2015年6月5日金曜日

2633:水道事業におけるコンサルの役割は終わるのか???

ここ最近、日本の水道事業体の海外事業展開をまとめている。


S市水道局:長らくL国で技術協力にご貢献。水ビジネスにはほとんど興味は無さそうだ。僕の出身のS県ということで他県と違って野心がない。いいね。専門家派遣で、ご満足。


T水道局及び監理団体の会社:最近、M国の水道施設、特に管路の漏水対策への支援事業を商社とエンジニアリング会社と組んで受注。円借款による相手国融資から資金調達。漏水防止だから、収益的収支の事業だ。資本的な収支までは関与しない。


さて、ここからがすごい。


K市上下水道局:長年K国で技術支援。2011年ごろから本格的に事業に乗り出した。メーカーさんなど民間企業と組んでいる。基本計画も受注したが、JICA案件ではない。さらに基本計画のための調査は、JICA案件の基礎調査で行っている。面白いね。その後の事業資金は、アジア何とか基金とかK国への円借款を想定しているのでしょうね。なかなか大胆だ。いよいよ、収益的収支から資金的収支関連事業に乗り出す。K市水道局が想定している関連企業にコンサルタント会社は入っていないのだ。まあそうでしょうね。政令指定都市の水道局は、コンサルの力を得なくても出来るはずだ。


ただ、こうした動きは東南アジアだけ。


アフリカやその他環境の悪い国では彼らもさすがに今は行く気はないでしょう。


そこまでできたら、さすがに我々コンサルも商売上がったりだね。さあどうしましょうか??

コミュニティ参加型の小規模水道事業経営支援に特化したいものだ。

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