2017年10月31日火曜日

2859:公示案件の中止ですか?!

私もコンサルタントを36年やっています。昔は、会社の営業屋さんがクライアントから紙で公示案件情報を得たものです。

その後、ネットのホームページで簡単に誰でも見られるようになりました。ただ、予定案件は知らされず、突然案件がでることが普通だったようです。役務(今は単独型)では1週間でプロポを作成しないといけないので大変。しかし、それだけに、受注確率はよかったわけですね。準備不足の方も多くいたようですし、応札できず、再公示した案件も多かった。

この何年かで改善され、公示前に予定案件表が出されるようになり、さらにプロポ作成期間も倍に増えました

さて本題に。この夏頃から予定された案件が消えたり、コンサルの業務期間が不自然に短くなったしてきて、変だなあと感じており、先日はクライアントさんの出張費まで出せないようだとの噂がありました。

クライアントの予算不足?そんなの今まで聞いたことない。。。

そんなこんなでしたが、先週金曜日にいよいよ「公示案件の中止」が出されました。

これは会社で言えばアウト。

今年度もまだ10月末。11,12,1,2,3月と、まだ5ヶ月残っています。

このまま案件が半年凍結されると各コンサルさんも大変ですねえ。特に調査団案件は。

明日の公示も興味津々ですね。悪化するか、それと改善されるか。

おおよその予想では来年4月まで塩漬けというコメントが各コンサルさんから聞こえてきてます。

まだ未完成のプロポの作成を続けます。。。。

2017年10月17日火曜日

2858:2017年国際デザインファームランキング(ENR)

昨日、たまたま日本工営のサイトを見たら、新役員の写真があった。

普通、こういう会社の幹部の写真は欧米では普通だが、皆さん幹部らしい表情をしているよね。当たり前だけど。

工営の場合、それに準じて載せているけど、皆さん笑顔もなくしんみりしているお葬式みたいだね。

金井くんとか海外部門最高責任者も元気なさそう。これじゃ、国内コンサル第1位は毎年続くけど、世界的には万年50位程度かもね。幹部は座っちゃいけません。お年寄りみたいだ。

そういう訳で、今年の結果を見てみましょう。

1.1位から20位まで

下記にちょっと列記してみませう。

1位:WSP カナダ
2位:AECOM アメリカ
3位:ARCADIS オランダ
4位:JACOBS アメリカ
5位:WORLEYPARSONS 豪州
6位:DAR GROUP UAE
7位:STANTEC INC カナダ
8位:FLUOR CORP アメリカ
9位:FURGO NV オランダ
10位:WS ATKINS PLC 英国
11位:TECNICAS REUNIDAS スペイン
12位:CH2M アメリカ
13位:MOTT MACDONALD 英国
14位:ARUP 英国
15位:SWECO AB スウェーデン
16位:RAMBOLL GRUPPEN A/S デンマーク
17位:POWER CONSTRUCTION CORP OF CHINA 中国
18位:KBR アメリカ
19位:AMEC FOSTER WHEELER アメリカ
20位:SNC-LAVALIN INC カナダ

なるほど、数年ぶりに見たが、あんまり変わらない。しかし、よく見ると、UAEやスペイン、中国が20位に入っていますね。残念ながら、日本勢はもう入らないね。あとで紹介するが、50位前後をふらふらしてます。日本工営ね。

アメリカは当たり前ですが、カナダの健闘がわかります。英国もカナダと同じで3社入っています。それと全体的にM&Aが進んでいるね。ドイツも日本と同じでコンサルは低迷してます。

さて、次は日本勢のランキングです。

2.日本のコンサル順位

53位:日本工営(前年は65位)
68位:千代田化工(前年は61位)
122位:パデコ(前年は133位)
127位:NJS(前年は入らず)
128位:八千代エンジ(前年は132位)
139位:JGC CORP(前年は144位)
146位:長大(前年は141位)
180位:鹿島(前年は156位)
190位:パシコン(前年は入らず)
218位:住友三井建設(前年は188位)

さあ、どう見ますかね。数年前ではもうちょっと全体的に順位が上だった気がするが。。。

まあ、しかし、日本のコンサルを探すのは結構大変で、もう中国、韓国、インド、トルコなど外国勢の中に没落している。鹿島とか住友はエンジニアリング部門だけだね。千代田化工とかはプラント。

日本工営もイギリスのコンサル買収に失敗。成功したオランダのアルカディスは世界3位ですからビジネスとしてはかないません。工営が結果として合併したちっちゃなイギリスのコンサルは建築だけですから大躍進はしません。黒川紀章さんの会社も傘下に入れたけど、もうだめな会社でしょう。山田君も威勢よく代表になったけど2年で業績出ず交代。彼もどうしてますかね。小池さんと同じだね。残念。

225位までだと、中国勢の躍進が目立ちます。コンサル業界では、もう日本勢は衰退ですね。日本工営もODA対応だけしかできない人材ですから、世界と勝負するだけの人材はもういないし、これからも出てこないでしょうね。幹部の集合写真が明らかです。

日本で1位だなんてホームページに書くようでは、久保田豊さんも悲しんでいるでしょう。せめて20以内に入りましょう。他はもうだめですね。日本工営の一人勝ちです。パシコンさんも100年したら日本工営を抜けるかも。100年したらどちらもなくなるでしょうが。。。


2017年10月10日火曜日

2857:久々の英文CV作成

いやー、参りましたね。

金曜の夕刻にイギリスのコンサル会社からメールが入る。

アフリカのある案件の参加依頼。と言っても、CV提出依頼だ。調査団長ですね。結構興味ある案件。

直ぐにCVを送りたいところだが、英文ではない。

2005年、ADBの案件で作ったものはどこかに残っているのを思い出した。あれも団長候補。現地調査していいところまでいったとあとから聞いた。ADBに在籍したプロポ作成専門家と現場を回ったりして楽しかったね。2位だったが、ドイツのJVサブのちょんぼで失注したようだ。

05年の英文CVを17年までアップデートし、さっきイギリスに送った。どうなりますかね。あんまり期待してはいないけど、こういう依頼に対応できる即戦力を保持していないとね。

おかげで英文CVが最新になった。

JICAのCVとはひと味違うんですねえ、これが。まあ世銀でもそう。世銀の団長も01年に経験済み。いい経験でしたね。

さて今回はいかがでしょうか??