どこの国でも、次官や局長クラスの執務室は広々として膨大な書籍が並んでいる。
それらの書籍や資料を全部自由に見させてくれれば、調査計画にとってこれほど効率的なことはない。しかし、現実問題としてそのようなことは全く期待できない。
ここの水省では長らく水資源局長が変わらず彼これ20年以上前局長は膨大な書籍を抱え込んでいた。今の局長になってもずっと前局長の書庫は片付いていなかったが、今日あたりやっと棚卸の本格的な作業が開始された。
待ってました、と思わず心の中でつぶやいた。
片付け作業者はこの2年ずっと重要内部資料の収集を手伝ってくれている。
これで前局長所蔵の貴重な資料・報告書が入手できる。かも。
兎に角トップダウンのお国柄。なかなか資料が入らない。偶然入ることも多い。
現局長が大量の書籍を放出してくれることを願う。現局長も一冊一冊見てはいるが、多分最後にはえいやで資料は抱え込まないであろう。20年分は流石に膨大だ。
棚卸が終了した段階で、作業者との面談になる。
重要な文献とか資料はある意味生き物みたいな側面もあって、探してください、と言っている気がする。
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