2013年1月28日月曜日

1471:今日の雑談

1.再公示があるとはね。

本格調査で再公示は珍しいが、アジアの主要国の治水調査でも再公示がでるとは驚きだ。工営、建技などがいるが、今のこの時期人員確保が難しいのか。あるいはTORに対してM/Mが低いので採算が取れないと営業が判断したか??

2.JCIAはないでしょう!!

今アジア某国の報告書をレビューしているが、工営ともあろうものが単純な間違いをしていて、最終報告書まで残ってしまっている。若手の凡ミスだが、許せないのが僕の性分だ。JICAさんに失礼でしょうね。

JICAをJCIAとはね。まさか日本のCIAが調査するとは考えられないし、そういう機関は必要だが、まだ存在していない。

3.やっとウルフマン・ジャックのラジオ放送を聞けた。

加州のラジオ放送局がウルフマン・ジャックをDJとした懐かしの放送をやっていると知って、待ち構ええていたが、今日やっと聞けた。時差の問題かね。

昔はFENで毎日やっていた懐かしのDJ。古くはアメリカン・グラフィティーで紹介されて以来ずっと聞いていたからね。米兵もクラシック的な放送を聞きたいがために日本の基地を希望したという都市伝説もあるね。それはミステリーだけれど。

元気が出てくるね。

さて、仕事に戻ろう。

2013年1月26日土曜日

1470:土日の作業開始

昨日は日揮社長の会見を見た。

広報担当部長もそうだが、社長の人格の素晴らしさが伝わってくる。エンジニアの誇りとでも言おうか。すでに述べたように、日揮は日本のエンジニア会社の最大手である。コンサルタント会社では日本工営が1位だが、受注額では日揮さんの足元にも及ばない。年収も日揮さんより平均で200万円ほど低いのだ。経営者としての貫禄の違いがあるね。コンサル社長は貧相である。

さて、この10日ほど前から健康管理用に最新の体組成計インナーススキャンを使い始めた。簡易の体重計でもいいが、タニタのインナースキャンにはパソコン管理用のソフトがあるので、単純に毎日測っていれば自動的にパソコンで管理できる。この10日間で3キロ体重が減ることに成功。こういうモニタリング評価は分析好きのコンサル向きと言えよう。お値段が1.8万円だが高い買い物ではない。

さてさて、プロポ作成のための土日作業が開始された。

クライアント側からプロポ作成のための貴重な資料が次々に送られた。珍しいことである。応札者を増やし、再公示がないためのプロモートでしょうか。おかげで前任者の成果も知ることとなった。競争相手を知る上で、いいヒントである。前任者がいる案件の場合の受注はかなり難しいのが通常だ。小生も前任者の立場になったことがあるが、第2、第3の案件では誰も応札しなかったのだ。当たり前だ。前任者がいては通常逆転受注は望めない。今回はクライアントさんの「心意気」に沿って、前任者がいても応札することに決めた。何か事情がありそうと判断。

アフリカの例では、ある案件の前任者が次の段階の応札で意外にも失注した。第1段階の成果に対する現地サイドの評価が非常に悪く、不合格となって再公示されたのだ。だから前任者に対するクライアント側からの評価が悪い場合は逆転受注の可能性も出てくる。また、直接の前任者ではないが、案件受注に最も近い方が応札を諦めるケースもある。その方は現地事務所の担当者から専門家として不適と判断され、新規案件応札を諦めたそうだ。プロポには万全の体制で臨む必要があるわけだが、不適者と判断されては最低である。

今回の前任者は表向きには最強の相手である。その方に単純に勝つ可能性はきわめて低い。秘策をもってプロポ作成にあたっている。前任者も絶対自分が取ると確信しているからプロポの書きっぷりに手抜きがあることもあるのだから。



2013年1月24日木曜日

1469:最近のニュースについて

まずは日揮の件。

日揮さんの業績についてはENRのランキングで示した通りだが、治安の悪い地域でプラント建設をしているんだなあとつくづく感じた。職員ではなく借り上げ者も多い。平均年収は950万円だからコンサルよりはかなりいい(雑談)。コンサルはあまり海外で死亡することはなく、事故や病気で死亡することはあってもテロによる死亡例は非常に少ない。今回の事例は海外リスク管理の重要性をあらためて認識することとなった。

次は、イギリスのEU離脱に関する国民投票。いよいよか、という気持ち。水資源管理に関してイギリスは絶対にIWRMを使用しないことは以前書いた。統合的とあえて言わなくてもいいという考え方である。EUはヨーロッパの統合というコンセプトによって設立されたものだが、以前からイギリスの参加には積極性がないと感じていた。ついにイギリスがEU離脱の可能性が出てきたか?

そろそろIWRMのデメリットについて真剣に議論がなされる段階かもしれない。これについてはすでにこのブログでも紹介している。ほとんどがビスワスのコメントだが、途上国の良識的な官僚は知っていることだが、IWRMを否定すると国際機関からの支援がなくなるので表向けの批判はしないというのが通例だ。

今日は久々水力の総合的な復習を行った。プロポの準備だ。

さて、最近人様の超お得意な領域に入って無謀に応札すると、惜しくも2位というのが目立つが、これもお勉強のつもりで頑張っている。1位の方の経験と知見を詳細にレビューすると確かに彼あるいは彼女の1位の理由が分かる。あんまり取りすぎても同業者の生活に影響するから適当に受注するのがいいんでしょうね。この4年はちょっと取りすぎたかもしれない。

しかし、常に前進あるのみ。2位ぐらいがキープできれば、持続的に応札を行うのがコンサルの根性である。

Always on the go.

2013年1月6日日曜日

1468:Lock and Load 2013

独立独歩のコンサル活動も今年で5年目に入る。最大手コンサル会社を下船してからは10年になった。これまで何とか乗り切ってきたなというのが正直な感想である。常にいい人脈があったのが幸いだった。

特に、この4年間は非常に充実したコンサル活動であった。理想的なコンサルタント活動の形でもあったね。

2013年。65歳まであと7年。クライアントの傾向もずいぶん変わってきた。ハードよりもソフト志向。流域管理、気候変動、リスク管理、組織強化と人材育成など総合的な知見や経験が期待された案件が多い。水資源や河川砂防案件という自分の保守本流の案件もあるとは思うが、それだけでは十分な案件受注は望めないだろう。難易度の高い案件に挑戦することがもっとも重要だ。

この4年で、アフリカ案件が4件、中近東と南米と太平洋諸国がそれぞれ1件で、合計で7件。長いものでは8か月、短いものは事前調査で1か月ほどか。事前調査だけではだめだね。

長短の案件を混在させて乗り切ってきた。

仕事の合間には観光での海外も入れていきたいが、この4年では達成できなかった。これからは観光も入れていきたいと思うがどうであろうか。

過去の活動はすべて「修行」であり、これからの案件に役立っていると確信している。人生そのものが修行ではあるが、それらが苦にならないようにしたいものだ。

さて、今年はどこの国に行くでしょうか?

業界的にはコンサルは不遇だろうか。平均年収が1千万を超えない限りは職業として低迷し続けるのであろうか。いい人材が来ない業界ではさびしい限り。欧米では、コンサルタントも医者、弁護士、大学教授、パイロットに匹敵するんだけどね。残念!!