2012年9月29日土曜日

1440:土曜の朝

当地に来てから2回目の土日である。だいぶ、朝の雲が厚くなり、雲の流れも一層速くなっている。日本では宮古島に台風が来ているようだ。最大級とのこと。 足親指の痛みも消え、風邪もほぼ治ってきた。すこぶる快調である。海外での健康は非常に大切だし、風邪ぐらいで収まってくれるのは助かる。事故がないことも重要だ。 チ国のある案件の話が出た。確かNKがMPを“しぶしぶ”やったのはM先輩から以前聞いてはいたが、現状の話は知らなかった。NKも逃げる理由は分かるが、営業屋が仕切っているので赤字が出そうな案件は一切応札しない方針だそうだ。最大手として情けない話だが、タカビー的性格でもある。おいしい案件が多くあるはずもなく、経営的に余裕があるはずもないのだが。 最大手は、組織が肥大で、間接経費がバカにできない。役立たずの営業・事務屋がのさばっているから首を切れない。コンサルで赤が出る案件はそうはないのが普通だし、赤字が出ない工夫がないといけない。中小コンサルは必至でなんでもかんでも受注に挑んでいる。そういうチャレンジがもうなくなっている体質では若手や中堅の成長、すなわち会社の成長は期待できないだろう。難易度の高い案件ほど学ぶことは多い。 だからと言って、中小コンサルの実力があるかというとそうでもない。サ国の水資源なんて最低のコンサル集団だった。それでも持ち出しで追加作業を何か月もやって何とか許してもらう素人さは恥ずかしい。NKだったら団長さんは社内的に抹殺されるが、あの団長は定年してもまだいるらしい、チ国あたりに。恥というのを知らないというのは中小コンサルの特徴でもある。いちいち幹部の責任を取っていたら幹部連は全員いなくなってしまうのが中小の実態なのだ。 日本のコンサルの劣化はどうしようもない。若手の優秀な人たち(たぶんだが)がコンサル業界から去っていく傾向は益々強くなりそうだ。 80年代から、ずっといい仕事を新入社員の段階からさせてもらったのは感謝感激である。入社10年で、せっかく育った若手が辞めては大きな損失だ。10年たったら副団長ぐらいはできるのだから。コンサルよりクライアントの仕事が面白いと感じられては困るよね。給与的な差もあろう。コンサルとの差は、30代では年収で100万円以上はゆうにあるかも。50代では、300万円いじょうになる。

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