2012年5月31日木曜日

1377:出発まで10日

国内での出張準備作業も終盤。資料のスクリーニングも終わったが、追加の資料がまた増えてそれらもチェックする必要性が出てきた。成田までのリムジンバスも予約した。今回は車ではない。偶にはいいか。午前発も久々なのでリムジンバスとした。 すでに6月。中近東は暑くなっていることだろう。 こんかいの担当は、anthropogenicというテーマだ。現地でもあまり進んでいない領域なので、定義から進めることとなる。赴任地では、理屈好きな人が多いので面白そうだ。 さて、アフリカ南部から昨日メールが来て、今年の水SWAPの方向が示された、今年は日本が開発パートナーを代表するので大変だね。お助けする機会も出てくるかもしれないが、いろいろ事情もあり参画できないこともあろう。 コンサルというのは、クライアントの判断でのアサイメントが普通だから、流れに任せて行こうと思う。今年は南米から始まり、中近東、そして次はどこになろうか。アジアの案件も今年出てくるようなので狙っていきますか。

2012年5月29日火曜日

1376:資料のスクリーニング

意外なことだが、他のコンサルさんの資料収集状況を垣間見ると不思議なことが多い。結論をいえば、資料不足。ほとんど関連資料の収集を行っていない。なんでやねん?たぶん、英語力と感性であろうか。我々コンサルと言っても最新の情報を持っているわけではない。ましてや、初めて行く赴任地の状況など無いに等しい。 それでもネットのおかげで膨大な情報(ほとんどは英語)が手に入る。調査開始段階では、発散しできるだけ多くの情報を収集し、ある程度収集した段階で資料のスクリーニングに入る。今がその段階。 そういった努力というか執念がないとクライアントの期待する調査はできないと思っている。今回も結局当該国以外の情報も集めてしまった。結果として重要な情報も得た。やはり、欧米の進んだ技術は役に立つ。特にガイドライン、マニュアル、ハンドブックなどは必需だ。 日本はどうかというと無駄ではないが、和文ということもあり、意外と応用できない。元々、欧米からの技術も入っているのでオリジナルでないこともあるのだ。 さて、いよいよ質問票の作成だ。これも意外と使えないことの方が多い。相手があることだしね。質問票で情報が入るならコンサルは要らないだろう。ヒアリングによる情報収集もセンスの違いで成果の差は大きい。聞く力だね。

2012年5月27日日曜日

1375:アマゾンさんに感謝

1時間前に無事にアマゾンからインクカートリッジが届く。70編の資料もすべてプリントできた。すべては現地に持っていかないが、事前にスクリーニングするにはやはりプリントアウトしておかないと効率性が落ちる。 通常カートリッジ1個で5000枚ほどプリントできるのだが、南米出張前と後でかなり消費していたため、今回の大量プリントに間に合わなかった。しかし、アマゾンさんに頼むと1日で配送してくれるので大変ありがたい。 専門書があと2編届いていないが、おまけという性格だから緊急性はない。 成田発は午前とのことだから久々早朝自宅を出ることになる。偶々、自宅の近くにリムジンバスの出発地点があるので便利だ。奥さんと一緒に行く。これまでは車で成田というのがふつうだったが今回はバス。まあこれも一興だね。 国際便でT航空を利用するのは初めてとなる。サービスのレベルが分からないが、一応期待している。T語が劣化していないか事前に確かめておこう。今回の調査では僕以外T国経験者はいないのだ。 さて、資料の精査に移ろうか。

1374:T電さんも大変だ

地に落ちた信頼、とT電さんの執行役員がテレビで言っていた。テレビ出演も次々に担当が変わる。そりゃそうだろう。社内でふんぞり返っている方々だからお客様担当の役員も出るのは針のむしろ。次はお前が行け、と言われて仕方なくというのが事情だろう。 T電にも知り合いが多い。先日ある人に会ったらいろいろ社内事情が聞けた。福島での業務も社内で手を上げさせたそうだ。ある知り合いも今は現地で除染作業の監理をやっているそうだ。本人もつらいだろうし家族も不安だそうだ。 40代はかなり参っているようで、特に給与が激減し住宅ローンや教育費が十分捻出できない。50代以降は負担が減っているので問題はなさそう。20代30代はすでに将来に不安。 T電にもいい人はいるが、大方は人間失格という方が多い。専門性は全くないのがふつう。さらに会社が失格状況という不幸はない。個人としての幸せを考えるはもう無理だ。コンサルの方が少しはましだろうか。

1373:サラリーマンコンサルは大変だ

ここ何日か、偶然3人のサラリーマンコンサルの先輩の近況を聞いた。Tさんはある準大手コンサル会社の部長さんだったが、定年で退職。部長時代も優秀じゃなくトラブル続き。団長をやっても失態でクライアントの信用を失った。会社も彼の責任は追及しないというお粗末さ。その彼も定年で去ったか。 Oさんも準大手のコンサル勤務して役務を中心にやっていた。やはり60歳で定年し退職。個人でコンサルやっているが失注続きで落ちこんでいる。クライアントの期待や信頼はなさそうだ。 Mさんは最大手コンサルの契約社員。すでに60歳を超えているが65歳になれば雇用形態も変わるし給与も激減するようだ。優秀な方で65歳を超えても素晴らしい仕事ができるだろう。それでも会社的には給与的に疎外されている。 サラリーマンコンサルというのも大変だ。60歳を超えれば職位もなくなり、給与も激減する。会社という看板がなければ自信喪失。 会社というのは個人が成長していく限られた環境だと思えばよろしい。会社から得られるものだけを考えることだ。もちろん、それでは出世はできないがコンサル稼業で出世はいらない。 60歳を超えて看板がなくても十分クライアントに信頼され継続的に専門家として仕事を続けられる状況を整備することが大事だ。 団塊の世代のような生き方はむしろ反面教師として学んできたので彼らのような失態はしたくない。 30代40代の方もそろそろ定年後のコンサル活動の持続性を真面目に考えなければならないだろう。会社を信じても仕方がない。 シニア人材室なんかで65歳まで待っていても腐るだけだ。

2012年5月26日土曜日

1372:アマゾンが頼り

A4コピー用紙を大量に手に入れたのは良かったが、100ページ以上の場合プリンターのインクに掠れが生じてきた。まだまだ大量の資料をプリントすることになるので、早速アマゾンさんにインクを2個注文。明日か明後日には着くね。 この手の注文ではいつもアマゾンさんにお世話になっている。 専門書も1冊頼んであるが、本なので出国前に手に入れられるか微妙なところだ。 首都で有名だった中華屋はもうないようだ。ただし、Aケバブの有名店は健在だ。あそこのケバブは最高。 イランやウズベクと同じようにヤギのいい産地を持っているからだ。

1371:空路とホテルが決まり

16年ぶりのT国。以前はヨーロッパ経由だったし、80年代は成田からアンカレッジ経由が普通だった。91年ソビエト崩壊でロシアを通過できるようになったね。 さて、首都のホテルも決まり。高台のG地区。以前はホテルはなかったが、新設ホテルがG地区に集中しているようだ。 資料が膨大なためA4サイズのコピー用紙がなくなった。カインズホームセンターにこれから行く。3000枚くらいは必要か。 資料のレビューでCP機関の課題が分かってきた。さすがにUNDPのレビューは信頼できる。CP機関作成のパワーポイントだけでは問題点はわからない。

2012年5月25日金曜日

1370:出張まで2週間

出張前の資料収集も終わり。70編ほどになった。十分すぎる量である。この作業をしないと現地で苦労する。クライアントからも資料を得ているが、10編ほどか。資料でクライアントに依存していてはコンサルとして失格。あと2週間で出発である。たぶん直行便だろうね。関空からかな。 古巣のコンサルで先輩だった方から今日メールあり、最近は受注状況も悪化しているということだ。60歳を超えると受注は大変なのだ。めげずに頑張ってほしい。常に改良・改善が必要だ。 僕が担当する分野は、これまでODAではほとんど実施していない分野で、途上国では未整備な状況である。精々先進国の数か国で整備されているに過ぎない。だから、遣り甲斐があるね。

2012年5月24日木曜日

1369:首都も様変わり

1988年、初めて行ったときは、先発していた調査団は南東地域の現場事務所にいた。首都で1泊し、国内線チケットをもらって現地入りする段取りだった。 空港から向かったホテルは下町。ローカルコンサルのアレンジだったため、外国人用ではなかった。調査責任者の方は現地も不慣れで最初の団長格だったため、生活環境つくりは失格。もっとましなホテルもはあったが、そこに定宿を移すのには数か月かかった。 その後ずっと定宿だったホテルも今はなさそうだ。その代り外資系や現地資本のホテルが乱立しているようだ。今回は選択の余地はかなりありそうで助かる。 ホテルの他大きく違った点は、大通り沿いに地下鉄ができたこと。16年の月日は大きい。あとはレストランがどうなったかも興味深い。何しろ世界三大料理のひとつ。うまいものはたくさんある。 あの当時はみなさん若かった。今はある都市地域計画系のコンサルの社長をしているH氏の短気を垣間見た。空港から数台のタクシーでホテルに入ったが、ホテルで支払う金額が通常の数倍。それでH氏は切れた。実際は数台分全部の値段だったのだが。あんな切れたHさんはその後見たことがない。同じ案件で水資源を担当した別のH氏も現場で運転手に切れたことがあった。彼も今は最大大手コンサル会社の社長だが、品のなさを見たのもそれが最初で最後。現場というのは人の本性を垣間見れるので面白い。

2012年5月23日水曜日

1368:トラベルガイドと地図購入

午後にクライアントの24年度新規採択案件表をもらいに行った。以前はこうした表は公式にはなく、杉戸町にある業者が主催のセミナーか何かに行くと有料でもらえたのだった。最近は、予定案件も事前に出ているし、こうして年間の採択案件表がいただけるので応札戦略上とても参考になる。どう分析したかはまだまだ現役なのでここでは書けない。 さて、お次は次に行く出張国のトラベルガイドと地図を新宿紀伊国屋で購入。地球の歩き方とlonely planet社のガイドブック。当該国の全国地図2種。16年も行かないと情報が劣化しているのが分かる。特にホテル情報。16年も経てば新しいホテルがあるのは当然。定宿もあるのだが、やはりインターネット利用が不可欠になる。 今の段階では、ホテルはクライアントが決めるし、空路も決定権がない。まあ何とかなるでしょう。 現地語もかなり劣化しているが、ガイドブックを見ていると、徐々に記憶の底に忘れていた言葉がよみがえってくる。 アマゾンから携帯用のプリンターのインクがさっき届いた。これも最低限必要で、現地での報告書作成には欠かせない。 そろそろ膨大な資料の分析を開始する。

2012年5月20日日曜日

1367:出張準備開始

次の出張まではまだ3週間ほどあるので余裕だが、これまで対象国での担当領域に関する技術支援は我が国としてはないので責任重要である。クライアントからの期待も大きい。 すでに基礎的な情報は得ているので、これから精査していこう。 調査対象の大学関係者にも知人がいるので安心だ。パイロット地点の都市も以前行っている。 懐かしい国ではある。何しろ16年ぶり。多くの人に出会ったし、彼らとの交流も熱かった。 この16年で航空事情も変わったので、当時はヨーロッパ経由が普通だった事情も今は変化しただろう。直行便もある。最終的な決定はクライアント任せだ。 16年前の案件ではおかしな経験もあった。すでに8年間5案件を経験しており、他の団員より現地事情もよく知っていた。そういう部下を信頼しうまく使うのが団長として普通だが、6件目の団長は嫉妬深く自己中。何かにつけて意地が悪い。仕事上の男の嫉妬ほどいやらしいものはないが、彼の気質は異常だった。彼の判断で、2回目以降の派遣は意図的にキャンセルさせられた。自分以上に目立つ部下は嫌いだったようだ。 そのことが切っ掛けで、それ以降当地には行くことがなかったわけだ。 その団長も出世競争に躍起になり、団長も部下に任せそそくさと帰国したのは面白い。赤門の後輩が自分より先に取締役になって焦ったのだ。帰国後、挽回して後輩より先に社長になった。その辺の動きはさすがだね。最終的には会長になり、今は引退した。後輩も社長になった。 社長にもなった方だが、現場サイドで個人的に見ると大したことがない。その程度の人だから社長になっても会社を大きく成長させることはなかった。赤門はその程度。 日本のコンサル会社なんて個人芸のある人は少ない。精々、創業者だけが偉人になっているに過ぎない。 久保田豊を超える人はいないのだ。

2012年5月19日土曜日

1366:いざ出陣

1か月ぶりのブログ更新である。

昨日から1年半ぶりに郡山に行った。大学同期のS君と飲んだ。彼もこの1年除染業務で忙しかったらしい。経営的にはバブルのようだ。郡山も地震で多くの建物が被害にあったようで解体業者も繁盛しているらしい。繁華街の陣屋もにぎわっていた。

さて、遅れていた出張時期も決まった。1か月遅れだろうか。結果として2か月の休暇となった。出張先は16年ぶりだ。88年から96年まで2年ほど滞在していた。当時の知り合いも生存しているだろうか。兎に角、懐かしい国に行くのは楽しい。食事もいいしね。これから少しずつレポートすることにする。