2019年11月20日水曜日

2889:防災に特化するか!?

12月から人生8社目のコンサルタント会社に入ります。この2か月間の失業休暇はのんびりしました。人生初めてなんでいい経験。手当も結構貰えるんですね。これまで何回となく転職してましたが、失業したくないという感じで、常に避けておりました。

65歳ですから、年金ももらえますが、やはりねえ、仕事しないなんてできない性格。

今度の会社は防災が主体の会社。JICA案件も防災でかなり多く公示されるいいチャンス。まあ1位指名されなければゼロですけど。

一方、パラグアイの案件もいろいろあり、そちらへの参加も同時並行的にプロモートしています。今年はパ国の大河川で異常渇水発生。気候変動の分析もしないといけません。

防災に係るコンサルは数社ありますね。

日本工営
建設技研インター
オリコン
八千代エンジ
地球システム科学
応用地質インター
ニュージェックなど

最近は、防災案件で流域管理との整合性を図る案件が出ています。当然ですね。流域管理戦略との整合性がない防災計画はあり得ません。ただ、この両者を経験しているコンサルは意外といません。なぜか?防災と流域管理は別のセクターなんですね。JICAでは。流域管理は環境管理の領域。縦割りね。

昨今、クラスター及びサブクラスターの導入が進み、プログラム管理的な手法が採用されつつあります。

コンサルも特定の分野の専門ではこうした複合的な案件は対応できず、クライアントの期待に応えられません。

ハードとソフトでもそう。一方が100点で他方が50点より、両方が75点の方が評価されやすいんですね。特に、団長あるいは業務主任の担当は総合的な判断が期待されます。

コンサル人生40年。おかげさまで、水資源、防災、給水、電力、環境管理の5部門をやっていたおかげで、防災と流域管理はどちらも専門あり。65歳でもまだまだ後輩には負けられません。

2019年11月13日水曜日

2888:12月から仕事だ

9月下旬に東京に戻り、今は人生初めての失業期間です。失業保険は結構額が高い。

12月からいよいよODAに戻ります。かな?

防災か水道で迷ってます。たぶん防災かな。あと2週間で決まります。

まだまだJICA案件は少ないですね。小さなコンサル会社は大変だったでしょう。あるコンサルの社長さんに聞いたところ、存亡の危機だったそう。

僕も2年間民間に緊急避難できたのは幸いでしたね。65歳でまたコンサル会社に行けるのも。普通はもう終わりだもんね。

こうして細く長く仕事ができるのもコンサル家業のいいところ。ただし、あんまり専門分野が狭いと応用が利かない。

例えば、水道事業30年の人はそれだけ。僕の場合は、彼に比べれば水道で精々75点。ただし、他の分野が4種、水資源、防災、電力、環境。またハードとソフトのバランスがいいので総合的な支援に対応可能。

あんまり専門性が強すぎるとコンサルは務まらない。そういう時代です。

クラスター・サブクラスターの導入もあるしね。

職人芸でもあるコンサルですが、年を取ると職人をまとめ上げる親方でないといけないね。

2019年9月22日日曜日

2887:いよいよ帰京

9月も22日。引っ越しの準備中。

1年8か月、ドイツとアメリカの外資系コンサル会社に所属し、世界第3位の半導体メーカーの新工場建設に関わった。

超純水と排水再処理システムのEPC。いい経験でした。

ODAの資金ショートで2年間低迷していた案件も徐々に復帰し、そろそろODAに戻ることができる。多くの知り合いや会社もこの2年間でODAから撤退していたほどですから大きな影響だったと感じる。

小生もODA以外働いたことがなかったので、もしこの2年間外資系に逃げらなかったら大変だっただろうね。冷や冷やものですね。

だからといって安泰ではなく、1位指名を受けなければ案件は受注できない厳しい世界だ。どうなりますかねえ。65歳だし。

ということで、もうすぐ帰京するが、まだ最終決定はしていない。いくつか他の外資系コンサルなどがオファーを出しているので、条件次第でもうすぐODAには戻らない。

別途、米州開発銀行の案件も来年あるので、それにアサイン出来たら3年ほど南米に。。。

すでに6回転職してますので、まあ何とかなるとの確信はありますが、常に全力で進んでいく勇気が必要だね。

Who dares wins.

2019年8月3日土曜日

2886:なぜ日本の建設コンサルの給与は上がらないのか??

2019年8月3日。

お盆休みまであと1週間。10日には空路で家に帰る。

さて主題。

2018年の2月から外資系のコンサルに入り、同じプロジェクトで2社目の外資系だ。

何がいいかというと、給与。今は日本の平均給与の2倍。6年間フリーでやっていたころと同じくらいか。6年目の年収は最高で1980万円。直後にJICA案件の低迷を予感した。還付金が270万円はびっくりしたね。2015年だったか。

それで外資系のリクルーターの勧めで外資系に。。。

この20年を見返すと、当時45歳くらいで、850万くらいか。今でも日本工営なんかで平均給与は750万程度か。20年たっても大差ない。組合員じゃないから残業代もでないね。

この20年間で日本の成長率はほぼゼロ。韓国で3パーセント、アメリカで4パーセント程度か。複利計算で、

(1 + 0.03)の20乗で、1.8だから韓国では20年前より給与は1.8倍程度。アメリカだと、2.2倍。

当然だね。アメリカ人で30代半ばで2000万円だった。インターナショナルコンサルだしね。日本人だって1000万円以上。

日本工営程度でも、平均1000万程度じゃないといい人材は入らないし、すぐ辞めていく。

仕事の環境ばかり改善しても給与が上がらないといけませんね。大きなお世話ですが。

2019年6月3日月曜日

2885:日本工営・澄川さん死去

日本工営の元、なんだっけ。副社長、あるいは専務の澄川さんが4月に亡くなったことを知りました。

彼は、役員退社後は、高知工科大学?、の大学院の非常勤客員教授もしてましたね。和田さんもかな。

78歳ですから、小生の13歳上。

彼がヨルダンのワディアラブダム建設現場所長の時に初めてお世話になりました。当時、新入社員2年目だったかな。部長の大村さんにOJTもインドネシアとかフィリピンでは平凡なのでどこか辺鄙なところお願いしますと言いました。

そこででたのがヨルダン。

OJTなのですが、澄川さんの計らいでヨルダン政府にはジュニアの設計技師として申請。結構な報酬がでてました。現場からアンマンまで所長自ら出迎えていただきました。

彼も当時は40歳か41歳。若かったですね。そんな感じは受けなかったけれど。彼も日本工営のエリート。将来は社長候補でしたね。

その後、2回同じプロジェクトでご一緒。当然彼はプロマネ。小生は48歳で退社しましたが、彼も社長になるはずでしたが。。。まあ人生なにがあるかわかりませんね。

ちょっとお太りになられていましたからねえ。78歳は若いです。

今の工営も事務屋が社長ですから、澄川さんのような赤門じゃない技術屋が社長になっていたらと残念ですね。

合掌

2019年5月3日金曜日

2884:GW後半

5月3日。GWは昨日まで出社。今日から休みに入った。4日間のみの休日になる。

今日の午前は、久しぶりに餃子つくり。60個。

昼過ぎから、品のいいお皿とかコーヒーカップなどを購入。前回も買ったがすべて自宅に置いてきた。またワンセット購入。せめて陶器だけは高級に。

5日に倉敷に出かけ一泊予定。今回の連休は東京には帰らなかったが近場に一泊旅行。

去年の今頃はどうでしたかね。所属していたドイツのコンサルが間抜けでねえ。クライアントから全く信用されていなかった。そりゃそうだ、日本語出来ないし。

クライアント側にも問題あり。特に日本人スタッフ。プロマネがだめ。

その時3番目のプロマネで入ってきた人も先日急にいなくなったね。彼も3番目のプロマネで来たが数か月で交代し、フェーズ2のプロマネになったが、結局1年で首。外資系は厳しいね。

彼もねえ、トヨタから来たと吹聴していたが、実際はトヨタのファイナンスサービス部門の出身。工場の建設に現場で関わった理系じゃない。慶応の経済学部出身。彼のいう言葉で記憶あるのは、「ご安全に」だけ。外国人に朝の挨拶が、ドイツ語だったり、結局無能でした。

もうここでのかかわりも15か月になる。いつになったら東京、そして海外に戻れますかね?

来年、パラグアイの案件があるんですが、本当に行けますかね?まあ様子見です。

2019年4月1日月曜日

2883:令和元年に新入社員

3月末をもってドイツのコンサルタント会社を離れた。業務期間終了である。

14か月、半導体工場建設における超純水および排水再利用のエンジニアとして
勤務したが、4月からは発注者である半導体メーカー側のエンジニアとして業務を続ける。

別に6社からのオファーがあったが、雇用条件が出てこないので、今の会社に決めた。早い者勝ちといったところか。

日本の建設コンサルタント会社2社。

外資系太陽光関連会社(IPPとかEPC)3社

オーストラリアのコンサル会社1社

合計6社。それぞれ僕の経歴やバイリンガルであることを評価してくれて幸いである。報酬も様々。日本のコンサルは全然提示しないのがダメだね。

外資系は概ね1千万前後を最初から提示。スマートだね。

オーストラリアのコンサルは、ADB案件の専門家としてアサインしたいらしいが、開始時期がまだはっきりしないのが欠点。太陽光発電の場合は、EPCよりIPPの方が立場がいいねえ。

今年65歳になるわけだが、やはり報酬の高い方がいいね。日本のコンサルの場合は、60歳で定年で65歳まで嘱託ですか。報酬はがたっと減るようだ。知識経験は凄いのにね。

外資の場合は、歳はほとんど関係ない。実力のみ。英語力もTOEICの点数より面接で分かるよね。

あとしばらく超純水と排水再利用に係りましょう。そのうちODAに戻る予定。ただし、JICAじゃないかもね。

2019年2月24日日曜日

2882:Wishful Thinking

2月24日。明日から実の出社日は7日のみ。

3月末までの契約だが、有給休暇が14日あり、そういう旅立ちになった。この1年2か月、半導体工場の超純水と排水再利用の設備に係る工事監理に係った。実に面白い経験だった。クライアントのメーカーは、意思決定者がいないし、みなさん希望的観測だけ、ターゲットは先送り。。。

ODAじゃこういうハイテクはないからね。精々、海水淡水化事業かな。

最初の数か月は大変だったが、今は楽勝。これが百戦錬磨のコンサルです。

高給取りだったしね。外資系の給与はかなりいい。日本はデフレで途上国並みだ。

さて、4月からはまたODAに戻る予定。コンサル2社からオファー?変だね、64歳の老人なんだけど。この1年半、JICA資金ショートの影響は各社大変だったようだ。4月からは正常化されるが、失った人材は戻ってこない。

どこに行くかは神のみぞ知る。

コンサルの経営なんて簡単。いい人材を継続的に確保。ただ、組織って難しく、凡人も多いので、優秀すぎる人材を入れたくても、凡才あるいは秀才幹部は天才を嫌う。

天才:創造性
秀才:再現性
凡人:共感性

創業者が天才ならいいね。もうこの時代、そういう創業者はコンサルにはいない。秀才はまあいるけど、天才を嫌う。大方の凡才は秀才にはKYで従うが、天才には共感しない。

まあ、4月以降はどうにかなるでしょう。

2019年1月6日日曜日

2881: 37・26・5・66

2019年1月6日。

久々の投稿です。昨日東京から現場のある都市に戻った。明日から出社。

コンサル会社も大失態で、外人部隊はほぼ全滅。日本人は何人残っているのやら。

今年3月末で今回のプロジェクトのコンサル契約が終わるのだが、クライアントの評価が大方の外人そして日本人が契約満期前に首となった。プロジェクトの遅れの責任がコンサルにあるのではないが、民間会社は厳しくコンサルのメンバーが次々に解雇。最初何人いただろうか?20人以上いたか。10人程度の外人は1名を除いて12月で首。日本人も必要でない人は1月中に解雇。有給があるので、もう来ない人も多くいる。

僕は残留組の一人。別に優秀だとか人柄がいいわけではない。バイリンガルの僕がいないとクライアントが困るからだ。他の部門もそうだけどね。

4月以降はまだどこに行くかは未定。

海外、国内、あるいは個々の現場で継続?どうなりますか。

JICAの資金ショート問題もそろそろ解決されてきたようだし、1年ぶりに日本のODAに戻ることも可能。また某国の幹部からある案件に参加要請もあるが、まだ決まったわけではない。外資系の案件公募も多々ある。今の案件にクライアント側のインハウスコンサルに入ることもあるかな。

64歳。まだまだ現役コンサルの活動は続きます。首題の数の意味は、

コンサル経験37年、26か国で従事、そして案件数は66プロジェクト。

分野は、水資源、給水、電力、防災、環境の5部門。

今の超純水と排水処理再利用は、給水とはかなり違うので、66番目のプロジェクトで6つ目の専門を得たわけですね。

2019年はどうなりますか???