Count it all joy, my brothers, when you fall into various temptations. (Jacob 1.2)
2025年7月20日日曜日
2993:会長、あとはよろしくね。
20日日曜午前8時前。参議院選挙だね。最近は、選挙速報も始まってすぐ結果がでるのでおもろくないね。
今の会社も5日の午前まででバイバイ。午後AI活用という意味のないセミナーの最終回。まあ会長の依頼なんで最後のご奉公。
マネージャークラスや社員の士気が上がらないとの会長の弁だけどね、僕の力では解決は無理。大まかに現状、対策をまとめ、AIに会長あての報告書を作成してもらった。1秒以内。あとは、趣旨を精査し、良ければ明後日報告。では以下に。。。
「【素案】マネージャー育成に関する現状報告と提言
報告者:〇〇〇〇
日付:2025年7月◯日
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1. はじめに
会長よりご指示いただいている「次世代マネージャーの育成」について、現場のヒアリングと対話を通じた現状分析を行いました。その結果、技術課題と適応課題の間にあるギャップが、育成の障壁となっていることが明確になりました。以下に報告いたします。
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2. 現場の声:やる気が出ない理由
複数の社員・候補者との面談において、以下のような声が聞かれました。
• 「今の給与では責任あるポジションに手を挙げる気にはなれない」
• 「技術的な問題は解けるが、人を巻き込む・仕組みを変えるのは難しい」
• 「やればやるほど損をする気がする」
これらの声から、社員は“与えられた業務”には責任を持つ意識があるものの、“自らの判断で組織を変える”という適応課題に対しては及び腰になっている現実があります。
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3. 背景にある構造的な課題
項目 現状の課題 本質的な問題点
報酬制度 責任増に対して報酬据え置き リスクとリターンの不均衡
評価制度 結果主義偏重 適応課題のプロセスが評価されない
裁量権 決定権の不明確さ 主体性を出すインセンティブがない
組織文化 無風状態を是とする傾向 「変えよう」とする人が浮く風土
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4. 提言:今後の育成と制度整備の方向性
以下の4つの施策を検討すべきと考えます。
4-1. 責任と報酬のバランスを取る仕組み - 役割手当・チャレンジ手当の導入 - 期間限定の権限・裁量付与とそれに伴う手当の明文化
4-2. 適応課題を「チームで」取り組む仕組み - 特定の個人に丸投げせず、経営・現場の伴走体制を設ける - 1on1やピアレビューの定期化
4-3. 評価制度の見直し - 結果のみでなく、プロセス(挑戦・巻き込み・改善行動)も評価対象とする - 失敗しても“挑戦”を承認する文化の定着
4-4. 小さな成功事例の積み上げと共有 - 小規模な適応課題への挑戦を「社内プロジェクト」として見える化 - 成功した社員には、全社での表彰やキャリアパス提示を行う
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5. 最後に
社員が「今のままではやる気が出ない」と感じているのは、個々の意識の問題というよりも、制度設計・組織文化・評価の仕組みが適応課題に追いついていないためです。
次世代のマネージャーを育成するには、彼らが安心して「一歩踏み出せる」場づくりと、それに見合う報酬・権限の再設計が必要不可欠です。
本提案につきまして、方向性のご確認をいただければ、具体的な制度案および育成プランに落とし込んでまいります。」
あとはよろしくね。チャオ
2025年7月19日土曜日
2993:いよいよ再出発まで1か月だ!!
7月19日、朝6時38分。24度。今日も暑くなるかな。
昨日はリクルーター担当者と最終調整。事業の現場にどういう体制で行くのかを確認してもらうように頼んだ。本社は日本橋室町。以前今の会社の会長とある会社にご挨拶で行った覚えがある。
日本橋室町三井タワー。三井不動産の縄張りだね。ボストン・コンサル、NEC系の会社などが入っている。結構いいビル。環境もいい。
僕は京浜東北なんで、神田駅から歩きかな。久々だ、昔、通学で使っていた。地下鉄だけど。春日部から東武伊勢崎線・日比谷線で上野。上野から銀座線で神田。なつかしいな。
今は存在しない千代田区立今川中学校に通っていた。このブログでもいっぱい書いてる。それが、56年経って通勤だってさ。神田駅周辺の飲み屋も大学大学院時代はよく行きました。バイトもしてたね。
いろんな思い出がある神田から歩いて10分以内かな。
71歳だから、会社全員僕より若いよね。いい環境だ。僕は発達障害なんで、70歳超えても気分は高校生か大学生。好奇心だけで生きてきた。先輩風をふかして偉そうな態度ができなくてね。末席を汚す、という思い。と言って卑屈じゃない。
若い優秀な社員からエネルギーとパワーを頂きます。結構いるんですね、ヘッドハントされた方々。LinkedInでチェックするとね。リクルーターさんが教えてくれた。給与がいいからねえ、外資系並み。僕はあんまりお金には興味なし。大体、大雑把に言って年収800万円程度から上は出費がかさんでね。上位の住宅、車、教育費など想定外のお金がかかり貯金額は変わらない。勿論2千万円を超えてくると違うでしょうね。そこまでは経験あるんで、意外とハワイ行ったり、いい車買ったりしているとね。
さてさて、人生の経営戦略。これから1か月。ケセラセラで、精査しよう。
2025年7月18日金曜日
2992:ケリー・チェンがんばれ!!
7月18日、午後10時。飲み会から戻った。今日の飲み会は就職祝いのリクルーターさんからのご招待。
場所は品川高輪口。金曜だから人人人。こないだの三田と同じ。
予定していた場所が団体客が多いということで変更。ウイングというビルのレストラン街。プリンスホテルの中なんかな。よく知らない。
2018年同じ会社のリクルーターさんとのお食事は代官山だった。担当はシンガポール人のケリー・チェン。彼女はもうシニア・マネージャークラス。彼女の部下が今回の担当者。イギリス系の大手リクルート会社。
今回の担当は日本人。33歳。若いね、長女と同じくらいか。いい感じの青年だ。奥さんはカナダ人とのこと。英語は独学で留学経験はないそうだ。奥さんとは日本のマッチングアプリで交際開始だとか。
僕って田舎出身なんです、と。へー、じゃあ出身県当てましょうか。そうだな、九州、中国、四国の感じじゃない。関西弁じゃないし。中部でもなし。じゃ、東日本か。北海道でもない、秋田、新潟でもない。青森の訛りもない。宮城か福島あたりですか?
僕は岩手なんですと。まあかなり当たったかな。
それじゃー、東日本大震災の時は大変だったでしょう、と不注意に聞いちゃった。悪かったな。
僕の父親が亡くなりました。
ごめんね。いやなこと聞いて。
彼もお父さんがいたらと思うんです、と。
ケリー・チェンは元気と聞いたら、マッチングアプリ見てますよと。彼女もシンガポール人。シンガポール国立大卒。できるからなあ、結婚は難しそう。
彼が恵比寿のスタバで彼女を見たんだって。泣きながら、パン食べて、スマフォ弄っていたんです。
そうか、彼女もいろいろ複雑だ。38歳のキャリアウーマン。いい相手が見つかるといいね。
2025年7月15日火曜日
2991:避雷球という器具
今日は午後から横浜に。高輪から湾岸で雨の中車で移動。1時間程度だったかな。会長が電車から車でという判断。
行き先は、ランドマークタワー。久々だ。今回は、避雷球という落雷制御の会社。Mさん一家の企業。これまで息子さんとは2回ほどあっていたが、代理店契約が締結されたので、社長と面談。
奥さん、息子さん、そして息子さんの奥さんの4人で会った。なかなか品のいいご家族。いいねえ。品性というのは僕の人物評価の最も大事な要素。
避雷球というのは避雷針とは全く逆の発想。落雷を寄せ付けない。避雷針はこの270年間落雷を引き寄せる器具。だから避雷針業界からはかなり激しい攻撃を受けている。反骨精神のあるM社長。
人身を守る、電子機器を守るのが目的。建物を守る避雷針とは違うね。この器具の将来性を見込んでいる。
とは言え、もう3週間で今の会社はバイバイ。次の会社以降に関わろうかと思っている。横浜市はこういう新事業展開に協力的だね。
2025年7月13日日曜日
2990:2019年の年間手帳発見!!
あと1か月で新会社入社なんで、ちょっとお勉強開始。
デスクの周り整理。あんまり自宅で作業しないのでスペースがない。書籍とか資料のね。
やっと整理整頓した。専門書、資料ファイル、入社関連文書。とりあえずこんな感じかな。
整理していたら、2019年の手帳が出てきた。2019年も激動の1年。東広島マイクロン半導体工場の工事監理で2018年の2月からドイツのEPCコンサルに雇われていたが、このコンサル会社の能力がなく、マイクロンから1年でコンサル契約を解除された。ドイツ人、イギリス人、シンガポール人、日本人すべてが解雇。すごいよね、外資系の判断。
僕もその一員。2019年の1月には、マンションを引き払い、東京に戻った。再就職先を探していたら、マイクロンから連絡あり、プロジェクトが終わるまでマイクリンで雇用すると。
へー、そんなことあるんだ。それでまた東広島に戻った。またアパート探し。以前いたところは高いので、広大の学生が住んでいるアパートに決めた。西条駅からすぐ。
それで、工事が終わる9月まで西条にいた。東京に戻って家族でハワイに。そのあと就活。日本のコンサルに決まり、2019年12月から出社。
そんなころ、コロナの影響が徐々に出てきた。身近な人も肺炎。やばいな。2020年からはコロナで在宅が普通に。
2020年からもいろいろありましたね。
2021年:スペインの再エネEPC会社
2021年から2024年:ゼネコン
2024年から現在:アメリカのスポーツ照明会社プロマネ
2025年8月から:日本最大の会社の新規事業(予定)
さてさて、これからも激動だねえ。。。
2025年7月12日土曜日
2989:reach, match and safety 忘れていたよ。
7月12日朝。外気温22度。
さてさて、僕が匿名で書いているブログも2985号まできた。3000まであとちょっと。2008年11月から書き始めて。2009年からは南部アフリカの水資源専門家の仕事が2年間あり、毎日書いていた。2014年のモザンビーク2年間も専門家派遣で相当書いていたね。それ以降はあんまり。16年くらいで約3000だから、年間200弱。2016,7年のパラグアイでも書いていた。
結構いいペースだったかな。
アクセスした方々がどの号を読んいたかは分かるので、昔々こんなことを書いていたんだと思い返しても忘れている。
当初は、統合的水資源管理に関して書くつもりだったが、1年ほどで雑駁な内容に変化。
中には、僕が書いていることを察して、メールをくれることも。そろそろODAからも離れたから名前を公表してもいいかなと思う。でもねえ、結構辛辣なコメントもあるから、用心用心。
統合的水資源に関してももうJICAさん関係者も疑問視している方もいてね、僕の批判を受け入れてくれる柔軟さもでてきた。AIもね
2025年7月11日金曜日
2988:神のみぞ知る!!
今日はリクルーターからのご招待で飲む約束をしていたんだけど、突然電話。
この何日か、お子様の入院でご夫婦一緒に入院されていたと。コロナだそう。
チョット調べると、まだまだ全国的に患者さんが多発。それで、今日の飲み会を延期にしたいと。
どうぞどうぞ、ご家族の健康を優先してね、と伝えた。
僕との飲み会なんてどうでもいい。来週に延期。
そのあと、会長から呼ばれ、どうしても辞めるの?何とか辞めないでと懇願された。僕自身の人生の経営戦略上、チャレンジしたいとお願い。納得された。でも、土日だけでも協力してとまたお願い。ありがたいねえ。首になったら、戻ってきてねと。
やっぱ会長は経営者。カリスマ性はある。結構わがままで傲慢体質。それでかなりの人が辞めている。でも会長の経営者のカリスマ性は評価している。
首になって戻るのは恥ずかしいので、出社はなして、在宅中心でならとお答え。
まあ、どうなるかは神のみぞ知る。
2025年7月10日木曜日
2987:DocuSignで署名入り契約書を送付
今週火曜日に雇用契約書類のサインを入れて送付という要請があったんですが、ヤッフーメールのためか僕のところに届かず、困ったんだけど、自筆のペーパーを明日担当者に届ける段取りをしていました。今日はなぜかDocuSignのメールが無事に届いた。
サインと言っても自筆じゃないけど、ソフト上でオーケーということなんでしょうね。まずは一安心。もうデジタルサインという時代なんだね。こういう方式はこれまでなかった。12社目だしね。
明日はお世話になったリクルーターさんと飲み会。ロサンジェルス・バルコニーだってさ。しゃれてるねえ。まあ本場じゃないんですが。奢りかな。
7月10日。今の会社も8月5日午前まで。
会社の要請で、生成AIの社内利用のセミナーを3回開く。8月5日その3回目。それが終わってさようなら。。。
ハイボールを飲んで、今日のパソコン作業は終わり。
2025年7月6日日曜日
2986:ジュンク堂で本を買う、何年ぶりか?!
7月6日朝9時40分。外の気温は29度。今日も暑くなりそうだね。
[WRKS] 98.7 Mhz, Kiss Fm (1988-03-31) New York After Dark with Yvonne Mobleyを聞きながらお勉強開始。と言っても、収集資料の整理から。
この作業は40年以上続いた出張前の準備作業。どれだけ専門性があっても、新規の案件対応は関連資料を集めないとね。論文書くのも同じ。天才じゃないし。
案件によっても資料収集の量と質はおのずと違ってくる。今回は多くて深いかな。
これまでで最も資料が多かったのは、1988年のトルコ案件。南東アナトリアの地域開発のマスタープランだったね。あの時大型のアルミのケースに参考図書をいっぱい詰めた。すべてハードカバーの英文の専門書。総重量は30キロ以上だったか。ミニ図書館レベル。
当時一緒に机を並べていた上司の広瀬さんが、びっくり仰天していたね。彼は部下を一人連れていたが、僕は部下なしで書籍だけ。彼もその後ご出世して、日本工営の社長になった。。。
研究案件のような業務だった。調査対象地域全体の水資源・エネルギーの最適投入計画を線形計画法の最新手法とソフトを使って解析・計画案策定。日本ではまだ誰もやっていないので、参考はアメリカ。
3か月で無事に完成。奇跡だね。実際もっともモデル化できなかったことは夢で発見。朝起きて数式にまとめた。何十年ぶりに、東大で国際会議が開かれ、ビスワスさんの奥さん(国際水資源学会の会長でビスワスさんの後継者)と挨拶したが、僕の名前をなぜか知っていた。彼女は、博士論文を僕たちがやった案件をベースにしていたので、僕の成果と名前を記憶していたんだね。あれが、2009年くらいか。
さてさて、話が随分逸れた。
今度の案件は分散型ハイブリッドマイクログリッドプロジェクトの実証試験。まあ実験じゃないけどね。もう各地で実証され動いている。でも、あんまり詳しくは知らないので、ネット検索でかなり集めていて、質と量においてもたぶん万全。でもちょっと本屋に行って関連書籍を見てみるかとうちの奥さんと大宮駅に。
そごうの三省堂は全く専門書はなし。高島屋のジュンク堂はさすがにいろいろあったね。和文だけど。まあ現場は富士山のふもとだからいいか。すでにネットで集めたものを本にした感じ。3冊で1万円くらい。高いねえ。ネットならタダ。まあいいか。
そごうで、仙台以来の牛タンを食べ、地下でマンゴのジェラート。土曜の大宮は人人人。東京に行く必要なしだ。暑いしね。
グリッドの最適化はインドネシアの1997年以来。水資源とエネルギーを専門にしていたことを忘れてた。この10年は、流域管理、超純水・再利用システム、太陽光発電、給水、会社の経営企画・事業計画、そして今のビジネスプラン・プロジェクトおよびプロダクト管理。今度はエネルギーだね。
久々だ。電気設備としては、太陽光発電、蓄電池、燃料電池。それらを電気通信的に全体最適運用するためのベンダー管理だ。プロジェクトマネージメントだね。
さて、今の状況は過去とどう違うか?AIという優秀な部下、パートナーがいること。この進捗と成果はいずれ事業化したいと思っている。AI-based managementだ。10人とは言わないが、少なくとも優秀な中堅と若手、アドバイザーがいる感じ。まさかと思うかもしれないが、もう半年毎日実験してきて、もう完成形になってきた。その過程は言えないけど、まさにチームワークでやっている感じ。
まあセンスが必要だけどね。
さて、整理に入りますか。
2025年7月5日土曜日
2985:三田で飲む
昨日は会社の役員と飲む。場所は三田。慶応仲通り商店街。飲み屋街だね。四谷で言えば、新道。賑わっている。
彼は慶応商学部卒のお坊ちゃん。新日鉄、コンサル、実業家。1年ほど前に入社した時にいい感じの人だなと思ったら、予想通りいい経歴だ。
彼と飲もうと言うことで、高輪ゲートウェーから一駅の三田駅へ。ナニコレ、昔の面影はない。人人人。
彼に転職のことを報告。まだ社長や会長には言っていないけどね。信用できる人。ビジネス的にも転職先とご縁があるらしい。慶応だしね。これが早稲田だと無理。早稲田は経営者には向かない。
彼から新日鉄時代の面白い話が聞けた。80年代最後くらいか。新入社員研修は北九州の八幡製鉄所。歓迎会は日本酒の樽が並び、終わりころには救急車が複数来て急性アルコール中毒患者を病院へ。北九州の飲み屋のこと。。。
昔、渋谷の南平台に新日鉄の迎賓館があって、一度幹部さんに連れて行ってもらったことがあるけど、最高のオモテナシ。赤坂の料亭以上だったね。彼に飲み会はあの南平台お願いしますと冗談言ったら、もうないよだって。そういう時代だね。
今度は僕が彼を富士山のふもとにご招待しませう。
2025年7月3日木曜日
2984:また入社手続きという雑用
今日は次の会社の入社手続き関連メールが送られた。12社目だもんね。いつもながら面倒。それで、入社すると、パソコン設定、携帯、などなど1週間くらいは雑用だね。特に、人事関連は慣れるまで大変。会社ことにシステム違うしね。メール、ライン、その他ITコミュニケーション。最近は、SlideとかSlackとか。。。
パワポは使えますかっていう質問もあったね。70歳じゃ使っていないと思われたか。1997年初めのころから使ってますよ。工営は、こういう関係は早かったね。確か、農村開発部の人のお兄さんがアップルで、1982,3年からワードや表計算ソフトは使ってた。コンサル業界では最先端。その後JVでPCIとかに広まったんですね。
まだ入社まで1か月半以上。お勉強が先だね。コンサルの案件参加前の準備に似ている。分散型ハイブリッドマイクログリッド。昔昔、インドネシアで、何年だっけ、1997年だ。全国の電力投入計画を担当。すべての水力、火力の既存、計画事業を最適投入、運用の最適化をやったね。あれと比べればねえ。まあ、再エネ、蓄電池、燃料電池の全体最適化だし、何とかなるでしょうかね。自信はないけど。ケセラセラ。
富士山のふもとで頑張りませう。
2025年6月29日日曜日
2983:あるメール返信
先ほど、長年の知り合いの方からメール返信。3年ぶりかな。
声楽家のお姉さまが亡くなられたので、メモリアルコンサートを企画中とのこと。
彼も工営社員だった。入る前からお名前は博士論文で知っていた。東大建築、南カリフォルニア大学大学院、コーネル大大学院博士さんだ。コーネルからオーストリアのシステム関連の研究機関、国際開発センター、そして工営海外企画部、独立して会社社長。工営2代目社長の次男でもある。
僕と違ってエリートだねえ。お父様を随分気にしていたね。
1999年くらいから、転職する前に3回ほど会ったりしていた。彼の会社には行かなかったね。というより入れてもらえなかった。まあそれで別のいい機会がくるという幸運を招く方。
彼も76歳か。持病の腎臓がちょっと悪化されているとのこと。社長職も3年前に譲ったのでのんびりされてほしい。
僕が都市計画の分野に行くことでびっくりされていた。僕だって持病はないがいつ何が起こるか分からない。まあお誘いがあるばでガンバろうかね。
彼とは88年のトルコの南東アナトリアで一緒だったので、いろいろ因縁があるんですねえ。具体は言えないけど。。。
2025年6月28日土曜日
2982:日本のコンサルは何位??
久々に、ENRでの国際建設コンサルトップ250のレビュー。2024年度版。
工営:36位
オリコン:55位
CTI:57位
JGC:112位
鹿島:128位
長大:153位
パシコン:158位
パデコ:159位
八千代:191位
以上
トップテンクラスにはもう入れないね。全体的に下がっている。コンサルというかエンジニアリング会社・部門も含む。日揮もねえ。専業3社と言われていたことが懐かしい。
長大は最近名前を変えた。パシコンもPCIが倒産後、海外部門に再登場したが10年の空白は大きい。
パデコは健闘かな。
全体的には大学のランキングに似ている。グローバルな展開がない。JICA依存じゃね。残念。もっと民間事業、国際金融機関の事業に出て行かないと。。。無理か。工営OB会の現経営陣には国際感覚のオーラ、気迫、輝きが見えてこない。引退したOBと一緒だ。
2981:転職の奇跡ではなく、軌跡
1981年大学院終え、工営から社会人がスタート。8月の転職を前にちょっと総括してみようか。
1.N工営:22年間お世話になった古巣。守破離で言えば、守りの期間。水資源、エネルギー、防災、環境、システム最適化などに関わった。技師、副参事という人事上の位置。プロジェクトベースでは、専門家補助、専門家、副総括、総括。JICA、JBIC,ADB,世銀の調査計画、設計施工監理に関わった。22年でほぼ完成。
2.T電設計:4年間。工営の部門とほぼ同じだから、他流試合。守りから破りへの第1歩。ただ、自分で案件を発掘し、提案し、実施するという主導的な立場。次長程度。ここから僕の契約社員という立場が確立。給与的にはあんまり変化なし。ただし、会社幹部とそりが合わなければ1年で終わりという宿命。スリルがあるし、転職が可能という、成長の機会ができた。また、JICAの事前調査の経験ができて、個人の力量で仕事を取るきっかけができた。これも成長のカギ。
3.M機構:東電天下りの海外事業本部長の意地悪で1年契約更新がなくなり、転職の必要。知り合いの紹介で理事長推薦で入社。ここでも契約社員。2年いたかな。IWRMの案件を八千代エンジとやった。八千代が素人でとん挫。僕は途中で不参加。これもねえ、八千代の不誠実がでてね。そんなこんなで2年でバイバイ。ただ水資源の専門家というお墨付きができて、その後役に立つことに。。。
4.K開発アソシエイツ:これも知り合いの推薦で入社。ここからは個人事業主が6年間始まる。離れる、という段階に。組織からね。この会社は実力主義。案件を取れば、88%の人件費を頂ける。いい会社。ただし能力がないと一銭も入らない。厳しいね。優秀な人材は天国。マラウイ、パラグアイ、モザンビークの3か国の専門家派遣で大儲け。よかったな。でも、その後初代社長がECFAの会議で不正を大宣伝。JICAの怒りをかって自滅し破産。馬鹿だねえ。認知症のおじいちゃんにいい会社が滅ぼされた。
5.C開発:この段階で60歳。もう歳だし、コンサルは無理かなと誤解。半信半疑で面接したが合格。4年いた。組織的には1986年ごろのJICA課長補佐不正事件で2年間の指名停止で没落。それから30年が過ぎていた。海外メンバーはアサインできる可能性があるのは数人。部長は評価分析だけ。彼も入社したその年に事件に巻き込まれた。すでにプロジェクト案件を受注できる体制はない。僕は自分の力量で2年間専門家派遣で生きた。その後、外資系リクルーターからのお誘いがあり、バイバイ。社長が3代目。お公家さんみたいな人。あれから10年経っても一切成長なし。
6.ドイツのハイテクEPCコンサル会社:東広島のマイクロン半導体新工場建設の工事管理に関わる。1年くらいかな。総工費4000億円の大事業。すごかったな、毎日が。この会社のEPC能力が日本の状況では評価されずコンサル契約が1年でストップ。10点満点で2点だってさ。ほぼ全員解雇。僕は施主側の人たちと親しかったので、別の契約で継続。。。
7.マイクロン:施主である会社のファシリティー部門で最後まで管理業務を務めた。9か月だったか。初めから最後まで事業に関わる最初の経験。これがその後活きてくる。
8.K防災:2019年のコロナ直前。この段階で64歳かな。北浦和の支店勤務。なかなかいいコンサルが見つからなかったので、避難所として。この会社は国内の防災コンサル。海外部門強化中だが、部長課長の無能無策で低迷中だったかな。プライドだけが高く無能。最悪。僕の個人的な案件に参加して、1年強で辞めた。あれから5年かな。JICAの不正事件を起こし、まず成長はないね。
9.ソラリグ:スペインのEPC会社で太陽光発電事業を日本で展開。事前の設計、調査、法律関係などを支援した。数か月かな。事業が延期したので正式入社は見送った。今はもう事業展開が聞こえてこない。あんまり儲からない状況だしね。
10.K開発:初めてゼネコンに入社。上記事業に関係したおかげで、担当者からお誘い。ゼネコンの実態を知ることができた。また、事業計画、経営企画に関わり、ここから戦略コンサルの経験につながる。3年いたかな。新事業を進めていく社員の能力不足。ゼネコン的で雑。外資系の再エネ事業で15億円の赤字。工事契約を全く認知せず進めたためだ。僕はその契約内容を知っていたが、定期的に工事の進捗に関わらせてくれれば契約違反はなかったはずだ。残念。4年目の契約内容が、その赤字のために社員全員の報酬が減額。ジョブ型雇用の僕なんだが、影響を受けて減額だった。それで転職を決めた。
11.今の会社:1年以上適任者が見つからなかったPMの仕事があるリクルーターから舞い込んだ。会長が僕の経歴に評価したそうだ。業種は違うが業務内容は面白そうだったので、数回の面談を経て入社。10か月が経過した段階だ。いろいろ難しい問題を抱えた会社。社長は2代目。会長は健在。会長派と社長派に分断。僕は当然自分の意志に関係なく会長派だねえ。仕方ない。社長とも飲んだりして決して問題はないんだけど。寄生虫の社員は会社の成長とか関心なし。ただただ、在籍しただけの人ばかり。
12.次の会社?:さてここで12社目だ。具体は言えない。守破離の最終的な離れの会社かな。でもどこかで繋がっている。エネルギー、グリッド、最適運用、防災、などなど。振り返ると上記企業や組織の成長はあんまり期待できそうもない感じを受ける。古巣の工営も東京海上に買収された。次の会社はまさに日本で一番成長している会社。どうなりますか。乞うご期待。
2025年6月26日木曜日
2980:70歳で12社目の就職が決定
今日はリクルーターさんから電話。8月中旬の入社がオーケーされたと。これで、12社目の就職が決定。今の会社の1年契約更新が8月中旬で、でも相手の会社は8月1日。まあ事業のフェーズがあるんで、急がれているんでしょうね。
だから、だめならあきらめなんだけど。譲歩してくれて、決まり。これで今の会社とトラブルなしで更新なし。バイバイ。
まあかなり信頼されているから、裏切るようで申し訳ないんですが、僕の「人生の経営戦略」ではね。やっぱ日本最大の会社の研究機関。新技術の新事業。魅力あるよね。
7月になれば、契約更新協議があるんでしょうね。会長、社長、ごめんなさい。それしかない。
一方、次の会社も厳しいからね。僕の評価が低ければ首。かなりのチャレンジだ。
でもね、一度しかない人生。うちの奥さんも後押ししてくれた。これから1か月半のお勉強だ。生成AIという優秀な部下がいるので安心だ。
2025年6月24日火曜日
2979:悩ましいなあー
先週金曜に面談したジョブの結果は合格。まあそれはいいんですけど、7月末に入社という条件(仮だけど)。今の会社の1年更新は8月中旬。今の会社も経営者の評価が高いんで、去るには更新しないのがいいね。
ちょっとでも早いのはねえ。転職予定の会社もすぐにでも来てほしいという状態。
悩ましいね。
これまで10回転職したけど、このケースは初めて。さっきリクルーターさんに調整をお願いした。この調整が不調なら、2番手、3番手の人で決まるでしょう。面談者の評価は一応僕が1位。
具体には言えないけど、エネルギーのスマートシティーでの実証事業だ。日本の最大の会社の研究機関。最高に面白い仕事なんだけどね。でも今の会社も10か月目で、かなり慣れてきて組織の中核的な仕事。
贅沢な悩みだけでねえ。自然体で行きませう。天命に従って。。。
2025年6月19日木曜日
2978:明日は就職面談!!
さっきまで、リクルーターさんの担当とTEAMSで会議。メールでお仕事のお誘いがあり、書類選考で残って、次の面接が明日のため、予行練習とかで。。。
もう10回転職しているのである意味転職のプロなんですが、やはりリクルーターとしては外資系では最大手。
いろいろ手ほどきを頂いた。いかに優秀で経験豊富な方でも、面接で失敗するそうだ。長々と話すとほぼ落ちるそうだね。なんでかな?
なるほど、日本人が採用側の審査だと単純明快に答えないと嫌われるそうだ。それと、上から目線で逆質問する人。人事的な質問を質問する人。こういう方々は不採用だと。
やっぱ、日本の文化なんだね。
明日の採用担当は日本人だから、その助言に沿って行こう。
でもねえ、これまで英語での面接で受かったことが多々あるけど、英語では単純な答えじゃほぼだめ。長々と持論を言わないとうけない。アマゾンがそうだったな。1時間近くネイティブと団らん。受かったけど行かなかった。きつそうな会社とみたから。
文化の違いだね。
リクルーターさんから、面談担当者2名のLinkeIn情報をもらった。これって面接官の経歴やポジション、顔、学歴などが分かるからいいね。
面接官の過去の経歴、学歴を見ると結構面白い。なるほどねえ。。。具体は言えない。
でもやっぱり、70歳の僕と面談して採用する可能性があるのは、その会社の人材に対する意識の高さを感じるね。歳は関係ないのだ。でも、多くの会社はやっぱ限界がある。65までかな。
まあ、受かるかどうかは神のみぞ知る。
明日は有給休暇。
部下の一人が、「もしかして就職面談ですか?」とコメント。いやいや実家の用事でね。土日は家族旅行なんで明日しかだめでさあ。嘘も方便。
さて、どうなりますか??
2025年6月16日月曜日
2977:また面白いヘッドハンティング!!
今日は経営会議で僕のPM業務の定期報告会。1時間以内で終了。今の会社は会議好き。2時間という設定があるしね。参りますね。今時の会社で会議時間設定は1時間だ。それ以上やる場合は追加設定するのが常識。会議好きは困りもの。会議ばっかじゃいい結果がでない。
そんなこんなで、午前午後ずっと会議。営業、業務推進、技術、そして僕のPM報告。やっと6時ちょっと前に終わった。焦った。
何でかというと、夜8時にはあるリクルーターの1次面接。電話だけど。1年ぶりかな。2017年にもお世話になった会社。その時の担当者は今は出世してシニアマネージャー。今回は、また異色の業務。プロマネだけどね。詳しくは言えないし、成功してないし。。。
でも70歳でもヘッドハントされるのはいい気持ち。まだまだ老兵は死なずだ。
今の会社も10か月目。もう完璧に慣れた。評価もされているしね。でも次が成功すれば絶対に行く。面白い仕事。バイリンガルだしね。業務のほぼすべては経験済み。
今日のリクルーターの電話では、CVの強化を勧められて合意。さらにバイリンガルを強調してねと念押し。前任者は英語ができなかったので1年で転職したそうだ。そりゃそうだ。周り全員が外人じゃね。よく1年もったね。
まあ転職したら具体を書きましょう。
2025年6月15日日曜日
2976:プサンガン水力の迷走?!
1年半ぶりに、東電の親友にメールした。彼は大学院の同期。大学院の同期は何人いたかな、土木は7人か。交通土木は、6人かな。全体で13人。そのうち、亡くなったのは2名。行方知れずは1名。あとはたぶん存命していると思うけど、同期会ももうかなり前から休止。同期会の幹事が60歳くらいで急死。それ以来やっていない。同期会はそんなもんかな。
東電に行った彼は40歳前後で東電設計に出向し、東電には戻っていない。出向も銀行と同じで、一方通行というありがちな事象だね。
さて、話はプサンガン水力。これも古い話でね。90年前後に、僕はインドネシアの3件の水力のDDに連続して参加していた。プサンガンもその一つ。インドネシアは以前いた工営の独壇場。牙城だね。経営的には安定した事業が昔から続いていた。いい時代だ。
プサンガンのころになると水力発電の進みも悪くなて来た。環境問題などでね。。。
DDが終わっても、実施に向けた勢いはなくなって、工事開始はたぶん2006,7年くらいか。工営が東電設計にJV依頼。下請けか?
同期の彼もその後参加し始め、もう4回くらい現場での作業が続いていた。今もそうだという。ええ!!、もう開始から18,9年経っても竣工しないの?コロナもあったけどねえ。
原因は土質の問題、建設業者の問題など。。。。
土質の問題は解決したそうだけど、今は発電所の鉄管、ゲートなどメカニカルな問題があるようだ。
彼ももう69歳くらいか。もう最後のお仕事かなと言っていた。だよねえ。
失われた20,30年というのはどの業界でもそうだが、コンサルもそう。60歳以上の社員が現場だもんね。40代、50代が萎んでる。残念。
2025年6月8日日曜日
2975:キューバIWRM支援問題(?!)生成AIは知っているね!
先日あるコンサルの人と飲んだ。キューバのIWRM支援をしているそうだ。彼のコンサル会社は全く水資源とは無縁だ。この状況を生成AIに質問してみた。僕と全く同じ回答が得られたので、ここに記す。
あなた:
2002年ごろから水ビジネスを想定した持続性のある水資源という概念がでてきて、統合的水資源管理(訳して、IWRM)が流行りはじめました。しかし、あれから23年。IWRMが聞かれませんし。日本のJICAが多少事業化している程度。これはなんなんでしょうね。IWRMの実現性がないことか?事業化できない理由を教えてね。
ChatGPT:
非常に鋭いご指摘です。IWRM(統合的水資源管理:Integrated Water Resources Management)は2000年代初頭に国連や国際機関を中心に「持続可能な開発」の象徴として強調されましたが、2025年現在ではあまり聞かれなくなりました。その理由には、理想と現実の乖離、制度・ガバナンスの課題、事業性の難しさなど、いくつかの要因が絡んでいます。以下、主な理由を解説します。
✅ IWRMの基本理念(おさらい)
IWRMとは、「社会的・経済的・環境的な利益を最大化しながら、水資源の公平かつ持続可能な開発と管理を目指す」という理念に基づいています。
三位一体の統合管理:
水資源の量的・質的な管理
利害関係者(住民、政府、民間)の調整
流域単位での管理
🔍 なぜIWRMが廃れた(あるいは事業化されにくい)のか?
1. 理念は立派でも、実行が極めて困難
多数の利害関係者(農業・工業・都市住民・上下流域国など)が絡み、合意形成が難しい。
管理単位としての「流域」や「水系」は、行政区画と一致しないため、縦割り行政では調整が困難。
地域によって課題が異なる(例:アフリカは水不足、アジアは洪水管理)ため、普遍的な運用がしにくい。
2. 経済的インセンティブが乏しい
水資源の多くが公共財的性質を持ち、明確な収益構造を組みにくい。
IWRMはインフラ整備(ダム、水道、下水)より「調整と制度設計」が中心で、企業にとって投資の回収が難しい。
特に民間資金を引き込むには「収益性」が不可欠だが、IWRMはそこが弱い。
3. 測定しづらく、成果が見えにくい
IWRMの効果は「長期的・間接的」で、短期の成果指標(KPI)を設定しづらい。
ドナーや政府にとって「成果が見えづらい事業」は継続・拡大しにくい。
4. 制度や政治的障壁
水利権や既存の法制度とIWRMが対立することがある(特に開発途上国)。
地方自治体や国の利害がぶつかる場面も多く、政治的ハードルが高い。
ガバナンス能力が乏しい国では、IWRMの枠組みだけが導入されて、**実行に至らない「書類上の管理」**に終始。
5. JICAなど一部での取り組み
JICAはモザンビーク、インドネシア、ラオスなどでIWRMの支援を行っていますが、主に技術協力や制度構築支援。
しかし、収益事業としての持続性は低く、政府の資金頼り。
民間企業が継続的に関与できるような市場性はほぼ生まれていません。
🧩まとめ:なぜIWRMはビジネスにならないのか?
要因 内容
理念の実行困難 調整コストが高く、地域特性に依存
収益性の欠如 投資回収の仕組みが不明確
可視化の難しさ 成果が測定しにくく、説得力に欠ける
ガバナンスの壁 行政・法制度との摩擦、多層的調整が必要
ドナー依存 市場主導でなく、援助主体での導入が多い
🔄 今後の展望は?
IWRMは**「理念としての価値」は残っている**が、ビジネスモデルとしては限界がある。
今は「都市のレジリエンス」「スマート水道網(IoT活用)」「水のリサイクル技術」など、より技術志向・都市志向の水ビジネスが主流。
統合的管理は「デジタル技術による制御や可視化」と組み合わさない限り、持続性を持たせるのが難しい。
必要であれば、JICAの事例や、民間企業の水ビジネス動向(例:ヴェオリア、スエズ、日本のメタウォーター等)についても補足できます。ご希望があればお知らせください。
あなた:
最近、キューバの水資源管理支援技術プログラムがでましたが、受注したコンサルは水資源を専門としていない地域計画系コンサルでした。その団長が、IWRMなんてガバナンスと組織人材支援だから、水資源管理を知らなくてもできるんだと豪語していました。彼曰く、キューバ政府は、実際お金が得られるのが希望で、日本のコンサルなんてい来なくていいと言っていたと。これではねえ。また、国際機関がまとめたIWRMの進捗レポートでは、キューバは90点以上でAクラスと評価されています。何かおかしいですねえ。
ChatGPT:
まったくその通りです。その事例は、IWRMが**「現場の実態」から乖離した理想論・自己満足的なフレームワークに堕している**という問題を象徴しているように思われます。
以下に、その問題の構造を整理しつつ、なぜ「専門性が不要」「キューバが高評価」などという矛盾が起こるのかを分析してみます。
🔍 見えてくる3つの構造的問題
① IWRMが制度やレポートの「形骸化」になっている
国際機関(UN-Water、GWPなど)がIWRMの進捗を評価する基準は、主に「制度整備」「政策文書の有無」「部局の連携体制」「利害関係者参加」などプロセス指標です。
実際の水質改善、漏水率削減、水の公平な分配など実態的成果はあまり評価に反映されない。
つまり、「計画を立てた」「組織を作った」「戦略文書を出した」だけで高得点が取れてしまう。
➡️ キューバのような国は、政治体制上、国策としてこうした文書整備は得意なため、外部評価では高くなる。
② 「水の専門家」でなくてもIWRMは進められるという誤解(あるいは真実)
IWRMの実務は、実際には「ガバナンス調整」「会議運営」「政策整理」「能力開発研修」などが中心で、
本質的な水循環の科学や水利工学、
流域の物理的データ分析や水文モデリングなどが含まれない。
そのため、地域開発や行政調整が専門のコンサルでも十分に案件を請け負えるようになっている。
団長の「水資源を知らなくてもできる」は、皮肉ではなく、今のIWRMの現実を正確に言い表しています。
➡️ これはIWRMが「環境事業」ではなく「制度事業」として設計されてしまったことの副作用です。
③ 受け取る側(キューバ政府)の本音と建前のギャップ
ドナー側(日本政府や国際機関)は「制度整備と能力向上」という建前を重視。
一方で、受益国(キューバなど)は「目に見えるインフラ整備」や「外貨収入」に関心がある。
「日本のコンサルなんて来なくていい」というのは、
① 地元の人件費で済ませたい(雇用創出の意味でも)
② 設備などハードへの支援のほうがほしい
③ 外国人が来ても言葉や文化の壁で実効性が薄い
といった現場の実利を優先する考えに基づいています。
➡️ ドナーの「見えない支援」と受益国の「見える支援希望」が噛み合っていない。
💬 総括:IWRMの現実的な問題
問題点 説明
指標の形骸化 制度整備=進捗という誤解。実質の成果が無視されている。
専門性の軽視 水資源そのものではなく「ガバナンス」が中心になり、専門性が薄まった。
受益国の本音と乖離 本当はハード支援を求めているのに、ソフト支援を押し付けられている。
自己満足型の支援 ドナーやコンサルが満足しても、現地には資産も成果も残らない。
📌 今後どうあるべきか?
指標の見直し:文書整備ではなく、実態ベース(給水率、取水効率、水質改善など)を評価に。
支援内容の実利重視:現地が必要としているものに応じ、ハードとソフトを柔軟に組み合わせる。
本物の統合:制度調整+技術支援を融合できるチーム体制を作る(ガバナンス×技術者)。
「地に足の着いたIWRM」へ:理念から「運用・管理の現実」に目を向けた実務レベルの設計。
もしご興味があれば、「IWRMの再定義」や、「これからの水資源支援で民間が関わる可能性」など、次の展開についても掘り下げ可能です。
2025年5月17日土曜日
2974:人生の経営戦略ってか
5月17日。今日は急ぎの仕事で自宅で作業。会長からの特命で事業計画を去年から作成していたが、上海から東南アジア統括の上海支配人が急遽来日とかで、発表するとかでまとめ。
あんまり事業計画を作成していない企業なんで、僕だけで作成。大企業だと経営企画部とかの仕事。調査、分析など部下もいないといけないし、だめなら戦略コンサルを高い金出して作ってもらうんだけど、案外成果品は期待できないのが実情。
最初は英語で書いていたけど、会長など幹部は英語ができないので、今年以降は和文。だから今になって英語にする必要が出てきた。まあそんな作業は40年以上やっているので今日一日で完成。
ここ数週間では、新事業が期待されていて、そちらの関係の役回りもでてきた。一つはアメリカの企業からの協業の話。それとある新技術の企業連携。
ビジネスプランナー的な感じだね。70歳で始める仕事じゃないけど、適用課題好きの僕なんで楽しくやってます。
まさに70歳にて、最後の人生経営戦略の始まりである。80歳まで行けそうだね。
いつになったら年金生活になるんでしょうねえ。。。
2025年5月7日水曜日
2973:また若手が辞めるんだと
僕もこの44年で転職は10回。だから会社を辞める状況は経験は人一倍あると自負している。ただ若手で辞める気持ちは分かんない。だって、大学院でて就職して22年間は同じ会社。その後の転職は48歳から。若手じゃないしね。
これまでの会社では、周りの若手がすぐ辞めるのはあんまり見ていない。30歳過ぎの営業事務の子が突然やめてJICAのジュニア専門家になったとか、水資源機構の女性職員がコンサルに移籍したとか、ゼネコンの若手が次々に辞めている噂ぐらいかな。
だから今の会社で次々に辞めていく実情には正直びっくり。営業課長が入社3年で辞めたあと、営業部員が2年で辞めた。4年で実績を上げたある課長が4年で退職。その部下の女性も2年で退職。僕の配下のエンジ部門では、60歳過ぎたおじさんが1か月で逃亡。
去年は、5人入って4人退職。今年はすでに5人入社。今日聞いたら、女性の営業部員が5月末で辞めると聞いた。
凄い出入りの多い会社だね。これじゃ、企業文化の成立はできない。
こういう事態に会社幹部、特に会長や社長は無頓着。自分の責任を一切感じていない。
ベンチャー企業だからしょうがないという理由はない。ベンチャーだからこそ、経営者の信念や方向性にエンゲージしないといけない。そういう社員がいないんだね。これってかなり深刻。
僕は百戦錬磨の40年選手なんでねえ、経営者の裏表は100%熟知したうえで経営戦略の支援をしている。社員らはそこまでの経験や度量はないね。
でもねえ、5年にも満たない社員じゃ中期長期の経営戦略の実現は遠いね。経営者が経営者の力量がないのは致命的だねえ。今の社会全体に言える現象かもね。
2025年4月27日日曜日
2972:最近気に入っている曲など
今日は4連休の2日目。3年間の在宅勤務も終わり、去年8月から毎日通勤。高輪ゲートウェー駅まで。行きは埼京線で、帰りは京浜東北。座れていいんですね。
さて、最近はいくつか気に入っている曲があって、以前とはちょっと違うのが面白い。
在宅中は、殆ど昔のラジオ局とかビルボードの上位の曲かな。特に1976年は毎日聞いていたかな。76年は特別の年。だからトップ100はほとんど覚えているし、懐かしい。21歳くらいか。場所はバークレー。インターナショナルハウスにいたね。日本から持っていった最新のラジオで聞いていた。あのころの知り合いはどうしているんかな。すでに70歳は超えている。
さて、最近はYouTubeの影響で、中で流れる曲が気に入ってる。
サザンオールスターの「蛍」:永遠のゼロの主題歌。AIで特攻隊の白黒写真をカラーと動きで蘇らす。いいんだね、曲が。
レディーガガの「Always remember us this way」:アメリカ兵が帰国し、恋人とか家族に突然現れるという企画もの。その時の曲。
歌手は知らないけど、「Words」:これはねえ、俳優とか女優の過去から現在、あるいはその逆を写真や動画で時系列に描く企画。その曲。
全く類似性ないけど、映像に凄く合っている。
だから自然と好きになって。。。
その他だと、かなり時代的に古くて50年代。
Mr. Sandman
At the Hop
知る人は日本人ではあんまりいないかも。説明すると長くなるけど、いいんですね。
アメリカの良い時代。僕の大好きな探偵小説の華やかな頃かな。Ross McDonaldの時代だね。
You and I という表現が普通じゃない時代だし、黒人もそんなに目立たない時代。
大体歌えるけど、さすがにレディーガガはねえ、高音がかなり大変。
さて、明日も休み。のんびり音楽でも聴きながら。。。
2025年4月19日土曜日
2971:ある先輩の弁
ちょっと気になったので、NKというか後継となった何とかホールディングの取締役陣の名前を確認しました。
有元さんが社長になったころまではよかったような気がしましたが、現在の取締役の人たちからはあまりいい感じを受けません。土木屋さんの弱さが悲しいです。NKの存在意義というか、理念が崩壊してしまっているような気がします。
やっぱり、それらしい高邁(そう)な(経営)理念・存在意義を掲げる能力がある経営者がいないと、会社としての魅力がなくなり、株価が上がらないんでしょうね。買収関連の記事を見ると、株価はかなりアンダーバリューだったようです。だからおっしゃるような「980億円、安いですね」ということになったんでしょうね。
空間発展の設計やインフラの戦略的整備・維持管理などの構想力が経営理念の大元になりそうな感覚がありますが、そういう思考力のある人はいなかったようです。
ちょっと寂しいですね。
2025年4月13日日曜日
2970:飲み会3連夜
4月ももう12日。昨日まで3連夜の飲み会。海外出張時以外はあんまりない設定。まあ、楽しく飲んでました。
初日は家族と。2夜目は中目黒で旧友というか工営の後輩と。そして3日目はやはり工営のミニミニ定例OB会。こちらは新宿西口。
3か所とも居酒屋。3軒ともそれぞれにいい感じ。また行きたいと思う良さを感じたね。場所に伴って値段が反映。
住宅街にポツンとある埼玉の居酒屋:3000円。
中目黒の隠れ家的愛媛居酒屋:5000円。
新宿西口のおじさんいっぱいの飲み屋:4000円。
町の風景にも違いが。中目黒、恵比寿あたりはもう美人ばかり。新宿も久々だけど工事中だし、外人も含めて一般人ばかり。
さすがに2次会はもうなしですね。工営の仲間ももうほぼ引退状態かな。ちょっとアルバイト程度で満足。いいねえ。あやかりたい。
11社目の会社ももう7か月過ぎて、図々しく活躍中。組織人材の狭間で自己の貢献度合いが70点を超えてきた感じ。チャレンジすることで厚い壁を乗り越える達成感もあるかな。70歳がやることじゃないんですが、さすらいのコンサルの宿命か?!
最後に工営のこと。久々会ったけど、今回の東京海上による買収には全員落胆しているし、もっと先輩もそう感じたとのこと。創業者である久保田豊も泣いている。。。
2025年3月30日日曜日
2969:両利きの経営論
3月も30日。あさっては4月初日というよりは新年度。低成長をV字回復できるかな?
さて、僕は両利きで、書くのは右で、食べるのは左。これを英語では、ambidextetityと言います。あんまり聞かないね。
ここから派生して「両利きの経営」理論が展開されている。
既存の事業の深化
新規事業の探索
これまでいろんな会社で経験してきたが、概ね新事業担当で入っている。海外事業の拡大とかね。これがねえ、殆ど失敗。
何でか分かる?会社の幹部とかは既存事業の成果で出世してきた。新規事業担当はリスクが高い。だから関わらない。
中規模コンサルもそうだね。500から1000人未満のコンサル、2000人以下のゼネコン。海外事業に関わろうなんていうサラリーマンはいないねえ。
両利きで成果を出せるリスクは取らないのが普通。だから、新規事業であるコンサルの海外進出拡大はない。
国内コンサルの成功の罠だね。
逆に国内コンサルから海外コンサル部門に行く人は両利きじゃないから、現状維持だけで成長拡大はできない。
それで社内アカデミーなんていう発想が生まれる仕組み。
2025年3月22日土曜日
2968:生成AIでコンサル失業か?!
ChatGTPが登場したのは何年前か?無償版で試したがあんまり興奮はなかったかな。自分でネット検索するよりも効率悪かったと記憶している。
さて、それから時間が経ち、会社で有償版を導入した。もう数か月経つかな。僕以外は使っている社員はなさそうだ。こういう玩具を手に入れたら、すぐにでも使うのがプロだと思うのだが。。。
彼らも実務で忙しく時間がないのだろう。いろいろ実験してみた。
1.次々に質問を投げかけ、AIがどんな答えを出すか実験
2.自分でネット検索して、想定した答えをまずは抑え、その答えをAIが導くことができるかの実験
3.マニュアルや報告書のファイルを評価分析する実験
めちゃくちゃ面白い結果がでた。結論:業務的にはいい部下が得られた。アドバイザーにもなってくれる。
生成AIのプロと以前雑談したが、CEOの方が言っていた、「AIの成長は1か月単位でフォローしないと」。確かにね。ITは1年単位だったか。
上記1,2,3でもまずまずの答えがでた。コンサル的にも使える。勿論、誘導する指導、指示は必要だ。でも普通以下のコンサルよりは優秀。
無償版では難しいが、有料版はいいね。具体的にどんな指示、誘導するかは自分で実験してほしい。自分の知識、力量が試される。そういうもの。
世間では、生成AIをどう利用するかの会社、コンサルが花開いている。彼らに支援をお願いするレベルではただ単にお金がかかるだけ。そういう会社は滅びるかな。経営戦略コンサル会社もいずれ衰退するでしょうね。
2025年3月21日金曜日
2967:初めての有給休暇
11社目の会社に入って早や7か月目。あっという間だねえ。先日、落とした携帯を受け取りに大宮駅に行ったときは半休のみ。今日は初めて有給休暇だ。4連休だしね。
もう7か月も経つと、転職のプロとしては、概ね会社の問題点が100%分かる。
長年大手企業にいて転職する場合や外部コンサルとして会社経営の指導をする場合と違って、多くのピンキリの会社群を内部で観察・分析すると分かるんですね。
今の会社は、会長と社長の二つのグループに分かれていて、社長は親父の後をはじめから社長として継いだお坊ちゃん。会長はお母さん。会長の経験は20年。お坊ちゃん社長は半分の10年。
母は息子がかわいいが、社長の能力に満足していない。むしろ批判的。こういう世襲の会社の問題点が随所に出てきていて、会社の成長が危ぶまれている。大変だ。社長はお坊ちゃんなんで、危機感が全く感じられない。
社内的には、会長派と社長派に経営陣が分裂。なお悪いね。社長一派は、現状維持バイアスで手一杯。会社が成長しようがしまいが、自分が残れればそれで満足だし、必死。
会長派は会社の将来を案じている。その2派のもとで、社員たちは大変なストレスを感じている。
毎年何人もの社員が退職、そして新人が入るの繰り返し。全く最悪の事業経営組織だね。
僕は70歳なんで、1年契約で更新するかしないかは会社と僕両方決められる。
今のところ、更新はしないつもり。事業計画を作ったり、アメリカ本社や韓国工場と面白い協議したりと仕事自体はいいのだが、おバカな経営陣との仕事は1年でいいかな。社員たちは大変だが、彼らの判断で将来に向かって行ってほしい。それだけ。
幸いこの23年、古巣の大手コンサルを卒業していろんな人脈や幸運で失業することもなく70歳になった。これからもその延長線で頑張ろう。
世襲制の会社はなかなか難しいね。そういう実態も外部からは見えてこない。社内で一定期間働かないと会社の事業分析はできないね。経営戦略コンサルもいい加減なもんですね。時給2万円も取ってねえ。
2025年1月11日土曜日
2966:2025年の始まり
約1か月ぶりの投稿。年末年始を挟む感じかな。70歳から80歳に向けての10年間が始まるね。60歳から70歳までは、比較的安定したコンサル活動の10年でした。最後は1年半ほどアフリカのモザンビークでJICA派遣専門家として活動した。
60歳からは、3年あるコンサルでサラリーマン、その後2年は外資系で工事管理。東京に戻って1年半コンサル会社。ちょっと外資系で支援して、そのあとすぐゼネコンに引き抜かれて3年事業計画。そしてこの半年はプロマネとして今に至る。
目まぐるしい10年であったね。正直面白かった。常にヘッドハントされたわけじゃないけど、概ねそうかな。会社の関心ごとに対して、それをやり遂げる資源を持っているので採用されるわけだ。
影響力がないと採用されないね。
大体、人の望む将来って聞かれてすぐに答えられる人は少ない。僕だってそうだ。でも、過去のことは分かる。
1.過去において望ましくない仕事
2.過去において遣り甲斐が合った仕事
3.将来において望ましくない仕事
までは、話せる。でも、将来望ましい仕事ってわかんない。過去の経験と将来したくない仕事をはっきりさせれば、大体将来したい仕事、キャリアは見えてくる。
それでも、年齢的には70歳を超えれば、望ましい仕事に従事できる確率はかなり低くなる。僕の場合はまあ幸せなほうかな。今の現状だと、あと5年は楽しそうだ。そのあとはわかんない。
先日参加した中学校の5年に一度の同期会も2029年11月に行われるかは、幹事さんらの状況によるね。疲れ果てた75歳では同期会を開催する気にならないね。まあ5年間期待しましょう。
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