2015年6月30日火曜日

2642:H市水道局とのアポ

早速、H市水道局さんにお電話して、アポ完了。


資料は膨大にあるが、やはり足を運んで現地を見て、担当者さんとお話しするのは大事なことだ。


また水道局の事務所や職員さんらの動きも観察できる。


誠実な水道局さんなんですね。


資料、電話の対応など。。。


埼玉県のH市の場合はちょっと違ったかな。担当者が不在ということで、面談は適わなかった。


また数時間の旅となる。


ある案件で実際に作成すべきもののいい事例となるんですね。彼らが作成したのが。


合意形成のプロセスもいいね。



2015年6月29日月曜日

2641:またヒントを得た

今日の午後は都庁でのセミナー。

防災関連。

良かったね。

特に防災研のは。

小学生でも分かる内容で、防災に係る物理現象を見せてくれる。

ある手法が使われている。

これですね。市民参加型の案件でも使える。

いいヒントを得た。

それと、午前には、ある水道事業体の事業計画の事例。

具体は絶対に言えないが、これがすごい。

今度のプロポの提案に使えるのだ。

明日その事業体に電話して詳細を聞くつもりだ。

そこまで気が付かなかったのだ。

逆説的な事業計画なのだ。

政令指定都市では有りえない事業計画。

大きなヒントなのだ。

ということで、午前と午後に大きなヒントを2つ得た。

気分がいいので、奥さんと長女を連れて外食に。

勉強はまだまだ続くねえ。

勝つプロポを目指して邁進だ。

2015年6月25日木曜日

2640:転職ですか?!

昨日は、ある同業者さんと協議。


これから応札予定の案件についてだ。


最高責任者の方から、まずご報告。


これまで窓口だったAさんがその会社をお辞めになるという。えーーー。


そんな感じじゃなかったけどねえ。転職先はまだご本人から聞いていないとのこと。協議の場にいらっしゃるんですが。


まあしょうがない。ご本人の希望ですし。でも、そのAさんとのご縁で応札案件のJVが決まったんですね。いわば恩人。その方が先方の会社を辞めるのは惜しい。


もしかして、御社に移籍ですか?、と聞くので、とんでもないですよ、と回答。そんな不義理はしない。


その時、責任者の方が、僕にうちに来ませんか、と仰る。びっくり仰天だ。


半年で転職はやはりできないね。1件でも受注しないと僕のプライドが。。。


応札予定案件を失注しちゃったら考えましょうかね。


チームでの仕事と個人の仕事。どちらもコンサルとしていい仕事だけど、もう1回以上チームの仕事を経験したいね。さて、どうなりますか?


今日のオフィスは暑い!!

2015年6月22日月曜日

2638:独立採算制の英訳、というより同じ意味の英語

日本語の英訳ってほとんど業務上することがない。


英語から入るから、日本語が先にくることがないからだ。ただ、最近日本の水道事業のお勉強をしているので、日本語の言葉がまず先にくることがあった。


「独立採算制」


この日本語の英訳をネット辞書ですると、概ね下記の英訳がでてくる。


独立採算制
  • independent accounting system
  • on a stand-alone basis
  • self-supporting system



  • 独立採算制
    financially independent


  • 独立採算制の部門
    a financially independent branch




  • でもなんか変だね。試しに、上記の言い方をネットで探すと、ネイティブの使用はなし。


    じゃー、ネイティブはなんと表現するか?


    financially self sufficient か self sustaining


    かな。財政的に十分自前でやっている、という意味ね。独立、採算とか直訳しようとすると全体として意味不明になるね。



    2015年6月19日金曜日

    2637:水道事業のためのビジネスプラン

    公営事業でも民間並みの経営が期待されている。独立採算制ですね。


    この場合、水道料金で経費を賄うことが主体。管路の修繕費などにも当然使われる。OECDの報告書を見ると面白いことが分かる。


    フランス、オーストリア、豪州の場合では、80%以上の資金は料金徴収からの自己資金から賄われ、残りは税金(これは、国内のファイナンスで無償もあればローンもある)。


    韓国は、料金40%、税金60%。


    エチオピアやモザンビークでは、30%程度が料金で、残りは税金とODA。


    面白いのが、エジプトで、料金からは10%しかなく、残り90%はすべて税金で、ODAはなし。


    先日クライアントとの勉強会でエジプトの事例が発表されたが、料金徴収がかなり少ないと申されていた。なるほど、これでは独立採算性は無理かな。細かな事情が知りたいところ。別の情報では、
    Investment financingAbout 90% by the government from current revenues, about 10% by external loans and grants, no self-financing by utilities through tariff revenues


    もあり、自己資金はないという??


    技プロで事業改善を行う場合は、上記のような事情をよく分析する必要があるね。


    それと、


    収益的収支と資本的収支を分けて考える日本式の財務分析も重要だ。


    したがって、ビジネスプランを作っても、現実的に資金が調達できるかどうか、料金徴収で修繕費が賄えるか?そういうところから出発することが大事だね。


    それと、民間と同じだが、水道事業の規模も重要。大企業と中小企業では経営計画は大きく違うから。


    今は世界のビジネスプランの事例を全面的に分析している。

    2015年6月17日水曜日

    2636:水道事業における市民参加(点と線が繋がった)

    いやー、随分と時間がかかった。


    ここ何ヶ月か、水道事業経営に係わるコミュニティー参加について調べていた。


    地方給水のレベル1や2では普通の考え方だが、レベル3、すなわち通常の水道事業体に対するコミュニティー参加型はあまり知られていない。


    日本でも海外でも。。。


    最初に日本の事例を調べて、やっと1例発見し、それをもとに基本計画を作る事業体も発見。あまり事例がないことを結論として分かった。


    さて、海外。


    これについては、国際機関も熱心で、村落給水と同じような考え方を都市給水にも適用しようとしているのが分かった。ある国では、ある国際機関がガイドラインを作成しているほどだ。


    ということで、日本と途上国のコミュニティー参加型の水道事業経営実態の点と線が繋がった。


    これで、いろいろ提案ができるね。


    今の技プロでは、そういう発想が水道事業経営改善の項目に乏しいのだ。


    そのことを提案したかったのだが、よき実践の良例を日本と海外で知る必要があったので、やっと自信をもって提案できるようになった。


    受注して、本邦研修が当然あるが、日本での研修先も提案するが、所謂政令指定都市の水道局と議論してもかみ合わないね。


    上記のガイドラインは正式に対象国政府に承認されているのがすごいね。実際どう運用されているかは別問題だが。


    水道事業はどこでも独立採算制だから、当然ビジネスプランはないといけない。日本では中期経営計画と呼ばれる。


    経営と市民参加。どちらも大事な要素である。

    2015年6月5日金曜日

    2633:水道事業におけるコンサルの役割は終わるのか???

    ここ最近、日本の水道事業体の海外事業展開をまとめている。


    S市水道局:長らくL国で技術協力にご貢献。水ビジネスにはほとんど興味は無さそうだ。僕の出身のS県ということで他県と違って野心がない。いいね。専門家派遣で、ご満足。


    T水道局及び監理団体の会社:最近、M国の水道施設、特に管路の漏水対策への支援事業を商社とエンジニアリング会社と組んで受注。円借款による相手国融資から資金調達。漏水防止だから、収益的収支の事業だ。資本的な収支までは関与しない。


    さて、ここからがすごい。


    K市上下水道局:長年K国で技術支援。2011年ごろから本格的に事業に乗り出した。メーカーさんなど民間企業と組んでいる。基本計画も受注したが、JICA案件ではない。さらに基本計画のための調査は、JICA案件の基礎調査で行っている。面白いね。その後の事業資金は、アジア何とか基金とかK国への円借款を想定しているのでしょうね。なかなか大胆だ。いよいよ、収益的収支から資金的収支関連事業に乗り出す。K市水道局が想定している関連企業にコンサルタント会社は入っていないのだ。まあそうでしょうね。政令指定都市の水道局は、コンサルの力を得なくても出来るはずだ。


    ただ、こうした動きは東南アジアだけ。


    アフリカやその他環境の悪い国では彼らもさすがに今は行く気はないでしょう。


    そこまでできたら、さすがに我々コンサルも商売上がったりだね。さあどうしましょうか??

    コミュニティ参加型の小規模水道事業経営支援に特化したいものだ。