2010年6月29日火曜日

694:お元気そうで

梅雨とはいえ、結構暑い一日だった。

いつもながら四ツ谷に行く。また古巣の会社先輩にばったり会ってしまった。彼ももう60歳近いはず。「頑張ってますか?」と声をかけたが、白々しい感じで通り過ぎていった。

彼とは新入社員時代から知っている。偶々大学の先輩だが、その当時は彼は国内コンサルだった。20年前ぐらいから海外に来たが、技術士持っているだけというつまらない先輩だった。

見かけの感じでは、そんなに老けていない。昔から口だけで実力はない方だったから、今も適当にやっているんだろう。そういう輩が多いんだね。

余談だが、組織改革上もっとも難しいのは、中間層の意識改革だ。上層部や若手などはやる気あっても、中間層の怠け者集団が組織を劣化させる。彼もそういう輩の典型的な人である。

四ツ谷に行くたびに知人に会うのは結構なことだが、劣化している組織の側面を知ってしまうのはさみしいね。

昨日聞いた話では、サウジの水資源案件はやっと終わったが、ものすごい赤字だそうだ。コンサルも2,3年仕事をして莫大な赤字では会社を経営する意味はないかな。まあ、いいお勉強なのだが、そう思っていない幹部がいるコンサル業界は末期的な状況かもしれないね。打開策は依然ない。

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