2020年7月29日水曜日

2922:三峡ダムの余水吐きのLayout

工営出身の田口さんが三峡ダムの現状と課題を毎日フォローしているので、僕もちょっと参加してます。FaceBookね。

図面とか図表とかやはり理系はそういうデータがないとフォローできません。

それと今は24時間右岸直上流からの動画をYouTubeで見れます。

https://www.youtube.com/watch?v=Fhddcv7p2QM

下記にLayoutを添付します。


3段階でオリフィスがありますね。発電放流部のレイアウトはなかった。

過去にいろいろ関連論文はあるんですが、仕事じゃないのでそこまでしません。


2020年7月23日木曜日

2921:三峡ダムの断面図


上記が三峡ダムの断面です。貯水池の水位が164.3mだった時ですね。

この断面図って意外と公表されていないんですね。工営の先輩の田口さんが探してくれたものです。

今放水しているのは、Flood Discharge Gateを開いて放水しています。ゲートが開けるのでよかったですね。まだスピルウェイは開けていません。開けられないのが実情です。下流が大洪水になりますね。

さらに、Bottom Outlet Gateもあり、排砂できますが、これが開いた形跡はありません。57mまでは堆砂してもいい設計です。湛水から10年ですが、この標高まで堆砂が進んだデータもありません、というか公表されていません。

スピルウェイゲートが開くようになったら?と考えると怖いですね。

神に祈ります。

2020年7月22日水曜日

2920:出会う、繋がる、愉しむ

首記は、工営の新社屋のコンセプトだそうです。1年遅れだったものが、さらに武漢肺炎の影響で開店がおくれました。

実際、旧社屋の解体は1年遅れだったかな。地下にある中華屋が移転にゴネた。契約書が杜撰で、1億円払ってやっと出て行ってもらったそうだ。1億円稼ぐのにどれだけ働いたらいいんでしょうね。担当の事務屋は同期のやつ。間が抜けているね。

その新社屋のコンセプトがいいねえ。

出会い系サイトのようで。

もっとグローバルな感じにできないのかな。設計は子会社化した黒川紀章建築事務所だそうだ。工営の傘下に入れる意味はあるのでしょうか。黒川さんが亡くなったら存在理由ないよね。お子さんが継いで倒産。当然だね。よくある話。それをさらに引き継ぐ意味ないな。実直な工営らしくない。もう社長も2代目。初代は同期のやつ。彼もどうしちゃったんでしょうね。社長になりたかっただけ?今はどうしているか不明で、ベトナムあたりにいるとのうわさ。

彼も同期の中では一番優秀。早稲田の土木から東大の大学院(都市工学科)。英語もできたしねえ。それが部長をすぎたころから低迷。なんでかね。

人生というのも長い目で見ないと評価できないね。いい見本だ。

僕はいつも低迷しているからケセラセラで高みを見ない。。。


2020年7月14日火曜日

2919:ワイキキが閑散。。。

土日はユーチューブでホノルルやワイキキの今を見た。

現地滞在の日本人の方が映したストリートビューの動画である。

ここ数年は2回ほど滞在したところなんで懐かしさと悲しさが同居している。

大通りから小さな抜け道。閑散としてますね。ホテル、レストラン、商店など軒並み閉鎖か閉店だ。

逆に自然は最高。人がいなくなるってこういうことか。

ABC Storesは空いているね。丸亀うどんはなぜか行列が。。。

100%観光で成り立つワイキキ。いつもとの喧騒に戻るやら。


2020年7月13日月曜日

2918:三狂ダムのこと

ネットで話題は三狂、否、三峡ダムのこと。

崩壊云々はないでしょうけど、洪水調節能力がないことは示されたね。嘘ばっかり。

発電を目的としたダム開発ですからね、河川工学的な検討はないね。river morphologyなんていうこともね。

僕も以前経験したけど、発電土木屋さんはなにしろ発電の便益しか興味なし。どれだけ経済的なフィージビリティーを高めるかが勝負。流れ込み式だと、ピーク発電を想定しピーク電力の便益を高くすることを目指す。8時間ピークとして、調整池の容量を4倍使うわけだ。だから仮に調整池が堆砂で埋まれば、ピーク電力価値は失われる。一番いい(悪い)事例が以前から書いているインドネシア・バカル発電所。

話を戻すと、三峡ダムは185メートルでしたか、ダム高は。発電の落差は直下なんであんまりないが、なにせ流量がすごいから世界1番の発電量だ。

貯水池もでかいので、上流500キロまで貯水池が延びている。だから堆砂デルタの形成はかなり上流で、ダム堤体での堆砂はないに等しい。スピルウェーもあるしね。11万m3/秒の放水能力がある。

要するに、ダム崩壊の確率は小さいが、洪水能力はほぼなしと言える。以前は1万年の一度まで防げると言っていたのが、今は20年に一度だそうだ。

水利部というのは、やはり水利であり、水理じゃないんですね。水理学と言えば、アメリカ・イリノイ大学のベン・テー・チョーがいたり、中国人が得意なんですがね。水文も苦手のようだ。


2020年7月6日月曜日

2917:海外からアクセスされている方はどんな方?

僕のブログなんて非常に狭い領域なんで定期的に読まれている方は少ないと思います。

でもかなり長く定期的にアクセスされているかもという方が何人かおられます。

以前もそうしたかたからメールいただいたんですが、それらの方とはまた違う方がおられるようです。

例えば、アメリカ、ルーマニアかな。アメリカは複数おられる感じですが、ルーマニアの方はおひとりだと想像してます。ルーマニアには一度行ったきりで縁もゆかりもないんですが。

特段詮索するつもりはないんですが、なんでかなとちょっと疑問。

アメリカかルーマニアから定期的に読んでいただいている方で差し支えなければ本ブログのメルアドに感想など送っていただけると幸いです。下記ですね、

qandaforsustainability@yahoo.co.jp

です。

お暇な時にでも気が向いたらで結構です。お返事しますよ。

チャオ

2020年7月2日木曜日

2916:Diurnal Variation

これもFaceBookからの転記です。

Diurnal Variation
この英語を見て、日内変動、と思う人は意外に少ないかもね。あんまり生活には使わない。
水文水理という領域があるが、それでもこの言葉はそうそう出てこない。なんででしょうか。水位や気温を扱う場合でも、日内変動は気にしない。途上国では、日データすらないわけだから、時間で考えるのは、せいぜい時間雨量だね。それと洪水時の時間水位変動。
ダムによる利水計画では、月平均流量で計画するので、RORでない限り日流量だって使わない。ましてや時間流量を考慮することは稀。
でもまれなケースに遭遇することがあった。トルコのエルメネック水力発電計画のFS。水位観測は当時EIEがやっていてかなり信頼できるデータがあった。今はDSIに統合。
さて、トルコのほぼすべての水系では、春の雪解けが発生する。時間水位を見ると、午後雪解け水の影響で水位が上がる。まさに日内水位変動だ。
それを考慮して流量を精査した。
報告書では当然Diurnal Variationという英語の専門用語を使うよね。副団長に提出したらその専門用語は却下されましたねえ。彼と喧嘩しても意味ないんでほっておきましたが、あれから32年たってもこの言葉は忘れないね。
水文学、気象学は水屋のコンサルには必須な学問。大学では水文は土木で教えないので、大方の新人は、水門と間違える。