2024年2月28日水曜日

2951:フルボ酸のビジネス化事業の顛末

フルボ酸は植物活性剤として世界中で応用されている。歴史は結構古いと思うし、マーケットもものすごく広いし、競合する会社は世界中に広がっている。通常は、フルボ酸を使った場合のFS調査を実施して、ビジネスモデルを作成し、損益分岐点などを精査し、持続性のある利用を明らかにする。当たり前のFS調査ですね。 ところが、JICAの民間連携で実施された2つの調査はまるで素人的な内容でがっかりした。 世界の市場とかまるで無視。技術的な適用性とか、フルボ酸の有無の違いを生産高、利益などなにも精査していない。 これでビジネス実証したと思っているところが無知。 このような商品や技術を海外でビジネス化していくプロの検討調査が期待されるところだが、それに合格したと思われる事案は非常に少ないのが実情だ。

2024年2月1日木曜日

2950:村落給水と技術イノベーション

3000号まであと50。まだまだですね。Facebookにいろいろ書いているのでこっちはなかなか書けません。海外出張中だと一日1件は書けるからあっという間に進むんだけどね。 さて、首題について。 このテーマはJICAでも2018年ごろにまとめられているんだけど、具体的には一向に進んでいない。 先日あるセミナーでのこと。青年協力隊の水の防衛隊がいろいろ工夫がみられているので、コンサルさんも参考にしてと助言されました。なんとも言いようがない。我々はプロのコンサルタントで、青年協力隊の彼らがいかに専門性があろうとも、コンサルにはねえ劣る。JICAさんも随分コンサルを低評価しているね。 村落給水に対する技術イノベーションに関してはある国際機関が優れた評価報告書を出している。JICAさんやコンサルも見習うといい。 この1年ほどこの問題に取り組んでいて、具体的な事業を受注したので、これから進めていくことになる。 世界的にはもうこの20年でかなり成長している分野。JICAやコンサルももっと現実を直視してほしいものだ。偏見やご都合主義なしでね。 事業の成果は1年4か月後に出るが、実際、事業性、採算性、持続性の詳細に関してはもう調査済みだ。