2013年10月2日水曜日

1873:定年貧乏の恐怖

定年。

僕が最大手コンサルに無難に残っていたら、あと1年で60歳定年だ。65歳ぐらいまで残れるらしい。残れるというのは決して安心・安定な状況ではない。

60歳になって嘱託。給与は激減。月収30万ぐらいで、案件参加があれば増収となるらしいが、年収レベルでいえば、それでも半分以下であろうか。

60歳で定年し、会社を離れてもそれなりに生活できたのは、もうずいぶん過去のことだ。

定年になって退職金を頂いてもそれで80歳までは続かない。年金を入れてもだ。

それを定年貧乏、というらしい。

以前から個人で案件応札している方を多く見ているが、最近昔在籍していた最大手コンサルの知り合いの名前をちょくちょく見ることが多くなった。

しかし、その中で受注した人はまだ一人も見ていない。あれだけ優秀(?)であった最大手コンサルの人でも退職して個人コンサルになって応札しても受注できないのはなぜであろう??

クライアントが期待する能力と経験がないのだ。最大手コンサルで長らく仕事をしていても専門性は徐々になくなってしまうのが現実。団長バカ。

50歳前後でコンサル会社を勇敢に去ることを勧める。60歳まで会社に弱弱しく寄生・依存しているといいことはなにもない。80歳まではかなり長い人生だから。

追記:後日、ドクターXというテレビ・シリーズを見たが、まさに契約社員のプロの専門家という設定が痛快だ。組織に帰属する正社員のコンサルの無力を痛切に感じたね。

追記2:本ブログも1か月経ってかなりの検索によるアクセスがある。定年貧乏という言葉が定着しつつあるね。そういう状況には定着したくないけど。専門性と柔軟性を維持して、70歳過ぎても受注できるように頑張りましょう。

0 件のコメント: