2015年2月14日土曜日

2599:久々にセミナーに参加

2月も中旬。朝夕の通勤にも慣れた。何しろ、7年ぶりのこと。

さて、昨日はあるセミナーに参加した。3時間のセミナーだったが、椅子が簡易なのでお尻が痛い。

防災・減災に民間セクターがどう係っていくかというのが主題である。

或る航測会社が協賛しているが、どうも胡散臭い感じがした。その航測会社は日本でも第1の会社だが、投資会社に買収されたようだ。知らなかったねえ。

防災減災の対象は、自然災害であり、人為災害は取り上げられていない。変だねえ。民間企業であれば、人為災害こそが身近な災害だと思うが。投資会社に買収されるのもある意味買収される会社にとっては大きな災害だ。自然災害に起因される人為災害をNatec災害というが、民間企業にとってはそれに対するリスクのほうが重要と思うが、それも対象ではない。

さて第2の視点。

教訓や良き実践は、知識管理の重要な事項であり、知識管理の一環として取り組む必要がある。このセミナーで発表された事例はどうも散発的な事例で、知識管理上の一貫性がない。

まず、成功例が示され、そこからの教訓と普遍性に対するヒントというまとめ方。

これは知識管理上では逆だ。

まず教訓は過去の事例だし、いい(成功したという)教訓もあれば、悪い(失敗したという)教訓があろう。そこから良き実践として成功例が導かれるというのが正解だ。良き実践が普遍化できれば、ベストな実践として整理できる。良き実践は将来に向けて意味がある。将来への教訓といういい方は有りえない。

航測会社を買収した会社の幹部がプレゼンしていたが、何かねえ、胡散臭い。ビジネスチャンスとして防災減災を捉えているね。

民間会社は、こういうのに騙されてはいけないね。

特に、買収という人為災害には気をつけましょう!!