2018年4月27日金曜日

2876:化学屋さんは了見が狭い

僕は土木屋だからかなり広い領域を扱っています。特に、国際開発のコンサルタントなので。。。

以前、海水淡水化事業のFSで膜のメーカーさんと一緒に仕事をしましたが、計画のセンスが全くないことが判明しました。設計条件を頂ければオーケーというスタンス。最適規模検討もなく、1ケースのみ。確か、淡水効率が50%だけだったかな。

デュポンの研究者で潜水艦用の海水淡水化を発明した第1人者との交流があったので、効率は少なくとも3ケースはすると知っていたので、膜メーカーのT社に依頼すると最初は拒否していましたが、第1人者のことを言うと嫌々してくれました。そんな感じでした。

今は超純水の案件に携わっていますが、ベンダーの一つである、O社の方も同じような単純な発想しかもっていません。土木屋さんのような柔軟性は全くありません。

自分本位。わがまま。了見の狭さを感じます。

しょうがないかな、とも思いますが、計画のセンスが全くないのは飽きれます。

コンサルでも、調査計画と設計施工監理では全く違いますが、僕の場合は前者なんでね。無限の可能性から徐々に代替案を絞り込んでいく過程が好きですね。

そういうセンスは、プロジェクト完成後の運用維持管理の体制にも影響しますし、所謂capacity expansionの検討にも通じます。初期投資コストと維持管理コストを含むトータルな最小コスト案の選定ですね。

明日からしばらく休暇です。。。

2018年4月14日土曜日

2875:外資コンサルに入って2か月半

最近はFaceBookの方にシフトしたので、このブログも久々です。

新領域の超純水と排水再利用システムに係って2か月半が過ぎました。コンサルタント人生37年ですから百戦錬磨。まあ徐々に本領発揮という段階ですかね。

この分野の経験を増やす歳でもないですが、外資系コンサル会社の状況は把握したので、エネルギーとかお誘いがあれば続けたいかな。幸い、人材派遣会社の担当者がいいので、継続的にいい案件を勧めてくれるでしょう。人の出会いは大事ですね。担当者はシンガポールの中華系ですが、前の会社に直接電話し、丁寧な対応だったので助かりました。彼女のことをその派遣会社に対して高い評価をしたので、プレゼントまで頂きました。感謝。

プロジェクトは半導体生産が目的ですから当然民間事業。コントラクターやベンダーはあんまり国際的ではないですね。技術自体は最先端ですが、所詮、タンク、パイプ、ポンプ、制御。。。ですから配管工の仕事だね。知的な仕事ではないかな。

以前、海水淡水化事業に係り、膜の東レさんと一緒でしたが、化学屋さんはみなさん同じような体質で土木とは違いますね。視野が狭いし、自己中心的。

我々のようにグランドデザインのセンスはありません。

企画、調査、計画、設計、工事監理、運用維持管理全体をカバーする経験がないかな。

自分たちの仕事には熱心ですが、その条件はすべて与えられるという感覚。僕らはそれら不確実な前提条件を探して確定するのがお仕事。所詮センスは大違い。

それと、コントラクターやベンダーは、全員実質競争なしで受注しているので、甘えがあるね。外的条件が満たされない不満が横行。高いリスクを承知で受注しているわけでね、幼稚園児のようです。

とは言え、ドイツのコンサルも高飛車ですねえ。折り合いをつけるセンスがありません。コンサルとコントラクターとの信頼関係はゼロ。まあどうなりますかね。

しばらく状況分析が続きます。

2018年4月4日水曜日

2874:評価されるとやはりうれしい

JICAさんも移動の季節。移動された課長さんからメールあり。

南米流域管理では長期専門家より貢献したことのお褒めのお言葉を受けました。正直うれしいですね。所属するおバカコンサル会社的には評価されなかったけど、まあ当然。評価できるほどの能力は彼らになし。

クライアントから評価されることがコンサルにとってうれしいね。コンサル会社ってお馬鹿ばかり。幹部は無能だしね。

今は民間事業に係っているけど、もうすぐODAに戻ります。

とは言え、民間事業や外資系も魅力ありですね。給与が違いすぎる。かなり高いレベルだし、それはそれで満足ですね。

ODAに戻るか外資系に留まるか、難しい判断ですね。