価という専門性はない。
プロジェクトの分析評価は、対象とする事案の専門家が行えると思っている。
実際には、小さなコンサル会社に多くの評価分析だけをやっている一群がいる。
何ででしょうね?
たぶん、評価分析手法がある程度確立され、それに特化した人たちがいるからだろう。実際、それらの評価分析専門家(?)が1位指名を受けるのが普通だ。
果たしてそれでプロジェクトを評価できるのだろうか?対象の専門性がないのに。
そういうことを感じて来ているんじゃないかな、JICA内でも。
コンサルが自立発展性に留意して実施したといっても、プロジェクト終了後数年で、ほころびが生じるケースは多々散見されるのである。
持続性を謳った案件でも持続性が見いだせない事案もあるが、コンサルサイドで自画自賛したことがそのまま残ってしまう。それを真に受けると真の姿が見えてこない。
まさに、評価分析は専門家がすべきなのだ。
専門性のない評価分析家では無理だ。ワンパターンな評価と分析。
それじゃー、いくら評価したって真の課題と改善は見えてこない。
以前頻繁にあったPCMや環境影響評価と同じで、
例えば、
給水衛生/評価分析
水資源管理/評価分析
など、専門家が兼務するのが良い。
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