2013年6月30日日曜日

1686:Operation Babylift

サイゴン、ホーチーミンというべきだがあえてそう呼ぶが、には何回も行っている。

最初は、02年に専門家として、その後は他社に移り、調査団の一員として、最後はアジ銀案件のプロポ作成準備だったかな。もう最後の滞在から7年も経っている。このブログでも結構書いている。

二度目の調査団参加では、シェラトンホテルに5か月も滞在した。あれは最高で、もうないでしょうね。東南アジア自体案件がないので行けない事情もある。後は観光で行くかだね。

確か、CNNの特集だったかと思うが、1975年4月サイゴン陥落で数千人の孤児(多くは混血で、南ヴェトナム軍の戦死した兵士の子供たちも含まれていた)が欧米各国に避難したドキュメンタリーを以前どこかで見ている。

避難計画は、

「Operation Babylift」

と呼ばれている。

あれから、37年。孤児たちも30代後半になった。

今、アルジャジーラでその特集をやっている。アルジャジーラのプリゼンターである、

Cath Turner

は孤児の一人であり、彼女が再度サイゴンを訪れ、自分のアイデンティティーを再認識するという設定。10年前に最初にサイゴンに行っているようだね。それも番組で紹介されている。

あれから10年の変化というのもある。

実は、この人道的と見えるオペレーションにも裏の政治的な事情があった。。。

さて、アフリカにいると「食のうまみ」が感じられないのが難点だ。その点、アジアでは食のうまみがどこででも感じる。サイゴンはさしずめ「朝のフォー」がいいね。

さっきも朝からビーフステーキを食べたので、そう感じるかもしれないね。南米もそうだった。








2013年6月29日土曜日

1685:similaridade das estações de televisão

また衛星放送の話である。

国、地域、ホテルによって、見られるテレビ局も変わるので、気に入った局を継続してみられないのは仕方がない。気持ちを切り替えるしかない。

前州では、Discovery Channelが見れて、特にWheeler Dealerは気に入っていた。中古車を買って修理し少しでも高く売る有名な番組。先日は、各国を回り、中古車を次々に修理し高く売った分を積み上げて、最後はドバイでスーパーカーの中古車を買うという特集まであった。

当地では、Discoveryは見られず、National Geographicが代りに見られる。

以前は、どちらも自然や科学といった番組が多い印象を持っていたが、最近はエンターテイメント性が高い番組構成になっている。

National Geographicでも、SOS Automobileだったかな、廃車同然の車をオーナーに内緒で修理してビックリさせる番組があり、上記のWheeler Dealerに似ている。

他にも、Discovery Channelで好評の、ガレージをまとめて競売にかけ、ガレージ内のものを売って競売額を超えるかどうか、という番組があるが、National Geographicでも古い住宅を同じようにして儲けがでるかどうか追っていく番組も今日見た。

以前も書いたが、BBCとCNNが似てきたし、アルジャジーラとFrance24も前者に限りなく近づいてきた。

差別化していくのもなかなか難しいね。

さて、お昼はどうしましょうかね。

1684:incrível

うちの奥さんの希望は、食事やお店の様子を写真で撮って、だが、これが中々できないでいる。

コンサルの性分なのか、現場写真は撮るが、生活面での海外の暮らしを写真に撮る習慣がないので、奥さんの希望がかなわない。

例外的な事例が下記の写真だ。昨日食べたレストランでのビーフステーキ。

それ自体は、ビーフに目玉焼きが乗っかっている当地のパターン。前州でも毎日食べていた。



大概は、ピラフかフレンチフライを添えてもらうが、ボーイがライスと豆のミックスでいいかと聞いたので、それでいいよと答えた。

上記が実物。大量のコメと豆。ポルトガル風なんでしょうかね。オーナーが白人だから。

見た目はうまそうだよね、奥様??

1683:percepção

デジタルカメラの充電中。ACからの充電器が見当たらないので、パソコンのUSBでしている。確かこちらに持ってきたと記憶しているが見当たらない。

こういう状況でまあいいか、と思えるときとパニックになる場合がある。今回は前者だ。アフリカに来ると細かいことに鈍感になる。鈍感力という本もあったね。自分はどちらかというと敏感すぎる。災いにもなるし、いいこともある。

要は、バランスだね。

さて、本題。

HBOだったか、Mediumという霊能者アリソン・デュボアの犯罪捜査ドラマをよく見ていた。この国に来てからは見ていない。霊的な力で犯罪捜査を助けるという設定。

いまAXNで見ているPerceptionは、総合失調症でヒステリックな精神科医の大学教授がFBI捜査を助けるという設定。ちょっと似ているが、かなり違う。前者は犯罪に関する直接的な霊的認識があるが、後者にはなく、霊的な幽霊(?!)が出てきて解決に至るヒントを教授に間接的・示唆的に提供する。

後者は心理学用語が満載。これは前回書いた。

霊的な存在を信じる僕にとってはごく普通のことと思っている。

開発心理学という分野を考えたことがある。持続的な開発管理に心理学を応用しようとするものだ。文化人類学や社会学の範疇を心理学まで掘り下げる発想。まだだれも手を出してはいない。

1682:AXN maníaco

やはり、脚本がいいんでしょうね、アメリカの人気テレビシリーズは。

CSI
Cold Case
Criminal Minds

は、ぞっと前から好きだったし、今週AXNで見始めた、

Castle
NCIS
Perception

は、それらに匹敵するね。すっかりハマってしまった。

話の展開がいいのはもちろんだが、めちゃくちゃ早いセリフの中に、アメリカの文化とか流行とか知らないと分からないしゃれたフレーズが随所にちりばめられている。ドラマの脚本でお決まりのフレーズもあるけど、それはそれでいいね。

それをキャッチする楽しみもあるし、長らく行っていない北米にいたころを思い出す。映画じゃなくてテレビドラマというところがいいんすね。

途上国、特にアフリカにいると米語を聞くチャンスがないから、余計そう思うのかもね。アメリカ人やカナダ人は意外といない。いるのは英国人が多数派だ。BBCがCNNよりメジャーだし。

上にあげたテレビシリーズはすべて殺人事件を扱っているが共通点。それも好きな点。

解剖学の専門用語が容赦なくでてくるのも犯罪ものの見どころ。NCISの解剖の場面はかなりリアル。60年代の0011ナポレオンソロ(うちの奥さんも知らないだろうな)で出ていたDavid McCallumが解剖担当医官だから愉快だね。

Perceptionは、心理学用語が多いのが特徴。

捜査機関としては、

Castle(NYPD)
NCIS(海軍犯罪捜査局)
PerceptionとCriminal Minds(FBI)

だから、捜査方法も違う。

Castleでは旦那が推理小説家で、奥さんが現役刑事。Perceptionでは、大学教授がFBI捜査官を支援という設定。

NCISの捜査官のボスがまたかっこいいんですね。Mark Harmon。彼の元奥さんが上司という設定もいいね。微妙な関係というのが。最近は上司が女性というのが流行りらしい。実際もそうなんでしょうが。

何で魅力的に感じるかを考えると、今の日本のテレビでは上質な犯罪ものがないんですね。アメリカ的な脚本だと俳優の演技がついていけないんだね。いい脚本もないけど。日本の犯罪・刑事ものは別物と考えた方がいいかもね。

さて、土曜のAXNを期待しよう。


1681:discussão com o diretor

日曜に当地に来て、すでに1週間が終了。火曜が祭日だったせいか、あっという間だ。

午前中は、スタッフと協議、午後は州政府公共事業局局長と協議。

局長クラスになると、貫禄あるし、英語もできる。彼は前回行った州から栄転してきた。僕の作業より、技術支援の要請が主。具体の要請プロセスと要請書作成の協力の答える。今後はメールで対応しよう。案件形成の具体的な話がやっと2州目ででてきた。

局長との協議の後は、市内に2軒あるスペアパーツ販売店を見て回る。1軒目は、インド人経営の工具・資機材店。

2軒目は、一般家庭で電話やメールでの注文だけ扱うが、主人が外出中で会えなかった。旧宗主国の植民地時代の高級住宅街にあった。まだ欧州人も居住しているそうだ。

来週3日間で調査を終え、木曜には帰京する。2回目の地方巡業なので機能的に動いているが、やはり英語ができるスタッフの協力のお蔭だ。彼にはできるだけラテン語系の英語を使うことにしている。元は同じだからね。英語的な表現(old english系)はできるだけ避ける。

お昼は初めてホテルの隣にあるレストランで食べた。店外のテーブルで食べたが、中もあるようだった。頼んだのはステーキとライス。出てきてビックリ。思わず、写真を取る。こういう行為はしないが、あまりの異常さに、奥さんに見せたい思いもあり、撮った。そのうちアップロードしよう。

お勘定を払いに店の中に入ってまたびっくり。満員。黒人、白人らがビールを飲んでにぎわっている。すごいね。ホテルも上階にあるようだ。地元の呑み助のたまり場のようだ。経営者は白人。この国の黒人と白人の関係って差別感なし、に見える。南アとは大違い。

さて、そろそろテレビでも見ましょうか。土日はちょっとだけ作業かな。





2013年6月28日金曜日

1680:posse de passaporte

当地に来る前に問題だったのは、ヴィザの延長のこと。

外国人は常にパスポートを所持していないといけないらしい。同業者で当地に詳しい人が言うには、町で警察官に尋問され、パスポート(当然ヴィサあり)を携帯していないと、最悪刑務所に入れられるとの情報があった。

ヴィザ延長も面倒で、一度隣国に出て再入国してヴィザ延長するとの情報もあった。

日本のヴィザ申請も簡単に済み、ここの入国も全く問題なし。こちらに来て1か月半になるが、都会でも田舎でも警察官が近寄ってこない。助言通りにパスポートを携帯しないしね。

最悪のシナリオを伝えてくれたのか、あるいは単なるジョークか?途上国には百戦錬磨ではないが、最悪な状況ばかり伝えられると困るね。

さて、ヴィザ延長申請が1か月先だ。これも日数がかかるとの情報もあるが、クライアントにお願いすると数日とのこと。先ほどお願いした。

パスポートのコピーの所持ではダメらしいので、移動しない時期に申請する必要があるが、どうなりますか?

まあ何とかなると思っている。警察官が近寄ってこない人柄なんだね、自分は。

1679:7th World Water Forum

先ほどWWCから首記の国際会議参加の招待状が届いた。

アジアでの開催は、京都滋賀以来12年ぶりとなる。2003年の第3回WWFは日本だったから盛り上がったが、徐々に下火になり今日に至っている。

開催は、2015年4月12日から1週間。韓国の?市。英語だからどの市か分からない。

まだ2年先だ。韓国の実力も分かるね。近いのでぜひ参加したいが、案件実施中では難しいし、事前に仕事を入れないのもコンサルとしてはできないね。

これから韓国の準備作業の様子も見て行こう。

今調べたら、開催地は、

大邱市と慶尚北道

と分かった。でも、どの辺なんでしょうね?漢字でもわからない。

2013年6月27日木曜日

1678:três actoresses

今見ている、アメリカテレビシリーズもので注目している女優を3人ここに記す。すぐ忘れるから。

まずは、「Castle」の刑事役のStane Katic。

彼女はカナダ出身とのこと。元々はクロアチア人移民の2世。だから背が高いんだね。スーパーモデルに多い感じ。旦那役に助けられれている。

次は、「Perception」のRachael Leigh Cook。

アメリカ人ですね、典型的な。小柄なところでちょっと損をしている。将来伸びるかなあ?

最後は、「NCIS」のCote de Pablo。

チリ人でマイアミ出身。ラテン的なひょうきんさがいいね。

やっぱ、アメリカは俳優のすそ野が広い。ちょっと英語を練習してハリウッドに行こうとする日本人俳優とは違うね。

そうそう、バンパイアーものはまだAXNでも出てこないね。数年前は、そればっかりだったが。

1677:Empanada na África

今日の夕食は、ホテルの食堂にした。

しゃれた感じは、すこぶる都会的。周りの環境とは異次元だ。

まずは、ビール。Manicaから始まり、Laurentina Black2本。ワンパターンだね。ワインを一人で頂くのはさみしいからね。

メインディッシュで頼んだのは、マッシュルームとビーフステーキ。お魚はまたに。

スターターを頼んだつもりはないんだけど、出てきた。これは、所謂、南米の「エンパナーダ」だね。

南米パラグアイでは、朝食で毎日頂いた。電力公社の傍のガソリンスタンドで出来立てが売っていた。ゆで卵とひき肉のエンパナーダが最高。店の人は僕を見るとすぐ用意してくれた。

さて、まさかアフリカでスターターとして出てくるとは想像していなかったが、おいしくいただいた。それで、メインのビーフは、胃にかなりきつい。ピラフとフレンチフライはかなり残した。

部屋で飲むお酒を頼んで、チェックアウト。

シーバースのダブル・オンザロックとミネラルウォーターの大瓶を部屋に持って帰って、飲みながら書いている。

ホテルだから金額はかなりになる。50ドル以上かな。10%のチップをあげると、ウェイトレスのお姉さんもにっこり。それぐらいあげないとね、軽蔑される。

チーパとエンパナーダはパラグアイの生活では忘れられない2品だね。

さて、今日のAXNは何でしょうか??



1676:between and among

最近、南アのCMを見ていて、

10人の間で、という意味で、間に対する英語が、

between

を使っていたので、奇異に感じたが、今見ていたニュースでも、

amongではなく、betweenを使っていた。

昔習った文法とは違うね。

英語の用法も変わるのであろうか?あるいは思い違いか?

気になったので、ここに記す。

2013年6月26日水曜日

1675:diferentes condições hidrogeológicas

第2番目の州都での調査を開始。

州庁舎で主要改題に関しての情報収集を終えた。担当者は、前州と同じ程度に英語ができる幸運を得た。大方の情報は初回と今回で得た。

午後には、ルター派系の国際NGOと面談。アメリカ系ということで英語での面談。M&E資料もゲット。

対象郡では、水文地質上、井戸の深さが100mを超える。したがって、Afridevでは無理。エチオピアのようですな。太陽光を利用した水中ポンプの利用しかないが、コミュニティーレベルでの利用は難しい。郡レベルでは違った課題があるね。

ホテルに戻る。まだ4時だが、この国のオフィスアワーは、7時半から3時半が普通だ。

買い物もしたいが、ホテルの近くにはなさそう。Shopriteはちょっと歩いては行けない。

この国の行政上、市は3つ。前回行った州都は、行政上は町だそうだ。人口が増えると市に昇格するシステムで、これはトルコでもそうだった。

今日の夕飯は、ホテルの前にある店に行ってみようか。僕の大好きなビール、Laurentinaのブラックがある。

1674:Yes, sir!

今日はお休み。

ずっとAXNでアメリカテレビシリーズを見ていた。

Hannibal

NCIS

Perception

Castle

だ。Hannibalは途中からだから話が見えない。また最初から見てみよう。Castleは推理小説家の旦那と現役刑事の奥さんの話。NCISは米国海軍犯罪捜査局。

それぞれに展開が早く、エスプリも利いていていいね。

NCISとCastleは、上司がいずれも女性。そういう設定が不自然じゃないことがアメリカらしい。

それと、上司が女性でも、

Yes, sir.

と答えているね。初めて知った。お恥ずかしい話。

CSIは今日はまだらしい。

2013年6月25日火曜日

1673: intensificação da concorrência (avaliação de impacto ambiental e análise de avaliação)

久々、今年のJICA案件の応札状況と結果を精査した。

単独型だけだが。

案件数も前より減っているように感じる。以前多かった、水資源や防災、水供給も案件数としてはやはりずっと少ないの現状だ。

一方、評価分析や環境影響評価はそれなりに案件数はあるが、かなりの数の応札会社があり、1位指名を頂くのは超難関になっている。

評価分析や環境影響評価は、セクターに関係ない分野でもあるので、案件数は多いが、その分競争相手も多いという難しさがある。

知り合いの方々(応札会社名で概ね担当者の名前が浮かぶ)も今年の初めからかなり苦戦しているのが結果から分かる。自分もそうだけれど。

案件が多ければ、1位指名された人から裁けていくので、2位ぐらいにいればいずれ自分にもチャンスが周ってくるとは期待するが、案件減少で競争激化だから、ずっと3位以下だとかなりめげる。

個人で応札したり、会社名が個人名と同じだったりすると、失注が続くと恥ずかしいしね。これがコンサルの試練ではある。半年も失注が続くと資金も目減りする。個人であっても会社と同じような余剰資金が、少なくても半年分は要るのだ。

競走がないような難解な案件や危険な調査地域などを目指すのも一案である。それはそれで試練だけれど、コンサル業としては面白いのだ。受注すれば何とかなる。

1672:nostálgico Turco

7時にホテルの朝食をとる。

僕が最初の客のようだ。ひっそりとしている。このホテル自体が周辺の環境、ごみごみとした下町、から遊離しているようだしね。

朝からお肉。南米的なんでしょうか。兎に角、牛肉がどこのホテルでも朝からでてくる。好きだからやはり食べちゃうね。

昨日も途中から見たが、アルジャジーラのドキュメンタリーを見ている。

今度の冬季オリンピックの開催地「ソチ」は、1864年のコーカサス人大虐殺以前は、コーカサス人の生活圏だったが、多くの人は虐殺され、他国に移住した。特にトルコに移った人が多い。

アルジャジーラは、その歴史とソチオリンピック反対運動の姿を描く。

日本ではソチの環境問題を取り上げた例はあるが、ソチのコーカサス人大虐殺について触れた報道を知らない。

全編、トルコに移住したコーカサス人の活動家や関係者のトルコ語が聞かれる。彼らも移住して150年。すでにコーカサス語は話せない。

でも、この番組で、僕にとっては懐かしいトルコ語が堪能できる。挨拶から始まって、よく使う表現とか、懐かしいね。と言っても、去年の今頃は、アンカラにいたんだけれど。

イスタンブールの混乱はまだ続いている。

1671:Mentes Criminosas

衛星放送の番組の内容もずいぶん分かってきた。

フランス24英語放送より、アルジャジーラ英語放送の方が面白い。どちらもBBCやCNNに似ているが、アルジャジーラは英国人プリゼンターがかなり採用されていて、一見BBCと見間違えするくらいだ。

この何年かは、ガーナから帰国する際ドバイで見て以来、見る機会がなかったが、かなり洗練されてきた。フィリピン人の女性アンカーウーマンがすごいね。マニラで見ていた民間放送局のABS-CBNに出てきそうな女性で、凄味がある。両腕をテーブルに広げてね。

さて、ここのホテルで見れる、映画とテレビシリーズの専門局は、2局で、

MGM系
AXN系

だが、当然、公用語の字幕あり。まあ、やっている映画はほとんど英語だから困らない。

AXNでは、久々、「Criminal Minds」を見たし、以前見たことのない、しゃれた探偵ものの「Castle」がいいね。AXNは日本のスカパーでも見れるそうだ。

明日は祭日。今日は遅くまでテレビをエンジョイ。

窓の外から、ジーゼル機関車の汽笛が聞こえてくる。アフリカでは珍しい音響だね。





1670:Shoprite

ホテルの部屋には、残念ながら冷蔵庫がないので、ビールやコーラ類は買わないが、水とガムなどスーパーで買ってきた。

南アに本部のある、Shoprite。

アフリカ出張ではお馴染みの大型スーパーだ。隣国でもあり、ガーナにもあった。隣国の店舗の作りと全く同じで、どこに何があるかが分かる。

今日は祭日前なのか給料日なのか、どこの銀行のATMは長い行列ができている。

今回の運ちゃんは英語がほとんどできない。前回とは大違いだから手間取ることが多いが、他国でのこういう経験には慣れているので気にはしない。そういう時の代替策を持っていれば何とかなる。想定するセンスだね。

州政府の職員も英語ができるし問題なし。

携帯とメールが使えれば何とかなる時代だね。

個人情報も得た。首都の中央政府に勤めているある人はこの州都出身。ある機関が廃止されたので首都に移動したとのこと。首都の彼自身は何も言っていなかったんだが。まあ言いたくはないんでしょうね。

朝飯を食べすぎたのか、ちょっとお腹を壊した。この国に来て初めて。ちょっと気が緩んだかな?

ホテルで調査団を見かけた。日本人だね。話はしなかった。調査団だが、みなさんバラバラに座ってネット接続してパソコンで作業していた。あんまり雰囲気よくないね。

次に行く現場にも調査団がいるが、事前の調整もあんまり濃くない。それだったら自分でできる程度。かゆいところに手が回る修行は最近はないんだね。丁重にお礼を言って、後は自分でしますとメールした。現地にいて知りえる貴重な情報を基に、絶妙な作業工程を考えることはしないんだね。最近のコンサルさんにはちょっと無理かもね。

お願いした僕が悪いんだね。

2013年6月23日日曜日

1669:Prática de karaoke na África

チェックイン当日に、ホテルで朝食を取ったのも人生初めてのこと。

15ドルほどか。南アのホテル程度に文化的だ。あと11日ほどお世話になる。

前にも書いたが、実はカラオケ好き。と言って、カラオケボックスには行かない。大体は、赤坂や歌舞伎町のクラブ、海外だとマニラのブルゴス、ジャカルタのブロックMあたりが縄張りだ(った)。もう5,6年アジアにはとんとご無沙汰だから、忘れ去られているね、きっと。

一人で行くことはなく、日本だと悪友のOさんと飲んで繰り出す。彼も国際派だから、会うのは年に数回。1次会が終わってタクシーで歓楽街に行くと、100%朝まで6時間カラオケ大会。お互いこの行程が定着しているが、歳も歳だからいつまで続くやら。

前にもこのブログでも書いたが、最近練習中が、

たかじんの「東京」

高橋真梨子の「ごめんね」

どちらも大変難しい。「抑えた」歌唱力と「微妙な」表現力の勝負だ。YouTubeがアフリカでも問題なく作動するので、暇なときはホテルで練習できる。20年以上前は、CD持参だったね。今でもテレサテンのメドレーが完璧だ。自画自賛。

二人とも特徴的な声を持っているので、普通に歌ってはインパクトがないのだ。たかじんは女性的な感情表現。高橋真梨子は、女性的というよりはボーイッシュなハスキーヴォイスの高音がいいね。

YouTubeにいくつか素人さんがアップロードされているが、普通の人が歌うと、うまいけど平坦すぎてインパクトがない。二人ともタダ者じゃないんですね。人生どう生きたかが歌に響いている。

海外コンサルも普通の人生じゃないことだけは確かだ。



1668:segunda maior capital da província

朝9時過ぎに、第2番目の人口を有する州都のホテルに入る。

安着だ。

ボンバルディア機への搭乗もこれで3回目。事故が多かった機種だが、これまでは特段の問題もない。飛行場は町から20分ほど。町まではデルタが広がっている。

ホテルの部屋は狭いがこざっぱりしていて清潔だ。窓には蚊よけの網戸も入っている。衛星テレビはDSTVではなさそうだ。BBCやCNNは見られず、France24の英語放送とアルジャジーラのみ。インド系の番組がやたら多い。ところ変わればだね。

早いチェックインだったが、部屋に入れてよかった。WIFIも快調。125ドル払っている価値はある。

さて、朝飯抜きなのでブランチでも食べに行こうか。

宿題も終えたし、明日の朝までのんびりしよう。

この町の名前に由来は、旧宗主国の王子の名前からだ。

2013年6月22日土曜日

1667:lição de casa terminou

午後4時半過ぎ。

やっと宿題が終わった。8時間ぐらいかかったね。土曜だというのにご苦労さんだ。しかし、これで2か月後の作業が楽になる。

明日は非常に早いので寝坊しないようにしないとね。今日の映画も9時までとしよう。

洗濯したシャツもやっと乾いた。携帯用のハンガーは役立つね。新装したLOFTで買ったもの。大宮も便利になったものだ。

夕飯もまだ6時まで時間があるし、部屋でカップヌードルでもいいか。

気分で決めよう。

パッキングはほぼ終了。

明日からの州都はどんなところでしょうね。それと州政府の職員に英語ができる人がいるかが勝負だ。最初の州が良すぎたので、次であんまり期待しすぎると落ち込むから気をつけよう。

一期一会の出会いが再開だ。

1666:diferença de alojamento no hotel

今日の首都の天候は曇り。寒いくらいだ。

今日までの宿題作成中。自分に無理に課したもの。2か月後の報告書作成が楽になるから。

さっきホテル代を支払うと17ドルほど以前より高い。理由を聞いたら、バスタブがある分高いそうだ。なるほどね。シャワーとバスタブの違いが分かった。まあいいでしょう。

12日後のチェックインを済ませ、作業開始。その前にブログ。癖だね。奥さんに向けての日誌だ。

明日は6時半発の便だから、5時ぐらいに空港に向かう予定。

なるべく早く宿題を仕上げよう。素案はできている。これができると、調査方法から報告書作成までの一連の作業のひな型になる。これをあと4回繰り返す。徐々に内容を精密化させる魂胆だ。最終的な評価マトリックスも想定し、全体の比較評価ができるようにしている。これは隣国での経験が活きている。

さて、作業に戻ろう。ブログは気分転換と脳の活性化につながる効用もある(?!)。

1665:Two Fingers of Scotch Whiskey

夕刻、ホテルで奥さんとスカイプで話す。

長女が青山でのバイトから戻るころ、電話し、駅まで移動し長女を車に載せるまで話す。

丁度、夕方6時ごろ。

さて、今日は久々インド料理でも行きましょうかね。ホテルの隣だし、歩いても安全だ。

相変わらず、Manicaのラガーから始まり、Laurentinaのブラックを飲んだころ、これまたお馴染みのマトンカレーとガーリック・バター・ナン。ナンが焼き立てで香ばしく、うまいし、マトンが最高。

味が深くていいんですねえ。この間も店にいたインド系のビジネスマンらの会合が今日もやっている。英語の会話だから内容が筒抜け。

2本の小瓶ビールも物足りないし、最後にスコッチを頂く。ハワイ風に、Two Fingers。片岡義男さんの小説にあるね。

7時前に酔ってホテルに帰るこの悲しさ。まあ健康的でいいでしょう。

明日はある宿題を仕上げて、明後日の地方巡業2州目に入る。クライアントさんは本当に親切。飛行機の出発時間が30分早まったことをわざわざメールで知らせていただく。ありがたいですね。

当然2時間前には空港に向かうのですが、万が一というのもあるしね。

さて、今日の映画はどうでしょうかね。

2013年6月21日金曜日

1664:Atividades de holandeses

朝7時半。今日は5時半に起床。朝ぶろ後、朝食。お客も一杯だ。ただし、日本人は一人もいない。

今日は直接オランダのNGOに行く。

脱線。

今BBCで大井さんが出ている。笑うと結構いいじゃない。もっとチャームを全面に出すべきだね。別の中国人エコノミストの太ったおばさんよりずっとマシだ。眉毛をもっと強調して、髪型もウェービーに変えるといいかも。しゃべりの中にほほえみをもっと入れるべきかな。服装が地味かな。

さて、複線。

オランダの活動というのはあまり目立ってはいないが、組織強化や人材育成、技術支援の分野では、なかなか優れたものを持っていると実感していた。今回会うNGOも見習うところが多い。

彼らとまだ会っていないが、これまで見た活動報告や彼らとのメールのやり取りから、組織的な連携能力の高さがうかがい知れる。メールでのコミュニケーション能力が非常にいいね。的確。

事前の情報は入手済みだから、雑談での彼らの反応をまず見よう。先の話だが、オランダ政府との連携も視野に入れる。

彼らも現場で日本のコンサルと会っているとメールで言っていたが、日本のコンサルからは何の発信もない。結構、自ら発信しないコンサルかもね。要注意だ。日本のコンサル会社も通常業務に追われ、政策・戦略レベルでの情報交換能力が欠如しているね。

ECFAの会長に知り合いの方が就任したが、ODAを推進する先進的なコンサル活躍が望まれる。







1663:Dirigir no lado oeste da cidade

この首都の人口は、200万人ぐらいとBBCの特集で知った。

まあそんなところでしょうかね。20年前のアンカラ程度だね。アンカラはもう450万人を超えている。

200万人ぐらいがちょうどいい規模だ。歩いて回れる繁華街もあるし。

さて、今日は遠出の機会を得た。とは言っても、タクシーで20分ほどか。首都の西側を行く。メインストリートを15分ほど走り、脇道に逸れて5分。

HydroAfricaという企業の隣に目的地がひっそりとある。その企業の隣と聞かなければちょっと探すのは無理かな。

政府機関だが、研修センターで地味な役所だ。アポなしだったが、担当者が待っていたように席にいた。話の内容は伏せる。

帰りも同じ道。1930年代に建てられたような古いビルが立ち並ぶ。その多くは再開発中だ。アメリカの大都市の朽ちたダウンタウンのビル群に似ているね。サンフランシスコのミッションストリートとかね。

途中、Hugo Bossの店を発見。僕の好きなブランドだ。セルッティ1881も好きだが、Hugo Bossも20年前から気に入っている。

サラリーマンじゃないからもう毎日背広は着ないが、いい服ってコンサルにとってはユニフォーム。大事に選びたいね。アメリカの映画の最後に協賛会社が出るが、結構これら二つの背広が使われているケースが多い。脱線で終わり。

1662:história dos velhos tempos do Sr. Clemente

この国のある事情は、英国の旧植民地とはずいぶんと違うようだ。

政府機関には、ヨーロッパ系やインド系混血の方が何人か見られる。普通のことのようだ。

旧宗主国から移民でやってきた一族の三代目の方がこの政府機関でも臨時で働いている。歳は70歳前後だろうか。そういう方が働いているのも珍しいしいが、彼の部屋の目の前の部屋にいるので、時々雑談する。

英語ができるのでいいんだ。

彼は植民地時代、地方にもいて軍にも在籍していた。ここに来る前はUNICEFにいて定年退職。その前は情報省だったらしい。

文書管理が専門。

彼の昔話がとても面白い。生き字引のような人の昔話。

地名の変化、この首都の変遷、昔の中国人街の話。戦時中のドイツやイタリアからの亡命者。話は尽きない。

隣国でも植民地時代から続いて住んでいるヨーロッパ人が大規模農園や商店を営んでいるが、さすがに独立後には政府機関には従事してはいない。

この国は、インド系やヨーロッパ系との混血も多く、ブラジルのようだ。そうした混血が民族間の対立を軽減させているのではと推測した。

今度行く州都にはこの国最大の中国人街があるらしい。おいしい中華が食べられるといいね。

2013年6月20日木曜日

1661:Policy officer for WWC (2)

朝、メールを見ると早速ボストンのハーバード大ケネディースクールのアフリカ人からメールが届いていて、必ず応募するとの回答だった。

彼はもともとハーバード大大学院でMBAを持っているし、野心満々だから、必ず乗ってくると思っていた。

別途、東大の中山先生にもメールし、教え子で興味のある方に案内していただくようにお頼みした。世界中で応募者があるだろうから激戦だね。給与の額も影響するが、いい仕事だ。

たぶん、年収15万ドルは無理でしょうね。いいとこ、10万ぐらいかね。

まあ結果が楽しみだ。

さて、今日はアポがないが、一度行かなければいけない機関をアポなしで行く。こういうことも偶にはあるが、行ってみると意外といいことがある。南米パ国でも英語が通じないのでアポが大変だったが、アポなしで行ってすべていい報告に進んだ経験もあるのだ。

Go for broke.

すべてに慎重な僕だが、たまにはギャンブル的な行動も取る。何もしないよりはましだから。

来週からの地方巡業も行けるだろうか?クライアントの治安情勢の判断待ちだ。行けないと全体工程が狂うので困るが、行って死んじゃうよりはいいね。

1660:特務迷城

ホテルに戻って、ハッサン君の支援で情報収集してメールを送る。プロの仕事を彼も喜んでいた。彼の仕事は日本のある大手コンサルとの交渉だね。それを支援してもいいが、無償だしねえ。有望な会社名を教えておくだけにしよう。あとは彼の力量次第。技術営業センスはまだ落ちていないことを自覚。コンサル会社に事務系の営業屋はいらないことは、僕の持論だ。

さて、今日はいい映画がないなあー、と思っていると、ジャッキーチェン主演の映画が始まる。最初はあんまり面白そうでないのでBBCでも見ようかと思ったが、これが意外な展開。

英語のタイトルは、「The Accidental Spy」。主題は、中国名のタイトル。

香港から韓国へ移り、そしてトルコへ。

こりゃあーいい。

2000年ぐらいの映画だから、僕がトルコにいた最後の1996年とそう変わらない。代表的なトルコの風景が登場。お決まりの、

トプカピ宮殿
グランド・マーケット
トルコ風呂
メブラーナ

が出てくるが、僕自身88年から96年まで何度も行ったのに1度も行っていない。でも、今はすべて消えた四角張ったルノーの黄色いタクシーは懐かしいね。

さて、この映画の準主演女優は、ヴィヴィアン・スー。13年前だから初々しいね。

映画自体はB級。開発途上のイスタンブールを堪能しました。

映画の最後は失敗シーン。このころからお馴染みだったんだ。

次に始まったのが、座頭市のリメイクで、

「Blind Furry」

だが、見ないで寝る。

1659:Policy officer for WWC

WWC、即ち世界水フォーラムからは定期的にニュースレターを受けているが、今日入ったニュースはWWCの政策担当職員の募集である。

いよいよ水セクターの政策面の検討が始まってきたようだ。WWCは最初はIWRMの推進から始まって、次は民間セクターの促進、トルコのWWC6あたりから、この政策面の強化が叫ばれるようになったと理解している。次は韓国だ。

下記に、募集要綱を転記する。コピーライトはちょっと気になるが、まあいいか。

10年若くて、今の実力と経験があれば、自分も応募したいが、中々遣り甲斐のある業務内容だね。日本人で手をあげる人はいますかねえ。東大の中山先生の研究室で博士号を取って、5年から10年ぐらい国際機関で鍛えられた人だったらできるかもね。

年収でいくらいただけるかも興味あるね。ドルベースで、最低15万ドルは欲しいね。

民間のコンサルに水政策専門家はほとんどいないしね。かといって、官の方は出向じゃないので、ヘジテートするかも。

要するに、こういう業務に応募しようと思う勇気ある日本人が一人でもいて、運よく採用されればしめたものだ。

ああそうだ、ハーバード大ケネディー・スクールに研究員で行っているあるアフリカ人に教えておこう。彼ならできるかも。


Policy officer – Political Initiatives
World Water Council 

Grade: Cadre Reporting to: Executive Director Location: Marseille, FranceContract:100% – CDD (limited term contract with view to evolve to a CDI)
Deadline for applications: 20 July 2013
Under the general supervision of the Executive Director, the Coordinator – Political Initiatives will undertake the following tasks:
A. Political background analysis
  • Prepare political analysis to underpin the Council’s work with mayors, parliamentarians and ministers;
  • Prepare political background materials for Council engagement in regional policy and diplomatic efforts on water;
B. Political initiative development and implementation
  • Lead the further expansion and implementation of the Istanbul Water Consensus, including the Champion Cities work
  • Keep track of the results of the Istanbul water Consensus
  • Engaging with locally and regionally elected officials and liaising with members and partners;
  • Lead the strengthening of the involvement of parliamentarians, e.g. the Parliamentarians Help Desk
  • Engaging with parliamentarians from around the world and liaising with members and partners;
  • Prepare all briefings, reports and other materials required for the work with elected officials;
  • Develop new activities to engage political actors for water in consultation with Board members;
C. External relations and communications 
  • Communicate effectively with elected officials, Council members, partners and staff on Council’s political initiatives;
  • Produce clear and concise written outputs in English for use at all levels, including for publication;
  • Provide regular input to update the political initiatives part of the Council website;
D. 7th World Water Forum Political Process 
  • Provide input into the 7th World Water Forum Political Process, by taking into account the other processes, including supporting preparation of background documents, meetings and other communications;
E. Administration and finance 
  • Work effectively as part of cross-secretariat teams to deliver outputs to a high standard and on time;
  • Manage and track budgets for specific activities ensuring that budgets are adhered to and that rigorous financial accountability is maintained;
  • Supervise effectively and efficiently external inputs into programme activities, including by consultants and interns, and ensure that high quality products are delivered by third parties;
  • Develop and use a detailed and time-bound personal work-plan to guide activities and to deliver results;
  • Contribute to the team spirit and ethos of the WWC Secretariat and build and maintain strong relationships with members and partners;
The candidate needs to be willing to perform any other task in the WWC secretariat.

CANDIDATE REQUIREMENTS

Essential 
  • Relevant Masters degree or higher qualification (in sciences, social or political sciences or humanities);
  • At least five years experience in working directly with elected officials, and strong understanding of political processes at all levels;
  • Experience in developing political analysis and synthetic background papers in a short period of time;
  • Experience in developing and coordinating policy initiatives with a range of partners;
  • Successful fundraising, and narrative and financial reporting to donors;
  • Excellent presentation and communications skills and the ability to write clear and concise issues briefs and reports in English;
Desired experience
  • Experience in working as part of a team to deliver key outputs on time and on budget.
  • Besides fluency in English, knowledge of French and other languages;
  • Demonstrable understanding of major policy issues on water management and development;
  • Experience in working on complex multi-stakeholder processes.

2013年6月19日水曜日

1658:高露潔?

正直言うと、この国の公用語で短い主題を書くのも結構難しく、簡単にはいかない。それなりに工夫はしている。

今回は、中国語で。

何のことでしょうか?

答えは、次回ではなく言うと、Colgate。

滞在1か月もするとGUMも少なくなってきたので、中華レストランのビルにある、以前湯沸かしポットを買った、スーパーでコルゲートのチューブを買った。漢字も適切な当て字だね。中身の品質はまだ分からない。

今日はメールで不思議な偶然があった。元いた会社で東工大で博士号を取って入社したハッサン君。数年在籍しただろうか。もう15年以上前に辞めて英国に渡った。非常に優秀で、人懐っこいし、いい青年だ。エジプト系イタリア人という変わった国籍を持つ。イタリアで育ったせいか女性にモテモテで結婚しているのにお盛ん。僕は彼の隣の席だったから、何度日本人女性からの電話を受けたことか。あのころは携帯も当たり前ではなかった。

彼が英国のコンサル会社に行っても、メールでの交流は続いていた。最近どうしているかなと思ってメールを出したら、すぐ返事が来た。すごい速さだと思っていたら、そうではなく、彼もある案件のことで協力依頼のメール出したところだったのだ。

対象国はまさにこの国の有償案件だ。偶然というか何なんでしょうね。

こういうことは頻繁にはないが、うちの奥さんとはよくある。大体は、僕の方が彼女の考えていることを言う前に当てるという偶然だ。

ある種の才能だと思うが、逆はない。常に受身的な予感。能動的な力はなさそう。

コンサルにはあると便利な才能だとも思う。聞く耳の前に感性で相手の考えを捉えるのは大事だ。会社が沈む前に脱出する判断もあるね。ネズミさんのように。小心者なんでしょうね。

ある大兄曰く、

「XX君は、リアルタイムで常に最適な判断と行動をするね。」

褒められているのかどうか分からないが、捨てることで得られることを知っているかもね。捨てるのは決意と覚悟がいるからね。一時は苦しいしね。誰にでもお勧めできることじゃないことだけは確かだ。

それにしても、南ア製の歯磨きチューブより中国製の方が、お値段が5倍もするのは何ででしょうかね。

1657:retornar de quatro letras palavras

このホテルでは、映画専用チャンネルは2つあって、1つはおなじみアクション専用で前と同じことは書いた。もう一つは、この国対象の映画専用チャンネルで、英語だから当然公用語の字幕がでる。

字幕付きの方を見ていて、自然だなー、と感じる。

なんででしょうね。

卑語が消されていないのをやっと気づく。なるほどね。今頃の英語の映画で、卑語がない映画はないよね。アクション映画の場合は消されると最悪。南アの人はクレーム無いんでしょうかね。

公用語が英語じゃない国対象だと制限がかかっていないようだ。さっき見ていた、

「Change-up」という映画は所謂body switch comedyで卑語満載。気持ちのいいほどだ。

断線だが、最近のアメリカ映画のパーティーシーンでは、ウォッカの一気のみのshotが流行りだね。映画でもよく登場する。今見た映画では、

Kamikaze shot

と言っていた。突撃的なんでしょうね。

この国対象のアメリカ映画で、公用語の卑語も学べるのはいいね。使っちゃまずいけどね。

二番目の映画は、

「What's your number?」

で、ロマンティック・コメディー。これに出ているのが、昨日見たアベンジャーズのキャプテン・アメリカ演じていた俳優。なるほど、サミュエル・ジャクソンの特集じゃないらしい。

この映画の主演女優は、知らない。見た目は、土屋アンナを100%アメリカ人にした感じ。ハスキーヴォイスで大胆不敵。今時の女優かもね。Anna Kay Farisというらしい。覚えておきましょう。

キャプテン・アメリカが普通のお兄ちゃんやっているは見事ですね。

全編、ボストンの街並みが素敵だね。



2013年6月18日火曜日

1656:Segredo do hotel WIFI

今日は部長と協議して州の状況を告げた。内容は書けないが。

部長も了解してくれて一安心。彼女も国家的な課題の責任者だから、あんまり非難めいたコメントは避けた。事実をそのままに伝えた。

さて、ホテルのWIFI事情が思わぬ会話から知れた。部屋のカードキーが不調で再登録しようと待っていたら、係りの電話対応の会話が聞こえた。客からの電話で、WIFIが不通だとクレームしているようだ。係りの解答は、ホテルの問題ではなく、WIFIの発信元の問題だからしょうがない、とのつれない返事。

そうか、今日はWIFIもダメかと思って開いたらガンガン入っている。

部屋によっては電波が弱いのだ。それを発信元の責任に転嫁している実態が判明。よくあることだよね。

幸い、僕の新しい部屋は発信機がある部屋のすぐそば。クレームした人には申し訳ないね。

明後日はオランダのある機関と協議予定。この国で最も早くから「ある支援」をしている。やっとたどり着いた感がある。誰も親切に教えてはくれない。断片的な情報をつなぎ合わせて突き止めた。

楽しみだね。メールでの対応が地方出張中なのに、今までで最も的確で早い。こういうことも途上国では稀なのだ。さすがオランダ人。

と書いて、更新しようとしたらWIFIが切れている。やはり途上国の事情は複雑だ。

1655:Avengers

昨日は寝ようとしたときに、アベンジャーズが始まってしまったので、見てしまった。それで、2時間寝坊。

去年奥さんと一緒にサティーで見たのだが、やっぱ面白いので。

DSTVお得意のある俳優やシリーズに着目して連続でやっているが、今回はサミュエル・ジャクソン。いい役者だね。「パルプ・フィクション」の不気味な殺し屋も最高。

明日以降、どんな映画が出てくるか楽しみだ。

映画チャンネルも2個になったので、選択の幅がちょっとだけ広がった。

さてと出勤だ。朝夕、涼しくて気持ちがいい。

1654:Alimento vegetal fermentado do Brasil

うちの奥さんと話していて、確か「クシ酵素」という植物発酵食品を持っていったよね、と言われた。

確かに詰めたはずだが、今まで見当たらなかった。オフィスに残していた食品類の底に隠れていた。これは、ブラジル産のもので、80種類の植物から作られた健康食品。

ちょっと期限が切れているが、発酵食品だから大丈夫と思っている。結構効くんですね。疲れた時とか。

南米パ国では、マテ茶が一般的で誰でもが飲んでる。いろんなハーブを混ぜてもいるね。あれだけお肉を食べても何とか健康なのはマテ茶のお蔭かも。

日本でもコカコーラが販売して1年以上になるけど、定着したようだね。

南米の健康食品を飲んで元気になった。ちょっと風邪気味だったが、首揉みの他にも対処法が見つかった。

アジアじゃないので、夜遊びしないから健康なのかもね。

1653:Resumo da banheira

定宿の部屋が変わって大きな変化は、WIFIの強さと朝ぶろができること。

WIFIの発信機がすぐそばだから、昨日から全く切れない。部屋の違いでこれほど違うとはね。

バスタブがついていて、お湯も熱く、これならと朝夕お風呂に入っている。自宅でもシャワーだけだが、海外でのお風呂は精神的な安定に繋がるね。

奥さんと今までスカイプで話していた。三郷のステテコ、じゃない、コストコ?大量消費時代の象徴だね。

次のホテルの手続きも面倒で、さっきクレジットカードの情報をPDFで送ったが、パスポートとクレジットカードの表裏のPDFを忘れた。スキャナーを忘れたのでこういうときに困るね。予想が外れた。

さてお風呂に入ろうか。

2013年6月17日月曜日

1652:Reunião com funcionários do governo central

2週間ぶりに中央政府機関のオフィスに入る。

自分の席が普通に感じられる。不思議なもんですね。コンサルはどこに行ってもすぐ順応できるから面白い。

中央政府の職員は、意外と地方の実態を知らないので、僕の報告を聞いてみなさん驚く。当然だよね。国交省の方が、地方の県のさらに田舎の町村の土木課の実態は知らないよね。

あと4日で次の出張の準備もしなくてはいけないし、前回の報告もまとめる必要があり意外と時間がない。一人調査団だから、業務調整もすべて兼務。

今日は、職員の一人が誕生日。彼女が買ったバースデーケーキを皆さんで頂く。こういう習慣は、ラテン的で、比国でもおなじみ。僕の誕生日は10月だから、4か月後に祝ってもらおう。英語じゃない、バースデーの歌も覚えないとね。

1651:sósia de Ken Matsudaira

自宅にいて朝10時過ぎぐらいだと、テレビ朝日で松平健さん主演の時代劇を見てしまう。結構、痛快なストーリーだし、彼の日本人離れした顔がいいね。

昨日は州都の空港で、ずいぶん待った。2時過ぎに着いて、遅延した飛行機に乗ったのが10時ごろ。だから8時間ぐらい居たのか。

だから、いろんな乗客などを観察していた。カエルもいたか。ここのカエルはあまり鳴かないことを知った。羽蟻が大量発生したのも確認して、ああそうか、隣国でも見たツバメが空中で羽蟻をゲットするのを思い出した。

乗客は、さすがにチェックイン開始2時間ぐらいになって集まってきた。黒人が多数派だが、中国人、インド系アフリカ人、欧米人、そして日本人も登場。彼らは僕と同じホテルにいたね。日本人に向かって、「日本の方ですか?」と気安く声をかける性格じゃないのでしかとした。

2歳以下の男の子を二人もつれた若い黒人の方もいたね。どういう事情なんだろうと思っていたら、首都で奥さんらしき女性が待っていた。

イスラム系のアジア人(たぶんマレーシアかな)の夫婦。病人らしき黒人を車いすに乗せている西洋人。中国人一団は建設工事関係者のようだ。

群衆化した乗客の中に、顔見知りがいた。松平健さんだ。マトリックスに出てくる預言者の黒人にもそっくりだから、ちょっと肌が薄いので、まさに松平健さんなのだ。写真を取れるだけ無頓着ではないので、記憶するだけに留めた。

やっぱり、建さんは国際的な風貌なのだ。結論。

2013年6月16日日曜日

1650:Cozinha indiana é a melhor

当ホテルの隣には、インド料理屋があることは前に書いた。初めてそこで中華(客家)の焼きそばを食べたが、いただけない味だった。そりゃそうだよね。小心者だね。

そのあと同業者とそのインド料理を頂き、味の良さを知った。特に僕の好きなマトンカレーとガーリックバターナン。そして、ManicaとLaurentina Blackのコンビは最高だ。

なんていうんでしょうね、このカレーのうまさ。お父さんが作れない複雑な味。残念ながら、印パキへの出張はないし、スリランカ、サウジ、インドネシア、イラン、東京などのインド料理しか知らないので、本場の味を知らない。

ここは結構うまい。インド系の人が沢山来ている。特に、インド人経営者の集まりがあって、傍でいろいろ話している。お金には目がないからねえ、彼らは。

当然、マトンカレーとガーリックナンを頂く。うまい、うますぎる。キッチンを覗いて、味の秘密を知りたいものだ。

奥さんからレストランの料理を写真で写してと言われているが、いつも忘れるね。写真じゃ伝わらないよ、このおいしさは。

1649:Degradação da exemplo de diplomata

昨日は昼食後階段を下りている途中、何回かくしゃみをした。

突然、肩から提げていたアタッシュケースが落下。まずい、パソコンが入っている。

部屋に帰ってパソコンを開くと無事だった。安心。パソコンが壊れたら一巻の終わりだ。

今使っているアタッシュケースは、これで3代目だ。

1代目は、ドイツ製で89年ごろ購入。2代目は5,6年後か。その頃はハードタイプのドイツ式アタッシュケースがまだ使われていて市場に何種類かあった。3代目は、04年ごろか。2代目が劣化して、同じようなタイプを探したがなかなか見つからない。ネットで石川トランクが2種類生産していた。

その3代目も昨年劣化が激しくなり、ロックと手提げのところを修理して頂き昨日に至っていた。昨日の劣化は、肩がけの時の繋ぎの金具が劣化して外れた。治そうとしても簡単には治らないので、諦めて帰国してから修理してもらうことにした。2つあるロックのダイアルも金具が摩耗して一方のロックが効かない。

恥ずかしいことだが、1代目は劣化したわけでなく、荒木町で飲みすぎて酩酊し朝方気が付いたらビルの非常階段で寝ていたが、アタッシュケースは盗まれていた。あの1代目が最高に良かったのだが、いくら探しても見つからない。実際、このタイプの本物はオットマン社のものだ。歴史があり、お値段は20万円を超える。さすがに貧乏なコンサルには買う余裕がないのだ。

石川トランク社は別の意味で有名で、アルミフレームとベニヤ板で作られ資料などを運ぶ最適なトランクがある。ただし本体が重いので資料を入れると30キロを超えてしまう。10年以上使っていたが、昨今は重い為とローラーの劣化が激しいので、76年以来37年ぶりに旅行用のトランクを購入した。サムソナイトの一番容量があるものだ。今回からの出張で使い始めたがすこぶる機能性がよく、本体が軽くていい。資料を入れなければ20キロぐらいでかなり運べる。

さて、ドイツ式のハードなアタッシュケースは今はあんまり流行っていない。石川トランクも生産中止。似ているダレスタイプも立てて使えるがロック式が少なく、運べる容量が小さく、パソコンを安全に運ぶには向いていない。海外では盗難が心配だから、容量があって安全な縦型ハードタイプのアタッシュケースが好きなのだ。別途、何でもたくさん入る、ソフトなバッグとデーバックも常用している。デーバックはエディーバウアー製。これは容量もあるし、何でも入れられて便利だ。最悪盗まれてもいいものを大量に入れて持っておく。ソフトバックはたためるもので、特に食品を入れる。消費したらカラだから、帰国の時に増えたものを入れて帰る。

今のが壊れると、もう市場には元祖のオットマンしかない(ただし、肩から下げる金具がないのが欠点)。20万円以上を出して買う気にはなかなかなれないが、最終的には買うことも視野に入れている。ただし、日本では買わないで、免税店で買うが、これもフランクフルトで一度見ただけで、ドバイ、シンガポール、香港の免税店も扱っていない。今時、ヨーロッパ経由の出張はない。

こだわりのあるコンサル必需品もどんどん消えていくが、コンサル自身が消えていかないようにしないとね。

1648:contínuo tumulto na Turquia

朝8時半。この部屋は1階だからが、WIFIは最強だ。3Gは逆に電波が弱く、ちょっとお休み。

朝ごはんを食べて部屋に戻る。

港から汽笛が聞こえる。横浜のようだね。ここは港町なんですね。

BBCを見ているとやっと文明に近づいた気がする。英語も新鮮だ。映画も見れる。隣国で2年間お世話になった南アのDSTVはセンスがいいね。

さて、BBCを見ているとトルコの情勢も悪化の一途だね。去年の今頃はイスタンブールやアンカラを周っていたから他人事とは思えない。収まる兆しがないのはねえ。長年の不満が爆発したね。

この部屋には湯沸かしが常設。部屋によって違うようだね。すでに買ってしまったが、地方はないかもしれないので損はしなかった。タオルを忘れているようで、久々のバスタブには入れない。シャワーもいいが、バスタブでお湯につかるのはまた違う。隣国では、毎朝夕に種類の違うハーブ入りの入浴剤を使って楽しんでいた。

1階だから窓からの侵入者には用心だ。油断は禁物。

洗濯も何とか乾きそうだ。風通しがいいのは、前回と同じ状況。ただ、洗面台が小さいので、大量の洗濯はできない。ホテルも日々一期一会だ。変化する状況に慣れるしかない。隣国では2年間同じホテルの同じ部屋だったか、状況を改善して継続することができたが、今回は週ごとに移動だからね。戻った定宿も違う部屋。

第1州での情報が膨大なので、まとめも大変だ。次に移動する前に報告書を書く。今日から始めないとね、と自分で自分を脅迫する。

まずお洗濯が先かな。





1647:chegou no hotel na capital

午前1時過ぎ。定宿に戻る。2週間ぶりだ。

飛行機が遅れ、首都には12時ごろ着いた。市内までは20分。運ちゃんが寒い中待っていてくれた。信頼できるね。チップをはずむ。

定宿も空いていてよかった。予約は一応しているが、遅い到着だと満室の可能性もないわけではないから心配はしていたがほっとした。

明日は、というかもう日曜だが、のんびりしよう。

こういう出張があと4回続く。夜の帰京はもうないのであとは楽だ。首都の深夜も初めて車窓から見た。閑散としているね。

深夜の空港タクシーも大丈夫なようだ。比国だとどっかに連れて行かれて丸裸ということがあった(自分はないが)から絶対に深夜は使わなかった。ここは大丈夫だ。

さて、寝よう。

2013年6月15日土曜日

1646:ゴンドゥエ氏のお病気

先ほど、隣国の知り合いからメールが入り、ゴンドゥエ氏のお病気のことが分かった。

彼は北部地域のご出身で、彼の実家に帰省していた時に、脳卒中を起こし亡くなられたそうだ。

突然の死で、省も混乱していて後任者がまだ決まっていないそうだ。局長代理が当分続くかもしれない。

彼との会話の中で、高校生時代の思い出を語ってくれたことがある。隣国での海外青年協力隊の歴史はかなり古く、技術を教える先生の派遣もあったらしい。彼も高校生の時に日本人の厳しい指導を受け、懐かしそうに語っていた。

彼が購入した中古のイプサム(海外名はピクニック)の日本語の説明書を翻訳してくれと頼まれたが結局できなかったのは残念だ。トヨタさんにも英語の説明書を頼んだがそこまではしてくれなかった。

無償での地下水開発事業についても問題点を語ってくれ、それが地方給水のO&M技プロにつながった。別の局長だと、議事録に細かな注文をつける方はいないのだが、彼のコメントは論理的で日本からの担当者も困っていたのを思い出す。

こうして彼との交流を懐かしむのもいいことだ。亡くなった方の魂を鎮魂すると信じる。

1645:Guisado de carne no final da capital provincial

このホテルの朝食は6時半からだ。

先ほど、最後の朝食を頂く。朝飯にビーフシチューとは珍しいがこれがなかなかいいのだ。うまい。カレー味だといいのにね。インド系もたくさんいることだし。そういえばインド料理レストランも見つけられなかった。

さて、僕自身も時々料理をする。と言っても、カレーとかおでんとかその程度。男の料理だからお値段は無視。スーパーで値段を見ないで大量に買う。奥さんは見て見ぬふりで、しょうがないなー、と傍観。

自分で言うのもおかしいが、料理は知的なものだ。買い物から始まって、作業準備。作業の段取り、味のチェック、食べている人の評価の考察、お片付けで終了。まさにコンサル的な作業工程だ。ただし、コストを配慮しないのが僕の特徴。作業マニュアルも意識し、先進的なことも取り入れたりする。結果が良くなけれは改善を図る。

だから、料理得意でテキパキとできる奥さんは偉いね。

このホテルではコーヒーにお金をかけていないので、やはり最低でも有名な「デルタコーヒー」を使ってほしいね。

午後3時までは部屋だからのんびりしよう。

1644:Contribuição de Senhor O

この州都に来る前は、州政府職員の英語力は実務上どうだろうかとかなり不安で、危惧していた。

来てみるとそれが案外できるのでビックリ。全員ではないが、僕が一番心配していた一般職員に英語が実務的に問題なくできる人が一人だけいたのだ。幹部クラスはできても、彼らが一緒に現場を回ることはまずない。僕と一緒に行動し、議論し、情報共有できる人が英語堪能で救われた。

この国の英語教育は、初等教育の6,7年生から始まる。周りの国はすべて英語圏だし、ネットや衛星放送など英語が氾濫していて影響力も強い。これからの世代は英語を自在に話すだろう。その兆しは田舎でも表れている。南米は英語圏がほとんどないので、そういうわけにはいかないから、いつまでたっても英語ができないし、できなくてもいいと考える。この国の10年後が楽しみだ。

英語が堪能なのは、O氏だ。オフィスでの質疑応答。3日間の現地踏査。彼がいなかったら最悪な情報収集だったに違いない。神に感謝だね。

O氏のいいところは、彼の意見をちゃんと持っていること。現状や課題を認識していること。バランス感覚があること。正直なところ。知的であること。ただ、チーフやイェスマンの部下たちとはあんまりいい関係ではなさそうだ。所内で情報共有が全くない。中央政府でもO氏ぐらい英語ができる人は幹部クラスしかいない。地方にも優秀な人が埋もれているのは残念だね。彼は州政府でもちょっと浮いてる感がある。出世も政治や人脈なんでしょうか?

来年は、O氏にも全国的に活躍してもらおう、と考えている。経費の捻出方法もあるが、何とか説明して認めてもらおう。州から中央そして他州への働きかけ。これが目指すところだ。この州で実施された案件は、プロジェクトの最後に中央でセミナーをやったが、参加者の評価はすこぶる悪い。プレゼンがかなり悪かったらしい。こういう裏の情報はなかなか入らない。だから、成果アリと勘違いして改善がなかったのだ。とぼけている方が楽だもんね。

国際コンサルは徹底的に英語でプレゼンを行い、現地語や他の公用語には優秀な通訳による逐次通訳が最も効果的だ。それはインドネシアやパ国で実践済み。二人三脚でのプレゼンには二人の息が合わないと失敗する。事前の準備では、通訳が徹底的にプレゼン内容やポイントを把握すること。

だんだんキーパーソンもできてきたね。他州でもO氏のような人材に会えることを祈念する。

1643:Queda de energia no início da manhã

朝5時。

自然に目覚めたので、起きた。

外はまだ真っ暗だが、異常に暗い。停電中なんだ。ホテルだけに明かりがついている。街灯も含めすべて消えている。

停電の経験は、首都で1回、ここで1回。隣国と比べれば全く問題ないが、乾季に入ると水力発電所の水位も下がって計画停電するのかもしれない。今回は電力は係らないので情報がない。

ザンベジ川上流には、有名な水力発電所がある。増設の話も聞いている。この国の経済発展の状況を見れば、いずれ電力は足りなくなるでしょう。

先週週末のディスコの音楽騒音もなくなった。たぶんクレームが出たに違いない。おかげで出発前の夜はぐっすり。眠りが浅いと仕事に影響するからね。海外や国内でも睡眠時間はできるだけ取ることにしている。歳のせいもあるんでしょうね。

40代までは12時過ぎないと寝なかった。今は海外だし、10時過ぎには寝るね。映画の状況にもよるけど、朝は6時前には起きて作業という習慣が自主的にできるようになった。一人調査団は、自己管理しないとやっていけない。朝4時まで飲み歩いていた比国での日常は今はない。健康的すぎるねえ。

そろそろ日の出だ。

1642:quarto de despejo

ネットでのニュース。

いろんな企業で、キャリア開発など名前は社員の人材開発に関係しそうな部だが、実態は、

「追い出し部屋」

という。

空恐ろしいね。10年ぐらい前にも不況風で早期退職制度とかが流行り、コンサル企業もやり始めた。数年で止めたのは、退職金が増えすぎてやっていけない事情が発生。

そこで考えたのが、50歳以上の社員を嘱託で再雇用するというアイデア。退職金の割り増しはないし、経験のある社員を安くこき使える。妙案だね。社員の心理、会社辞めたら失業して再就職もできない、をうまく利用している。この心理はかなり一般的で、30年も会社という看板でやってこれた、個人では評価されないという強迫観念がある。

実はそうじゃないんですけどね。かなり優秀な方でも、嘱託で居続けることを選択したのだ。65歳過ぎたらどうするんでしょうね。そこから80歳以上生きるには。

コンサル会社で、「追い出し部屋」はない。そんなスペースもない。

ただ、嘱託さんは仕事がないときは自宅で待機してね、と言われる。

これも結構精神的につらいよ。呼ばれなくなったらおしまい。社員がどんどん萎んでいくし、30代で会社を見限るのは必然だ。

どうせ追い出されるなら社外がいいね。なんとかなるものですよ。

1641:Poupar dinheiro pela valorização do iene

確か、必要な米ドルに換金したのはもう2か月も前だと思うが、その時は1ドルが100円ぐらいだったか。

さっき日経のネット版を見たら、1ドルが94円に下がっている。

15,000ドルほど換金したから、このままレートが変わらなければ、9万円ほど得する勘定か。パソコンが買えるね。

2,3年前は、1ドルが80円程度。現地貨はドルに対してどんどん下がるので、あのころは大変得した感があった。1泊70ドルでも、円貨では6千円以下。貧乏コンサルにはちょうどいい。

今は最低100ドル。もう諦めてどうでもいいが、100ドル以上は金欠コンサルには厳しいね。

せめて、円高になってほしいのは海外で暮らす者の身勝手かもしれない。

テレビのFrance24では、イランの大統領選挙特集をやっている。早くBBCが見たいね。

1640:Eu quero comer comida chinesa na capital

この州都に来る前は、この町が海岸に位置すると勘違いしていて、さぞかし海産物が食べられると期待していたが、意外と海鮮を出すレストランは見つけられなかった。観光客もほとんどいない。

食生活が惨めでも案外辛くないのだが、やはり首都に戻ればおいしい中華がいただける幸せはない。このブログでも書いたし、奥さんから写真撮ってよと言われるがあんまり食事の内容を写すのは性格上できない性質なのだ。

来週月曜に首都の行きつけの中華屋に行けると思うとうれしい。南米のパ国首都アスンシオンでも毎日のように行ったものだ。「福星」だったかな、店の名前。中国人、韓国人、日本人のたまり場だったね。いろいろあるんだけれど、結局は福星に戻ったね。

さて、ここの中華屋はアフリカ人、中国人、欧米人が多いが、日本人はまだ一回も見ていないのは不思議だ。結構調査団はいるらしいのだが。

一人で2品以上頼むと太るので、焼きそばが定番。あのうまさはアフリカとは思えないのだ。中国人が絶対に作っているはずだ。レソト、ケニアやマラウィの中華屋にも勝てるね。

8月中旬からの最後の州は、この国1のインターナショナルなリゾート。主要ホテルはリゾートしかない。ケニア・タマリンドレストランで食べたあのチリソースで炒めたカニが頂けるだろうね。まあ偶にはいいんじゃない。

2週間頂き続けたステーキは当分食べないでしょうね。

1639:bela vista da janela

今まで奥さんとスカイプをしていた。最近は、携帯電話でなく、スカイプとの通話なので経済的に助かる。

当地も夕方5時半になろうとしている。デルタに日が沈む。

まだ奥さんにこちらの写真を送っていなかったので、この絶景だけはこのブログに残そう。


ホテルの部屋が5階。旧カテドラルの向こうが河口だ。対岸からのフェリーが見える。

カテドラルの隣がディスコなんですねえ。金曜の夜から日曜まで毎夕(土曜は朝まで)音楽が流れてきた。今日も始まるんでしょうかね。先週は、3日連ちゃんでちょっと寝不足になった。

明日は午後3時まで部屋にいられることなったが、9時過ぎの便なので空港でも5時間半ほど待つ。本でも読んで過ごそう。



2013年6月14日金曜日

1638:ゴンドゥエ氏の死去

彼と出会ったのは、いつごろだろうか?

2009年南部アフリカの内陸国へ2年間赴任した。かんがい水開発省のアドバイザーだった。要請したの同省水資源局であった。したがって、支援業務の対象は、地下水と表流水の開発が主体だ。

しかし、時が経つにつれて、給水局(都市および地方)の事業にも関係することになった。これについては、水資源局局長はあまり好ましくは思っていなかったが、省全体(かんがい局は除くが)の支援の必要性があり、了解していただくこととなった。

それから、水供給局局長であった、ゴンドゥエ氏とは知り合いになった。当時、副局長のマンバ氏(現かんがい局長)と協議を重ね、いくつかの案件を形成し実現している。マンバ氏の紹介で、初めてゴンドゥエ氏と面談したのが、赴任して3か月ぐらいしてからか。

彼は、寡黙な方で、セミナーなどではそれほど目立たない。しかし、省には30年以上在籍し、水資源や給水に関しては省内第1の経験と知見を持っている。

ある時、案件形成の話になって、5分だけという面談が、結局は、2時間に及んだ。彼の独壇場で、2時間たっぷり水に係る講義を伺ったのだった。

お別れして、もう2年ちょっとになるか。

先ほど、隣国の知り合いからゴンドゥエ氏が亡くなられたことを知った。僕よりいくつか年上だと思うから、60歳ちょっと過ぎたぐらいか。

健康面で特に悪いとは伺っていなかったので、驚いている。

彼は、哲学者でもあったね。しっかりとした理念を持っていた。世銀や他のドナーに屈することがなかった。

詳しい事情は分からないが、残念なことだ。途上国では、優秀な方の死去が省の運営に大きく影響する。

2年という歳月も意外と長いのですね。

合掌

1637:Cruiser ancorado no estuário

朝7時。いつもの朝食で、ビーフシチュー、目玉焼き、フランスパン、コーヒー。この2週間はビーフばかり食べていた。

今日の協議で、第1州の検証調査を終了する。手ごたえはあった。首都にばかりいてはプログラム管理の検証はできない。首都と複数の州都・郡・コミュニティーの両面で課題を浮き彫りにしていく。こういう調査って意外とないのだ。持続性を高めるためのプロジェクト群をプロジェクト管理上で精査することね。

現場の課題は満載だ。それら課題と解決への方向性マトリックスはとりあえずできた。あとは4州で同マトリックスを精緻化していく。州職員と共同でチェックしていくと彼らの理解度も分かり、さらに追加の課題や課題間のつながりと解決の方向性・具体の施策が明確になる。単純に質疑応答しているとまとまらない。新たな課題も見つかる。

さて、ホテルからの絶景も明日で見納め。昨日の夜から河口に船舶らしきものが停泊していたが、朝になって豪華なクルーザーだと分かった。ギリシャのリゾートにあるような場違いな形状。河口の港も漁船用と輸送船用のふたつあるが、輸送船も先日どこかへ出航し、今はコンテナだけが積んである。殺風景な河口には不釣り合いだね。

この景色も1年後2回見ることになる。また来年だね。

明日は国内線出発が夜9時過ぎ。首都に着くのは真夜中。運ちゃんは期待通りに来てくれるかな。チップははずむので来てくれるだろう。

さてと、そろそろ出勤の準備だ。

1636:Eleição presidencial Irã

4年前、隣国にいた際、ちょうどイランの大統領選挙だった。

Twitterが出始め、イランからの反体制派の発言が大規模に世界に発信された。

残念ながら、反体制運動は不発に終わったのだ。あれから4年。新しい大統領を決める選挙がやってきた。イランの法律では、大統領の任期は4年で2期のみなのだ。

これは、ブルッキングス研究所のニュースレターでさっき知った。

いやー、これからBBCのニュースが見逃せない。前回は、BBCの特派員は海外追放されている。今回はどうか?

イランの自由化は不発だったが、そのあとチュニジア、エジプトと自由化運動はつながっていた。残念ながら、シリアは混迷している。

大きな政治的なイベントが近づいている。

2013年6月13日木曜日

1635:Impressão de Senhor Y

Yさんのことはこの間このブログでも書いたかな。

葡萄牙語の堪能な方と聞いていた。日本人で葡萄牙語堪能だと外国学部出身しか思いつかないが、ブラジルの日系人なら分かる気がした。

隣国の案件でも、ある会社の業務調整員で日系ブラジル人の若手の方が参加していた。伯剌西爾の案件で日本のコンサルに協力し、その後社員として採用されていた。いつも伯剌西爾の案件ではないから、英語圏のアフリカまで来ることになる。そうすると、彼の葡萄牙語の才能は活きない。英語ができればいいが、そうもいかないのが実情だ。去年南米パ国に行ったが、若い人は英語ができるといい就職先が見つかるのだ。クライアントの現地採用の女性も当然英語が堪能だ。日系人も英語の能力が決め手となる、そういう時代なんですね。

このたびの案件では、葡萄牙語堪能のYさんと先日首都で会ったが、南米日系人の温和な方だった。よく聞くと、パラグアイのご出身だと申された。パ国の日系移民は1950年代から本格的なって、移住先の違いで生活環境も大きく違い、その後の作物の違いでも大きな経済格差を生んだ。大豆生産で大儲けした入植地もあれば、破産にちかい境遇を経験した入植地もある。特に、伯剌西爾の国境に近く治安の悪いA移住地は悲惨であったと聞く。

Yさんはパ国生まれだが、伯剌西爾で教育も受けているから西語および葡語の両方を使える。専門性と語学力で日本のコンサルに入られたと聞く。2世であるから日本語もできる。

そうした方とはるばる阿弗利加の地で楽しい雑談をしたのは奇遇であり、パ国の話で盛り上がった。南米的なセンスがあるので、話していて面白い。日本人とはちょっと違うセンスがあるんですね。脳みその中に二つの文化が共存している感じ??

彼ともこれから1年半お世話になるので、頼もしい限りだ。葡語が堪能な日本人エンジニアはたぶんコンサル業界にはいないはずだしね。

また当地のビールでも飲みながら、南米の話ができる7月中旬を待つことにしよう。

1634:sustentabilidade do projeto

この州の調査も明日で終わる。

それにしても「持続性」というのはどう理解していいのだろうか?

プロジェクトがあれば、その実施期間中は確かに持続性はある。

しかし、問題はそのプロジェクトが終了してからだ。

終了後のプロジェクトの持続性はあまり評価されていないのが実情だ。

今の小職の任務は、それを検証すること。

この国の田舎では、大体7時から3時までがオフィスアワーになっている。昼ご飯を取らない職員も多い。

さっき食事を終えてホテルで第2オフィスの開始だ。

持続性を目的とする技プロも多い。しかしその技プロが終了すると忽ち持続性は停止する。

その課題を解き明かすのがミッションでもある。

最終的な決定は我々にあるのではない。彼ら、即ち相手国政府。このブログのテーマでもある。良きガバナンスの持続的意思決定。

それに触媒としてどう係るかが課題である。同業者のコンサルさんも自問自答してほしいね。あんまり、考え方、あるいは哲学が表明されない。まさか、流れ作業でやっているのでないでしょうね??

1633:silo de arroz

昨日行った郡では、農業指導プロジェクトが実施中だ。前にも書いたが、運ちゃんの情報を現場で確認した。ベトナムとの共同という珍しいプロジェクトである。南南協力だね。

脱線だが、三祐コンサルの樋口さんが、マンゴの栽培指導はタイ人の方がよく知っているし、日本人は稲作技術だけはできる、と言っていたが、ベトナムの技術をアフリカでというのも同じような発想だと思う。樋口さんとはもう6年ほどお会いしていないが今はどうされているか?昨日も3人ほど知り合いにメールを出したが、メルアドなしとの返信があった。企業やクライアントでも人の出入りが激しい。組織のメルアドは退職されると音信不通。個人用のメルアドを控えておくべきかな。

さて、朝6時半。デルタに霧が広がってきた。ベトナム・メコン川下流のようにも見える。

ベトナムでは当然コメが主食だし、粉にしてビーフンに加工。

この3日間同じ国道を往復したが、いろいろ興味深い施設を散見する。

セラミック工場(休業中)、コメの加工工場と巨大な貯蔵サイロ。

ベトナムのデルタ地域と類似性があるね。

ここはコメを作るアフリカなのだ。天水だから効率的ではない。

そうした状況から、かんがい技術を指導する案件が生まれたようだ。

僕の案件には直接関係ないが、走るだけの移動中、いろんな諸相を垣間見ることができるね。州都には、ところどころにコミューナルウォーターポイントも設置されている。所謂、共同水栓。レベル2だね。

この国では、コメを粉にして、シマにして食べる。メイズやキャッサバの代りだ。話が雑多になったが、車窓から見える雑多な情報からいろんなことが分かる。

来年は、空路を使わずに、州から州へ陸路で縦断する計画だ。

1632:パントマイムでアフリカ人を笑わせた

この州には、16の郡が存在する。

3つの郡に行ったが、経済活動の違いで郡の庁舎も様々だ。

今日の郡は国道から脇道に30キロほど離れている。当然のことながら、庁舎は小さく古い。職員もずっと少なくなっている。パソコンや3Gも利用できているのは、幸いだね。

現場から戻り、郡職員と別れた。ちょっと時間があったので、庁舎の入り口でタバコを吸っていた。庁舎の階段が急なため、横にバリアフリーのスロープがある。

それがすごい坂で、30度ぐらいあるのか。折角設置したスロープも急すぎて車いすを上り下りするのはかなりの困難が予想される。

傍にいたご老人がいたので、我ながらパントマイムで、車いすを押すマネと下すマネをした。普通はそういう茶目っ気はないのだが、海外に出ると性格が変わるらしい。

それを見ていたご老人が、爆笑していた。受けたねえ。

言葉は通じなくとも、スロープの急さをうまく表現できたようだ。

ご老人も実感してたんだね。

2013年6月12日水曜日

1631:サイトから戻る3

今日は通り雨(scattered rain)の中を国道を走った。最後の数十キロは悪路だ。トヨタ・ハイラックスのお蔭で快適だ。

今日の訪問郡では、開発パートナーおよびNGOの支援が全くない郡だ。

従って、モニタリングの状況は最悪となる。予想通りの展開だ。

しかし、コミュニティー主導の管理は上々。

朝5時から正午、午後2時から5時までの運用時間が自主的に設定されている。州や郡が指導したわけではない。自転車のチェーンを利用したロックがかかるように工夫している。このアイデアも地域修理工を通して伝わったのだろうか。こういう自主的な管理が望まれるわけだが、意外と気づかないことが多い。

ここでは、暴力的な破壊行為や盗難は少なそうだ。隣国とは大違いの様相を示す。

今日で現地踏査は終了。木金で州と協議。情報のまとめと共有、今後の対応など話し合う。次に来るのは来年だ。

郡レベルでは、パソコンと3Gがあるので、これをモニタリングに利用しない手はない。それ以下の行政組織とコミュニティーでは難しいが、いい手を考えよう。

1630:Saneamento e Higiene

以前このブログで

Sanitation and Hygiene

の違いを述べたし、具体の両者の施設も2か月前ぐらいに述べた。

さて、西語では、saneamiento e hygiene

だが、葡語では、

Saneamento e Higiene

となる。ちょっとだけスペルが違うね。

今日の現場で、理想と現実があまりにも違うので、

real situation

を使ったが、葡語では、全く同じで、

real situação

だ。ラテン語をベースに覚えると英語も西語も葡語も兄弟だ。仏語だと発音が難しいので無視。西アフリカに行くことも当分ないだろうし。

1629:サイトから戻る2

5時過ぎに州都に戻る。サイト2日目はここから2時間ほど北に行ったところだ。昨日昼食を頂いた郡になる。

調べれば調べるほど、プロジェクト完了後の管理状況は萎んでしまったことが分かる。予想通りの現状だ。しかし、しっかり定着したモデルもあるので救いだ。詳しくは書けないが。

余談だが、この国は多くの自転車が走っている。田舎でも。町や道路沿いには自転車修理を営んでいる人が多く、またミシンを店の前に置き、洋服の手直しなどをしている店も多い。走っている自転車も古いものばかりだが、修理を繰り返し大事に使っている。

こういう事実と、手漕ぎポンプの修理工の活躍がなぜか結びつく。隣国では、ほとんど自転車もなく、また手漕ぎポンプの地域修理工が不足気味なのだ。見学したAfridevも見事に運営管理されている。ハンドルのところに見慣れぬ自転車のチェーンが巻いてある。なんでかというと、ポンプ利用開始時間が決まっていて、夕方時間を決めて使用停止し、チェーンを使ってハンドルを固定し利用できないようにする。朝、管理者がチェーンを外し利用開始するという。まさにオーナーシップが定着している。こういう例は他国では見受けられない。ちょっとしたことだが、コミュニティーが主導的に管理する優れた実践である。浅井戸のrope wellも初めて見た。我が国は浅井戸建設は支援しないが、深井戸が掘れない地域では、浅井戸でも有効なのだ。通常は、浅井戸は深さが10mほどで水質汚染が懸念され、緊急的処置で設置されることが多い。中央アジアのタジキスタンではUNICEFが緊急援助で設置していたのを見た。アフリカではそうも言ってはいられないのだ。

さらに余談だが、この国の国内線の整備状況はなかなかのものだ。確かに国は広く空路でないと各州には遠い。内戦時、州を結ぶ道路はほとんど閉鎖されていて、飛行機か船での移動しかなかったそうだ。内戦のお蔭とは言わないが、そうした背景で空路が整備されたと推測する。

現地踏査の最後は、インド系の掘削会社の見学。インド政府も地方給水には支援していて、今はフェーズIIIに入ったところ。この会社は、12台の中古の掘削機を所有していた。すべてインド政府機関のお古だ。ここでは最大65mの深さが掘れれば地下水はでるので、十分再利用可能だそうだ。久々にインド人訛りの「素敵な」英語を聞いた。

さて、明日はサイト踏査の最終日。インド洋に近い沿岸の郡だ。沿岸特有の課題もあろう。楽しみである。

2013年6月10日月曜日

1628:サイトから戻る

朝5時起床。まだ暗い。

6時には、ホテルのエントランス前でフィリップさんが待っている。まだCPのOさんは来ていない。10分ほどでOさんが到着。

今日の工程は、州都から真北に200キロほどの郡だ。3時間半を予定していたが、3時間で郡庁舎に到着。

郡の関係者と協議。いろいろ現実の厳しさが分かってくる。中央、州、そして郡まできて実感。水セクターのスタッフ2名も今年初め続けてお亡くなりになって、現在スタッフがいないという状況だ。どうして亡くなったかは聞かなかったが、隣国でもそうだが、AIDSで亡くなることが多いのだ。

2年前に終了した事業や11年前に建設された施設も見てきた。給水施設はうまく維持管理され、運用されているが、小学校に設置された雨水利用の手洗い施設は、2か所見てきたが、いずれも動いていない。蛇口が故障してそのままになっているケース。もう1か所は、乾季のため貯留できていない。前者は7ドル程度する蛇口を新たに取り付けるお金が学校側にない。後者は雨が降らないのでどうしようもない。いずれも、計画段階で想定できる課題だと思う。

サイトから100キロも走れば、2年前にいた隣国に入る。地形や植生、人々の生活も隣国とほぼ同じだ。懐かしいね。

途中の町のレストランで、ステーキを頂く。ここも味がいい。ニンニクが効いているし、別の香辛料も入っているようだね。

ちょっと風邪を引いたようで、頭がいたい。ホテルに戻って日本から持ってきた総合風邪薬を飲む。隣国のMさんからメールあり、何でこっちの国に来ないの?と言っていた。だって、クライアントさんの判断だからさあ、と返事。こっちが終わったら呼ばれるようにしましょうね。

こうしたサイト踏査を明日明後日も続く。さすがに明日は7時発。

2013年6月8日土曜日

1627:ホテルの前のレストランで昼食を食べる

ホテルの目の前は古い朽ちたカテドラルで、その隣がレストラン。

今日初めての土曜の昼ご飯をそこで頂く。

ビーステーキとビール。

ビールは、最初はManicaで次が黒ビールのLaurentina。

スケーキが来るまでに酔いが回ってきた。

いい天気だ。雲はあるが、乾季に間違いない。ツバメが群れで飛んでいる。これも隣国でのお馴染みの風景。ツバメもお尻の部分が白い。

ステーキはニンニクが効いている。うまい。それとホームメイドのチリ。隣国ではアフリカ一の辛さと書いてあるブランド品が普通だが、この国ではそれぞれのレストランで独自に作っている。

所変わればだね。

さて、1時過ぎ。ビールのおかげで眠くなった。

ランダム選曲の音楽でも聞きながら横になろうかな。

1626:現実という矢が毎日突き刺さってくる

人生いろいろあるものだ。いいことも多いが、苦悩の日々もある。

主題は、片岡義男のある小説の表現だ(と記憶している)。

確かに、つらい日々の現実は、矢のように弱った心に突き刺さってくるようだ。

でもね。

いいことあるよ、って言って乗り越えてきたし、助言もしてきた。

さて、11時。まだ掃除のおじさんが来ない。部屋にいるから気にしているのか。

洗濯は始まった。まだどこに乾すか決めていない。

ヘッドフォンでパソコンに入れた音楽を聴いている。今日は、ランダムアクセスでどんな曲が出てくるかはお楽しみだ。こういう変化球もあっていいね。時々、落語も入る。

心地いい音楽が心に響いてくる。

1625:Rise and shine!

今日の奥さんからの週刊タイムトラベルはがきは、

Rise and shine

お母さんが朝起きない子供に言う古い言い回しのようだ。聞いたことないけど。

Rise and shine!  (old-fashioned)
something that you say to tell someone to get out of bed and start their day Rise and shine, sleepy head - you have to leave for school in twenty minutes.
 
お母さんに起こされていた子供のころが懐かしい。
 
海外では結構朝早く起きるので、起こされることはないし、一人調査団だから誰も起こしてくれない。
 
うちの夫婦は、太陽と月の関係。当然、奥さんが太陽だが、曇りの日もあるから、そういう時は僕が満月となる。しかし、太陽の力には到底及ばない。
 
いい関係が、1982年以来、もう31年続いている。

1624:評価分析屋さんの悩み

ミャンマーからメールが届いた。

悪友のOさんからだ。彼とは、トルコ、中央アジアで一緒だったし、比国でも遭遇。日本滞在中は時々のみに行く。お酒・カラオケ大好きの二人だから、当然のことながら朝の始発まで飲んでしまう。もうお互い60歳も近いが、こういう飲み会は変わらない。

さて、彼も20年くらい前に独立して、評価分析を中心にやってきたが、ここ何年かは調査団に入っての業務にシフトした。ちょっと遅かったと彼も反省している。

他にも土木や農業土木出身で、評価分析専門でやっている知り合いもいる。

Oさんは人柄もいいし調査団で問題なく作業できるが、他の知り合いは調査団でも問題を起こし、単独の評価分析で食べていたが、一人は業務内容の不備で評価分析から撤退し、調査団での業務再開。もう一人は調査団で問題を起こし、評価分析だけでやっている。

まあ人様のことだけれど、男性の場合は評価分析では食べていけない気がするし、業務自体も単純で面白味が無いように思えてないらない。

最近は、評価対象の専門性がある方が受注されやすいし、評価分析の応札も競争が激しく以前のように年4,5件もの受注は望めないだろう。

知り合いの評価分析屋さんも60歳に近くなるとコンサルとしての先行きに不安を感じているらしい。

男はやっぱり専門性で勝負するのが持続的だと思いますね。

1623:ホテル生活の定常化

ホテルというのは千差万別。

数日滞在して移動の場合は別だが、1週間以上いる場合はホテルでの作業や雑用など定常化するまで1週間ほどかかる。

まず、部屋の配置に慣れ、電源コンセント確認、作業用のパソコン、プリンターの設置、トランクの定位置を決める。これで作業的にはOK。それと、インターネット接続の確認。これも今は3G利用だからホテルのWIFIの具合もあまり関係ないが、以前はすごい重要だったね。特にケーブル接続の場合はセッティングやウィルスの侵入も危険だった。

次は、洗濯する場合の条件確認。風通しとか、日差し。トルコなど冬の厳しいとことだと暖房器具を利用して乾かす。

週末になるとルームメイキングの係りと出くわすので、掃除の仕方とか性格をチェック。1週間分のチップをその段階で払う。

スリランカのホテルで一度怪奇的なことを体験したが、それ以外ではいまだ幽霊は見ていない。その辺のチェックは能力がないのでできない。

そんなこんなで、1週間が経過するとホテル生活の定常的なスタートがきれる。

このホテルもそうだった。

結局、心配性なんですね。

ミャンマーからメールが入った。かの地も案件が多いが、果たしてうまくいくのやら??日本のコンサルも災害やら外交戦略のおかげで受注しているので、自主的な戦略で成長しているわけではないのが、世界レベルになれない理由だろう。

1622:夢でもいいから持ちたいものは。。。

答えは、

金のなる木といい女房。都々逸にあるらしい。

八代目林家正蔵の落語「中村仲蔵」で知った。彼の「中村仲蔵」と「淀五郎」は海外で聞く落語の定番だ。他にも多数名人の落語をパソコンに入れているが、この二つが最高。

さて、金のなる木は持ってないが、いい女房、というとちょっと古臭いが、いい奥さんは身近にいる。日本にだが。

いい奥さんがいて初めて海外一人暮らしもできるのだ。船乗りみたいと言っているが。海外で同業者と会うが、奥さんといい関係を築いている人は精神的な安定感がある。どうもこの人変だなっと思う方は奥さんがいなかったり、別れたり、うまくいっていなかったり、という現実につながる。特に海外にまで来て奥さんの悪口をいう中年の旦那も少なからずいる。

さてさて、昨日の夜は、ナイトクラブ(?)からのディスコ風音楽がずっと流れて来てなかなか寝付けなかった明け方まで続くので、先日の首都のホテルと同じだった。この国では週1ではしゃぐのか?

それで寝坊して7時前に起きた。4回目の土日を迎えた。映画が見れないので本でも読みましょうかね。

France24でもまだ土耳古のデモのニュースはトップニュースだ。



1621:レソト王国モハレダム貯水池の写真

1996年初めて南アに行って、小型機でレソト王国の首都であるマセルに向かった。ヨハネス空港もあの当時は暗くて、治安の悪さにさすがの僕もおどおどしていた。レソトに荷物が届いたのは次の日。

世銀が融資したレソトハイランド導水計画のモハレダムDDに参加するためだ。詳細は以前書いた。あれから17年。すでにダムは完成した。

さっき、モハレダム貯水池の写真を入手したので、記念に載せておく。懐かしいね。





南アの中にあるレソト王国。本ダムのDDでは、水文と水理を担当した。豪州のSMECを幹事会社とし、有名な米国ハウザー、南アコンサル連合、そして日本最大手コンサルのJVだ。日本から小生が一人だけ参加。

水文水理担当というと、日本では若手がまず調査で最初に参加する専門だが、欧米は違う。生涯水文水理をシニアとして専門する。それだけ重要な専門だ。

過去の様々な既往調査を徹底的にレビュー評価する。流域面積(過去では4つあった)の最終決定から始まって、水文観測所のdischarge rating curvesの精査、PMP、PMFの最終評価と続く。

当時、所属会社とSMECがヴェトナムの案件でJVし、SMECの勝手な営業活動で両者の関係にヒビが入り関係悪化。しかし、すでに決まっていたSMEC幹事のモハレダムのアサインは変更できず、SMEC側は仕方なく受け入れた、行く当人にとっては非常に不遇な状況だ。

さらに悪いことに、SMECに雇われていたアイスランド人の副所長は、その日本の会社とドイツ・ラーメーヤー社とのJVで以前イランのカルンダム建設のドイツ側現場所長として雇われていたが、トラブル発生で、解雇された過去を持ち、その日本の会社に異常なほどの恨みを持っていた。

それらは小生とは全く関係ないことだったが、結果として悪い影響を受けた。当然だね、人間だから。嫌味で陰険な豪州人とアイスランド人だし。

このことはこのブログでも書いたが、また書こう。

そういう最悪の環境下で1か月半を過ごした。だから痩せたんだね。うちの奥さんからも心配して日本から電話があったほど。当時はファックスもなかったかな?

それでも何とか成果を出し、レソトを南アの都市まで陸路で行き、無事に脱出したのだ。会社は全く助けてはくれなかったね。誰も英語力がないのでSMECと戦えない。それ以来、おバカな会社上司には頼らないことにした。後でしっぺ返しが来たが、そんなの関係ない。むしろ今思えば決裂の前哨戦だったね。彼らはもう会社にはいない。ただの老人だ。

さて、写真を見ると、レソト高原に、満々と水を湛えているね。余水吐きの規模も適切だ。僕がやったからね。このブログに以前イランのカルンダムの全景を載せたが、異常なほど余水吐きが大きい。過大な洪水量だと思う。僕は余水吐の一部を設計したが、洪水量はラーメーヤーのFSをそのまま採用。DDでは全くレビュー評価しなかったようだ。案外いい加減にDD、SVに進んでいる。

上記モハレのように徹底的にFSをレビューし精査し最終化するのがDDだ。なぜならそこから先は作るだけ。推定量の変更はできない。設計や工事監理が専門の人は、計画論を知らないから、すべての推定量をgiven conditionsとする傾向がある。そういう方々がやったMPやFSのレベルは低い。またそういう方々が部長とかになってしまうと最悪だ。調査計画部門のレベルが悪化してします。これについても以前書いたが。今のコンサル会社はどうなっているんでしょうね。

さてさて、ダム下流には、流量測定だけのための低い堰があり、水理的な断面を作り、流量測定の精度を上げていた。見事な水位流量曲線が得られる。

今いる、この国の首都から車だと数時間で行ける。行くことはないが、近くに来たなあとしみじみ思う。

もう、これから大ダムの調査計画に係ることもないだろうね。去年太平洋州の島の給水計画に係ったが、毎秒30リットルの利用水量で、ちっちゃな取水堰だったね。

最近の自分は、水政策・戦略・プログラム管理とどんどんソフトな方向に進んでいるようだ。時代のニーズ逆らわずに行きましょう。





2013年6月7日金曜日

1620:今週の総括

先月中旬に入国して早や4週間になろうとしている。

概ね順調に予定した作業が進んでいる。気が付くとあっという間だ。最初の1か月は早い。

今週から、初めての地方巡業を開始した。もっとも情報のある州であったが、やはりこちらの関係者の協力あっての賜物だ。来週の現地踏査で最終確認を行う。1州を2週間程度という工程は現実的であった。

隣国での2年間の実績と南米での非英語圏での経験が合体して役立った。英語以外の資料の内容を効率的に解析するのも面白い。キーワードはネット検索して追加情報を得る。

健康状況もすこぶる良い。早寝早起きのおかげだろう。さらに、マラリアに罹らないよう気を付けよう。

面談できないNGOらも若干あるが、すべて網羅するのも必要はない。主要なNGOの活動でよかろう。あとは首都からメールで対応だ。100%の成果を求めないのが、コンサルの特徴。

土日はお洗濯だ。

ホテルのすぐ前が旧カテドラル、瀟洒なレストラン、後ろが公園とカフェ、さらに先が商店街。明日はちょっと歩いてみよう。買い物もあるし。

車がなくても歩いて回れるのは便利だ。



1619:もう金曜日か

当地に来て早や6日目。金曜。

順調に進んでいる。いくつかのNGOの代表がいないので来週協議予定だが、まあ何とかなる。

昨日、貸してもらった資料をコピーする。ハードコピーの資料をコピーするのは初めてだ。どっかにコピーセンターがあるだろう。

この国は、州、郡からコミュニティーまで、さらに2段階の行政区分が存在する。そのところを考慮しないとうまく行かない。

水衛生セクターのSWApも中央で頓挫しているくらいだから、州以下はかなり遅れている。まあこれはどの国でもそうだ。

第3者的に見ていくといろいろ課題が見えてくる。当事者は意外と見えないものだ。そんな余裕はないのが実情。州の役人も小生を中央から来た監査官のように見ているから慎重な物言い。しかし、スタッフやNGOは実情を素直に語ってくれる。

さて、そろそろ出勤だ。まずはコピーセンターに。

1618:ピンチがチャンスに

ピンチをチャンスにとか、チャレンジ精神とか、和製英語を取り込んだいい方は好きじゃないが、まさに、困った状況を切り抜けるチャンスを得た。

あるNGOの活動が凄過ぎるのでちょっと対抗力はないなあ、と瞬間的に落ち込んだが、頂いた英語じゃない資料を精査して、やっと解決策を考え付いた。

その資料は、実は別の開発パートナーが作ったもので、別の州のある郡での教訓を基に作成された。オランダのある有名な機関が係っている。その機関の活動はUNICEF、USAIDや地元のNGOなどと連携していて、調べると、彼らの連携状況の全体像が見えてきた。次に行く州で大規模に実施されている。

僕の調査工程に沿って貴重な情報がさりげなく事前に流れてきたのだ。良かったね。これでうまく次の州につなげよう。

さて、今日会ったNGOの所長は、黒人にしてはアジア的な感じだったので、「あなたの国籍はどこですか?」と聞くと、この国だと答えたが、実は父方のおじいちゃんは中国人だと言った。なるほど。中国人、欧州人、黒人の混血だそうだ。

いいコンビネーションですね、と言ったら、笑っていた。この辺はインド、旧宗主国などの欧州、中国などいろんな移民で成り立ってきたようだ。中国人の進出もかなり古い時代からのようだ。内陸国より、混血化が進んだようだ。

さて、今日の作業は終わり。



1617:フェリーが大河を渡っている

このホテルは最高の立地だと思う。

だが、なぜかお客が少ない。古いからか、お値段が高いからか?

朝方、そして夕暮れの窓からの眺めは最高だ。

大河の西方は内陸100キロぐらいまでデルタ地帯。去年は洪水で大きな被害があった。西をずっと行くとザンベジ河に到達する。できれば一度見たい大河川だ。来週行ってみるか。

眼下で、フェリーが頻繁に往来する。いままで何回途上国で乗ったか覚えてないが、最近では2回フェリーに乗った。

1回目は、南米パラグアイのイグアス湖、そして2回目は、トルコのマルマラ海。

乗っていて気分のいいものだが、事故るとかなり危ない。

スリランカだったであろうか、何年か前にコンサルの営業の方が現地スタッフとフェリーに乗り、まずいことに、暑いのでクーラーを効かせて車中にいて転覆。帰らぬ人となった。

だから、のんびり乗っていても必ず救命の施設をチェックし、車外で過ごす。

海外の事故は思わぬ時に起こるものだ。来週のサイトも絶対に夜走ることを避けて、2日を3日に変えた。海外では無謀なことはしない。

2013年6月6日木曜日

1616:ホテル事情の詳細

僕もこの32年間、25か国ぐらいの途上国で仕事をしてきたが、ホテルの予約で難儀したことはあまりない。今回は難儀というか面倒くささと言った方が適当かもしれない。

地方州都でのホテル予約をしたが、ホテル側からの要求がメールであった。

宿泊費の全額あるいは1泊分の先払いが必要とのこと。銀行口座があるわけないのでクレジットカードの支払いになる。

カード情報も裏の認識番号も書いて、カード支払いの誓約書をファックスで送る、という要求は最初のホテル。

次のホテルはもっとすごい要求になる。カードの表裏とパスポートのコピーの送付が必要だ。

たぶんいろんな詐欺被害があるんでしょうが、前払いで、大事な個人情報をファックスで送らなければ予約は完了しないシステムは面倒くさい。

こんなホテル事情があったとは、初めて知った。首都の最初のホテルはそういう厳しい要求はしなかったからだ。たかが3つ星レベルでずいぶんタカピーだね。

さて、有名なNGOと協議したが、内容についてはここでは書けない。困ったことだけは間違いないが、それだけにこれから工夫してポジティブに邁進しよう。いやーNGOのすごさには恐れ入谷の鬼子母神だ。






1615:チキンを食べ過ぎ

お昼のレストランは、今日で連続4回目。

ビーフ、魚、ビーフ、そして今日はチキンのハーフ。それでもボリュームが有りすぎ。

やはりビーフがいい。

毎日見る東洋人は、韓国人のお医者様だと分かった、二人の女性は隣のアパートに住んでいるお医者さんの奥さん。医者は州病院の支援で来ている。KOICAなんでしょうかね。韓国語ができないので話はしなかった。

脱線だが、ここで会った二人のアフリカ人が日本人で知っている人にそっくり。黒人が日本人と顔が似ているのは不思議だが、そう感じる。

一人は、小学校時代の親友の健ちゃん。もう一人は5,6年前の職場で一緒だったSさん。顔つきや話し方がそっくり。性格も。意外な類似だが確実にそう思う。

それと、韓国人の一人のお医者さんが、やはり5,6年前の職場の上司に瓜二つ。白髪交じりの髪の毛、ちょっと恥ずかしがり屋の点。目線の感じがそっくりなのだ。

南部アフリカのこの地で日本人知り合いに似ている人が3人いた偶然も面白い。

肌の色が違っても所詮人間なんですね。

さて、午後からのNGOとの協議の準備に入ろう。

1614:4日目の朝

朝からビーフシチュー。

デルタは曇り。

昨日の夜はワンプッシュのベープを部屋にかけたが、一匹ブーンと耳の近くを通過。朝気付いたが、自宅から持ってきたものの中にコバエ用のものが一缶含まれていたようだ。当然蚊には効かないね。

さて、現地調査も4日目に入る。事前の資料が満載なのでインタビューはピンポイントで無駄なく聴取できる。意外とこういうのはないことだ。

来週からのサイトも若干変更する。遠くに行きすぎると夕方までに戻れないので注意がいる。途中で宿泊もいいが無理はいけない。田舎の安宿でマラリア蚊に刺されるのは避けたい。それで、突発性難聴にかかったコンサルさんもいる。あれは不自由なものだ。

午後はNGO。NGOの中で唯一地方政府側とメモランダムを取り交わしていない異例のNGO。アポは難なく取れた。彼らの事情も聞いてみよう。WaterAidは首都に会議で出張中。来週戻るらしい。NGOも当地では5つで結構あるほうだ。

この町はバイクが多い。インドネシアの田舎の町のようでもある。

朝だけではなく、夕方にもモスクからコーランの声が届く。朝5時ごろのお祈りは、隣国でも聞いたが、夕方のコーランを聞くのはアフリカでは初めて。インド系モスレムの影響下にあることを再認識する。インド人とアフリカ人の混血も結構いるね。何しろ、400年以上前からインドと交易があるのだから。

記録によると、以前はこの辺でインド政府の技術支援もあったようだ。

州政府には、記録が乏しいね。中央政府もそうだが。

If you can't measure it, you can't manage it.

実感!!






1613:1泊175ドルですか!

当地はホテル事情が悪化し、今では3星クラスでも1泊100ドル。コンサルのような貧乏なビジネスマンにとっては苦しいね。特に長期滞在の場合は。

東南アジアだったら、と嘆いてもしょうがないが、100ドルだったらヒルトンでも泊まれるのがアジアだ。

南米パ国では、内山田ホテルという日系のホテルに4か月ほど泊まったが、月極め契約で、1日当たり30ドル。良かったねえ。お小遣いが増えた。それより安かったのは、タイのバンコク。三祐さんの事務所が安宿の中に在って、1泊18ドル。余ったお金がカラオケ代に消えてしまったが。

100ドルならまあいいかと思うが、次に行くところのホテルは3星なのにディスカウントでも175ドル。日本だと帝国ホテルに泊まれるんじゃないかな。11泊だからまあいっか、と諦める。最後のところはリゾートホテルしかなく、たぶん予想では200ドルを超える。10泊。あれま、だね。

去年のガーナでも2泊だけ170ドル以上のリゾートホテルに泊まったが、大したホテルではなかった。結局、仕事で行くので、寝るスペースと作業机、熱いお風呂、ネット接続があれば不自由ないのだ。

海外出張の日当旅費代を日本での生活費に還元する「セコイ」コンサルなんだけれど、昔は結構助かった時代もあったのだ。今はもうそういうことは必要ないが、ホテル代で1泊100ドルを超えるのはちょっと無駄だよね。



2013年6月5日水曜日

1612:ベトナムと共に稲作指導ですか

当地に来て、驚いたのが稲作をやっていて、お米を食べるらしい。シマにも米を入れるらしい。隣国などは、キャッサバやメイズでシマを作るのが普通だ。

聞いてみるものだ。

ドライバーは英語ができるので、彼との雑談は面白い。昼飯代は僕が払う。

彼によると、ベトナム人と日本人と共同で稲作技術を教えているらしい。この辺はデルタで、まるでベトナムのメコン川下流のようだと実感したが、共通点があるようだ。

天水での稲作を灌漑に変えて効率的な稲作を実施する。いいことですね。隣国のメイズでは日本人が等高線栽培を推奨したが、隣国人はそういう効率的な作付には無頓着らしい。

来週はサイトにいくが、どんな農業が展開されているか楽しみだ。陸路での移動の良さがある。記憶に残るしね。交通量も分かるし、トラックに何を積んで運んでいるか散見できる。いろんな情報が走っているだけで獲得できる。眠っていては損だね。

ドライバーが英語を使えて雑多な情報をくれるのでこれもありがたいことだ。

1611:卵の黄身がオレンジ色

朝7時半。出勤前だ。

朝食は、オムレツと目玉焼きの両方ある。卵大好き人間。両方頂く。

黄身がオレンジ色。だから、オムレツも同じ。いいことなんだろうね。首都では黄身が白っぽかった。肥料のせいだろう。オムレツがうまかったのは、旧ユーゴ。奥さんと生まれて3か月の長男と3人でユーゴのメジョゴリアに行く途中アドリア海のホテルで頂いた。あれは最高だった。

さて、今日は当地3日目。いろいろ情報の摺合せをする。本州は過去に案件があって評価レポートも多い。過去と現在を結びつける。「評価分析」って専門性があるのか疑問だが、若干期待値があるので注意する必要がある。案件が終わって数年たったころの評価が大事だ。終了時は過大評価になりがちだ。

じっくり取り掛かることにしよう。携帯やメールがあるので助かる。どこまでも追っかけて行けるから。逆に追っかけられることもあるが。

このホテルにも慣れ、安眠。まだ暑さで眠れない状態ではない。これから7月ぐらいから暑さが厳しくなる。今回は内陸部は1州だけなので、大方は沿岸部だ。ここは沿岸から20キロで、まだインド洋をじっくり見ていない。次あたりからビーチリゾートのホテルに泊まれるチャンスが来る。特に、タンザニア国境の州は、ビーチリゾートが多い。お楽しみはまだ先だ。

さて、そろそろ出かけるかな。

1610:キャノンiP100の威力

09年からずっと使い続けている携帯用のプリンターはいいね。

もう5年目。まだまだ使える。新型もでていることだろうが、トランクに入れても壊れないでいる。カートリッジが高いのが難点だが、効率性を重視して使い続けている。今回は、純正じゃないものをたくさん買った。まだ、純正が残っているので、試してはいないがたぶん遜色ないと期待している。

今日は、追加のプリントが必要で、4週間目で初めて使った。首都のオフィスではLANを使って日本語も印刷可能だ。昔のことを考えると奇跡だね。州はまだLANの設置はない。

以前は団内のLANを設置するのでもちょっとした知識が必要だったが、今ではCP側がもう設定済みだ。初めてそうしたCP側のLANにお世話になったのは、07年のサウジだったかな。

もうアフリカでも首都では当然になったのはすごい。ITの進歩は日進月歩だ。その点、土木の技術は大した進歩がない。

余談だが、何年か前に、同じキャノンの携帯用スキャナーを買った。A4サイズの原稿を複数枚連続してスキャンできる。しかし、もうハードコピーをスキャンする時代でもないらしく、1回使ったきり海外に持参しなくなった。もうどこでもPDFファイルが普通だからか?ハードコピーの報告をコピーすることもなくなったね。

スローな印刷作業が終わったので、ビールを飲んで書いている。ナミビア産のハイネケンはアルコール度5%だからすきっ腹には結構効くね。

テレビはFrance24。ホテルのお客にフランス人でもいるんでしょうか?ここは西アフリカでもないし。

そうそう。今日のNGOの協議は初めて英語が全く通じない方とした。もう58歳だから図々しく、必要な情報は得た。世界的にかなり有名なNGOだが、責任者が英語を話さないとは不思議だった。

3か月後には、ホテルで最終報告書の印刷で携帯プリンターが活躍するんでしょうね。いい成果が出ることを願う。報告書はコンサルの最大の成果品だ。

2013年6月4日火曜日

1609:土耳古情勢3

昨日の夜は、France24というフランスの衛星放送で土耳古情勢を見ていた。フランス語は分からないので見ていただけ。

日本のネットでは表面だけしか報道しないが、欧米はかなり深い分析がある。このホテルではBBCがなく、英語の放送が1つだけでニュースはやらないから、France24か地元の放送局しか見られない。

France24のキャスターは女性でチャームを持ってるね。黒のシンプルなワンピースが似合う。

トルコの反体制運動は、遡ると1980年前後だったか。僕と同世代の人がかなり投獄された時代。当時はNSCが最強の権力を持っていて、ミッドナイトエキスプレスのような悲惨なことがあった。

あれから、30年以上たつ。

どういう方向に向かっていくのかが心配だ。

オリンピックが開催できないのではと報道する日本のマスコミのレベルの低さが気になる。

1608:昼休み

午前からいいことだらけで、うまく行きすぎるので、ちょっと警戒。うまく行きすぎると後が怖い。

午前中は、協議とNGOとの面談アポ。

お昼は、昨日と同じレストラン。安いし、うまいし、早いし、お店の感じがいい。昨日はビーフだったが、今日はお魚のフライ。こういう店は現地のドライバーでないと分からない。

今日は中国人の男性が二人いた。ドライバーに聞くと、近くの産婦人科病院での技術援助で来ているらしい。

午後はNGOの一つと協議予定。日本にもある有名なNGOだ。

来週は2日間サイトに行く。

大体、現状は把握したので、現地で確認し裏を取る。刑事みたいだが。

二日目にしてはいい感じで進んでいる。生き字引みたいな人がいるから助かる。彼はちょっと心の病で休職中とのことだがわざわざ出て来てくれた。彼のお得意のところを引出し、元気になったようだ。そういうのは一番得意だと自分でも思う。コンサルはカウンセラー的な能力も必要だ。

コンサルでも、質問票だけ作って、雑談をしない人がいる。1時間ぐらいたっぷり雑談して、本筋に入る手法がいいんですね。相手の人格を尊重すること。それが大事。

聞く力、っていうベストセラーがあったし、世銀の3番目のミッションにもあったね。

実践はかなり難しい。

1607:まず1日を終える

ホテルの部屋は5階。ちょうど大河の流れを西から東へと見渡せる。

窓は南向きということになる。川向うにはフェリーが行き来している。西側には、内陸部からの材木などを運ぶ大型車用が多く止まっている。

東側の下流には、以前日本が無償で支援した漁業用の港が見える。何せ、500年以上からある重要な港だ。

しゃれたレストランもあるので、土日に散策してみよう。なかなか風情のある地域だ。

首都のオフィスに重要書類を忘れてきた。こちらに来る最終日に会議が複数あり、出張の準備に抜かりがあったようだ。明日オフィスでプリントアウトしよう。

こちらが英語、あちらがこちらの公用語で、同じ内容の文書を確認する段取りだ。別途評価報告書もあり、事実関係をチェックする。現地調査の段取りもある。

幸い、運ちゃんが地方の現場をよく知っているので助かる。

日が暮れるとひっそりとしたさびしい風景に変わった。テレビもチェックしたが、首都とは大違い。とても見る気にならない。まあ2週間我慢しよう。

さて、ビールは冷えただろうか。久々ハイネケン。ナミビア国産だ。買った酒屋はインド人経営だがアルコール類が大量にある。いい商売しているね。

2013年6月3日月曜日

1606:作業開始、ホテルチェックそして買い物

フィリップさんの車両に乗って、州オフィスに向かう。彼は地元の人。何でも知っている。

無事にオフィスに入り、関係者と会議。スムーズに進む。信じられないほどだ。作業用の机も設定。仕事の詳細は書けないが、事前の準備があったので、話はかみ合った。

さて、さすがに州にまで下りてくると庁舎の環境は変わる。トイレは別の庁舎にあるがとても使えるような状況ではない。水道もなし。WASHを推進する庁舎でこれだから課題は多い。

お昼はフィリップさんと一緒にこぎれいな小さなペンション風のホテルのレストランへ。通常、運ちゃんにいいレストランに行ってくれといって良かったためしがないが、ここのステーキは抜群だ。彼にもごちそうする。いろんな雑談をすると、彼は隣国で生まれたそうだ。僕も行ったことがある。なんだー、それで英語がうまいんだ。なぜか店には2人の中国人のおばちゃんがいた。

次がホテルチェック。3軒回ったが、今のホテルより総合点で低いので、変更はなし。洗濯物も何とか乾くでしょう。

そして、買い物。大都市だとショッピングモールで1回でほしいものは大体買えるが、ここでは違う。タバコは、通常道端でお兄ちゃんが売っているが、欲しいのは手に入らない。結局、車のスペアパーツ店で売っているので、そこで購入。コーラはスーパー。ビールは別の酒屋。最後の大事なミネラルウォーターは公園のレストラン。地元の運転手の知見に感謝。

町は人口20万人程度か(国全体では4番目に人口が多い州都)。治安は全く問題ない。インド人が商店のほとんどを経営している。1軒だけ中国人の店があったかな。来月には中華レストランが開店するそうだ。

ホテルからは眼下に大河が見え、手前に朽ち果てた古いカトリック教会が見える。いい景色だね。撮って奥さんい送ろう。

1605:まずは第1州目のホテルに入る

夜9時ごろ到着しただろうか。

飛行機はカナダ製のプロペラ機。2時間の旅。外は真っ暗だから地形が分からない。

ホテルは1966年開店で、古色蒼然といった感じ。内戦中でも営業していたというのが売り。ちょっと他のホテルも見てみよう。洗濯物は乾かないよ。

ネットは3Gだから通じた。便利だね。

ビール小瓶2本とお魚のフライを8階のレストランで食べる。昼間なら川に面していて見晴らしがよさそう。明日の朝飯で分かるね。

蚊がいるね。早速日本から持ってきたスプレーを撒く。

眠たいので早速寝よう。

2013年6月2日日曜日

1604:素案は変わるものと心得よ

午前9時に荷物がまとまって、お金だけ先に払って、2週間先の予約を取り、12時まで部屋で待つ。3時には空港に行こうと思っている。

さて、主題だが、先輩や上司、果てはクライアントやCPなどに素案を提出するが、自分が作成した素案がそのまますんなり最終案になることはない。当然だ。

くだらない修正や加筆のコメントは常、だから素案であんまり気張って自信たっぷりな案を作成すると後で大変だ。

処世術ではないけれど、関係者全員の合意の基で案を作成したということにしたいので、意識的に80%程度の出来にする(もちろん、残り20%は伏せておく)ことがある。関係者には、コメントだけしたい人もいるし、自分の意見を絶対取り入れてもらいたい人もいる。

だから、8割程度の出来にすると、数人の介入で自然と100%の出来になる。関係者が全員満足する。経験的に言うと、7割程度の出来だと素案自体に問題があり、先に進まない。

具体のことは言えないが、詳細なバックデータや解析手順をあえて詳細書かないで、コメントが当然出てくることを想定して、コメントが付いたらすぐに対応してOKをもらう。

ずるいね、と思うかもしれないが、手札を全部最初から出すより、このほうが評価されるのだ。不思議だね、人間の行動って。間違いや不備を指摘したという満足感がコメントする人の気持ち。

人様の意見や考えをほぼ取り込んだ、という全員の満足感が、現実的な合意形成の集団心理なのだ。

合意形成は投票ではない。

1603:土耳古情勢2

BBCを見ていると土耳古情勢が悪化の状況だ。

1996年にイスラム系政党が台頭し、今日に至っている。その年以来、16年経って去年渡航した。

これまで、順調に経済的には発展してきた。都市化も進んだ。給与も上がり、みんな車を持っている。

逆に、イスラム的な社会的制約もこの17年で進んで、マ国のような状況に似てきた。

若者を中心として失業者も多いと思う。オリンピックを開くという経済発展の裏で、若者たちの反政府的な感情が高まっているのかね。

去年の今頃はイスタンブールやアンカラで調査していたので、昨日今日の情勢に驚きだ。


1602: Get the Gringo

映画チャンネルはあったんだ。

英語じゃないある別の言語の映画専用チャンネル。TVC1。南アのDSTVの1つだった。

最近の映画もあって、昨日の夜は二つも見て、寝たのが12時。習慣で5時には起きた。

メル・ギブソン主演のGet the Gringo(これは西語と葡語のスラングで外国人(特に米国人)を意味する)



Underworldの最新作(前にも隣国で見た。バイオハザードの亜流だね)

次がプロメテウスだったが、前も日本で見たし、12時だしパス。

そうか、映画チャンネルは消えてなかったのだ。映画は吹き替えなし。字幕がでるので、勉強になる。映画の字幕は英語だと気になって嫌だが、他の言語はいいね。短いセンテンスなんでお勉強になる。卑語も満載。

今日夕刻から地方に移動だが、地方のホテルでも、映画チャンネルぐらいあるだろう。TVC1。覚えておこう。

昨日の2本は、容赦ない残酷なシーン満載。リアルだね。イルージョンの非日常だから痛快だ。戦争映画でもそうだが、リアルな残酷なシーンは受け入れられる。

外は日が昇ってきた。風が強い。あと9時間で移動だ。

1601:Something old, something new

主題: こんな簡単な表現でも伝わるね。

BBCの香水に関するドキュメンタリー番組のタイトルだ。しゃれてるね。

さて、今日で、BBCのIndian Oceanシリーズが終わった。アフリカの南ア、モザンビークから中近東のオマーン、インド、バングラディッシュ、バーマ、スリランカ、インドネシア、そして豪州に達して1か月の旅が終わった。いいドキュメンタリーだったね。

では、このタイトルはどうだろう。

above and beyond

英国のおなじみランド・ローバーのCMでの表現。上品でセンスがいいね。小学生でも知っている単語3文字。それでも伝わるねえ、上質さが。

所で、DSTVのCMでしゃれていてすごく気に入っているのがあって、

野外でデート中の男女。冬で寒そう。男性が一生懸命、彼女をトリートする。オイスターを差し出し出したら彼女は食べないと首を振る、ピクルスのカンを開けるとヴィネガーがこぼれて彼女の胸にこぼれて、拭こうとして彼女の胸を触っちゃって慌てる、それじゃーってんで、氷で冷やしたシャンペンを出そうとしたら氷が固まって、氷が割れない。

そこで、ナレーション。「氷を壊す」のは簡単じゃないね。

It is not easy away from home to berak the ice. Rather stay at home with DSTV.だったかな。

場面が変わって、二人が和やかに室内でDSTVを見ている。

野外の場面で、ほとんど二人の会話がないのは、break the iceできないからという設定だから。

さてさて、

National Geographicsでは、30分の番組「80年代の災害」。僕は自然及び人為災害の専門家でもあるので、しっかり見た。80年代はテロ、環境、工業、放射能、船舶事故に関する人為災害が多かったし、地震、火山の大規模な自然災害が世界中で多発した10年だったようだ。

立て続けに紹介される災害を見させられると古い記憶がよみがえる。

1600:地元テレビを見ている

朝から10時間も仕事してしまった。土曜だというのに。

明日地方に行くので今日中には仕上げないといけなかった。そこまで書く必要もなかったが、勢いで書いてしまった。

つけっ放しのBBCもいい加減飽きたので、地元のテレビに変えた。映画も見れないし。

所謂、スター誕生番組で、素人歌手が歌い、評論家が審査する。世界的にやっているようだ。南米でもやっていたと記憶している。

タボ、と聞こえるのは、Esta bomの意味で、Tabomでっか。

それにしても、途上国はどこに行っても挨拶は欠かせないね。

日本だけは、違うね。挨拶が欠落している。

知らない人でもすれ違えば、挨拶ぐらいするのがいいよね。

地元のテレビもつまらないので、National Geographicに変えた。携帯電話の歴史。モトローラが73年に開発したそうだ。次がノキア。

さて、テレビに集中しようっと。

2013年6月1日土曜日

1599:土耳古のデモ拡大

朝から報告書作成中。ちょっと休憩。BBCを見る。

イスタンブールでのデモが拡大しているようだ。公園建設反対のデモが戦闘化したようだ。BBCのニュースだと政府のアルコール販売の規制に対する反政府的なデモに拡大したとある。

日本のネットニュースだとその辺は具体に触れていない。

温度差があるね。BBCではイスタンブールのオリンピック開催にも影響するとあるが、BBCではそういういい方はしていない。国の立場の違いがニュースの内容にも影響しているのか。

今日明日で報告書を書きあげ、地方に旅経つ。出発が夕刻なので、チェックアウト後数時間はロビーで仕事だ。

大事な資料をオフィスに少し忘れた。パソコンにはPDFがあるので危機的ではないが、バタバタしていたらしい。要注意だ。

去年行ったガーナでは、着いて次の日に800キロ車で移動したことを思えば、空路は楽だ。移動先ではレンタカー会社が無償で夜9時ごろ迎えに来てくれる。うれしいね。空港のタクシーは安全だと皆さんから聞いてはいるが、やはり専属車が来るのはうれしい。

ちょっと頭が痛い。風邪でも引いたかな。風邪気味の時はすぐ首のあたりが痛いので分かる。無理せず、残りの作業は明日もしよう。

長丁場だしね。ただし、クライアントさんのご要請には素直従いましょう!!鉄則。

1598:DSTVアクションチャンネルが消えた

隣国でもそうだったが、衛星放送のチャンネルが突然変わる。ホテル側で調整可能だから任せるしかないのだが、気にいっているチャンネルがなくなるとがっかりだ。

脱線だが、隣国の時は、ホテル側で面白いチャンネルを気まぐれで選んでくれたので、それはそれで楽しめた。例えば、ナイジェリアの宗教団体専用チャンネル、イランの海外放送あたりがユニークで笑った。

今回は、大好きな南アのアクション映画専門チャンネルが、地元のチャンネルに変わった。

BBCはさすがに残っている。

地元の放送もあると、それなりにうれしいが、映画専門チャンネルがなくなると夜の楽しみを失う。

今更、地元テレビ局の放送で、新しい言語を習得する気にはならない。現地語だって、今まで何か国経験しただろうか。何とか現地の人に褒められるようになったのは、

トルコ語

ぐらいで、

インドネシア語
タガログ語
タイ語
ベトナム語
イラン語
ロシア語
アラビア語
スペイン語
ポルトガル語

などは、すべて全滅。挨拶ぐらいで、その先は行かない。アフリカの英語圏でもそろそろ現地語覚えなさいよと秘書のおばさんに言われるが、一期一会だしねえ、無数にある赴任地の現地語に対応してたらそれだけで大変だ。まず英語をしっかりというのが僕のスタンス。

結構現地語がうまい人がコンサルにも多くいるが、ほぼ例外なく英語力がかなり低い。なんででしょうね。英語を諦めたから、現地語に向かうのか??

仕方がないので、テレビは、BBCに集中しよう。スペイン語とポルトガル語のチャンネルしかない南米よりはマシかな。地方の事情はどうでしょうかね。



1597:地方分権化の諸相

どこの途上国でも地方分権は主流化している。

大方は名ばかりで、予算も人材も中央に集中している。インドネシアも2000年ごろだろうか、地方分権化の波が起こり、とりあえず人材が地方に移された。予算の地方移転はなかったか。それでも数年後、中央集権に戻ったと記憶してる。今はどうなかな?アジアはとんとご無沙汰だ。

地方政府がうまく行っているかの指標はいろいろあると思うが、心理的な観察もできる。

日本でも県庁の方が霞が関の省庁の方に会えば、やはり大きな立場の違いが歴然で、対等の協議にはならないだろう。ぺこぺこしている県職員のお姿が想像できる。

今まで、多くの国で、中央と地方のお役人の協議を垣間見たが、同じような上下関係を見た。

さて、この国の州政府と中央政府の関係はまだよく分からないが、今日午後、ある州政府の幹部と中央の幹部の協議を隣で聞いていると、ほとんど対等なのだ。英語じゃないから日系の方に説明してもらったが、地方政府の方は堂々とある課題について中央に要求していたそうだ。

この国では民営化も進んでいて、地方分権化と並行して推進されているし、州政府で幹部となって中央政府の幹部になることが普通だそうだ。社会主義国家だった名残であろうか?

英語しかできない状況だが、観察力で補っていこう。

1596:北千住の大学

4年ぐらい前だったか、北千住の東口で大学院の友人と会った。彼は東京都に行き開発事務所長の時だったかな。ごみごみとした北千住の東口は、中学3年の時に夏期講習で下りた記憶がある。

彼も今は部長だし、局長にもなるんじゃないかな。真面目だしね。

最近、東武線に乗ったが、東口が再開発されて大学らしい建物群がある。調べたら東京電機大学だった。駅から近いし便利だ。専門が違うのであんまり知らないが、公開講座も開いているらしい。

ニュースレターで入った公開講座の講師が恩人の一人だった。テーマは、

「一土木屋が失敗と一流プレーヤーの言葉から学んだこと」

http://web.dendai.ac.jp/news/20130528-04.html

恩人も今は堂々たる社長になられた。社長としての力量を発揮できるよう、心から願っている。

失敗という言葉を使うのは非常に勇気がいる。特に経営者は。

アフリカにいるので参加できないが、たぶん興味ある講演をされるだろう。どなたかお暇があれば聞きに行ってみてください。

行かないか?!