あっという間に、1100回を超えた。雑文やネット情報の転記ばかりだから総数に意味はない。書いて社会運動を起こすとか、論文を書くとか、益してや文筆業でお金を頂くつもりはさらさらない。コンサルの命は報告書だけだ。技術移転は最も大事だが残念ながら成果を証明できない。本ブログはその成果の分からない道程の毎日の足跡を記録していることだけだろうね。
さて、開発と考古学。
関係なさそうだが、コンサル人生30年では、まさに重要な発想である。
これに心理学も付け加えるといいかもしれない。
どんな職業もそうだが、コンサル活動にとって情報集活動はプロジェクトを発見したり、形成する上で最も重要なプロセスである、と言い切れる。
天才的な専門家は何の情報がなくても現場を見たりすると、ベストな答えを出せるが、常識的なコンサルでは答えを出すのは十分な情報を得て、精査してからでないと出て来ない。
調査活動の前には一般的に質問票を作成する。短期間で必要な情報や資料を確実に得たいということだ。これが中々難しい。質問票の作成ではない。実際、この方法で確実に情報を得たことは一度もない、と云い切れる。
情報は常にどこかに隠れている。すんなり出してくれる方は中々いないのだ。要求どおりに出してくれるようなら援助は要らないかもしれない。
このブログでも情報収集における面白事例を紹介していると思う。
相手によっては、意識して隠し出さないことも多い。不親切というのもある。持ってる人に会えないというケースある。状況は様々である。
だから、質問票は作っても安心してはいられないのが常識のあるコンサルである。
限られた調査期間が終わるころ、探し当てた資料や情報を纏めると、自然に質問票を自分で全て書けることになる。
だから考古学なのである。
発掘すべき情報源を的確な「人層」から見つけ出す。一つ出てくれば芋づる式に出てくる。
開発考古学の始まりである。心理学的な「心」を読む読解力があると「人層」も直ぐに見つけ出せる。
今日の収穫は、偶然の発掘。ある機関の所長との面談をアポなしで行って、秘書のおばさんに、「5分だけ」と云って無事に普段めったに会えない所長に会ったが、秘書室で待っている間に、ある貴重なガイドラインの束を見つけた。早速秘書に1部頂戴とお願いして頂いた。この資料も正式に頼んだらいつくれるか分からない。秘書のおばさんとの雑談も大事なのだ。女性心理学と言えるかな。無粋な大人じゃ駄目なんですね。
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