2011年5月19日木曜日

1221:津波写真の謎

日本に帰ったらさぞ詳しい原発事故関連情報が入ると期待したが、民放各局も横並びだし、特ダネ的な情報或いは専門的でハッとする情報も既になくなった。

毎日毎日平凡なニュースばかりだと飽きるね。CNNやBBCも今やこの事故を継続的に伝えているか分からないが、日本のテレビ局の限界があるんでしょう。

そんな今日、2カ月ぶりに福島第1を襲った津波の写真が数枚出てきたという。

公表されるまで2カ月かかった理由は、

協力会社が偶然取ったものが偶々整理して出てきたと説明されている。不思議だね。質問した記者もああそうですか、という感じでそれ以上の質問なし。

津波の写真や寧ろ動画は、別の場所では多くの人によって意識的に写され、津波直後から膨大に流されている。

常識的に、写した人の心情を想定すれば、出来るだけ多く写すだろうし、動画に切り替えるだろう。

福島第1にいた数千人の東電或いは協力会社の人は、どういう気持ちだったのだろうか。異常事態を記録し公表し分析されることを考えなかったのだろうか。定点カメラはなかったのか。津波が来るまで1時間ほどあったわけだし、想定内の津波だと思っているんだったら、かなりの関係者が安心して海側を写していても不思議はない。

どうも胡散臭いね。東電のやることは一切信頼できないことは事故前と変わらないし、もう死に体だから仕方ないが。

15%の節電目標でも、東電は詳細な需要供給シミュレーションソフトを持っているからいろんなケースを検討できるはずだ。そのことをマスコミは知っているのだろうか?御用学者と同じで御用ジャーナリストかね。

昔大本営発表をそのまま伝えたマスコミの過ちと不甲斐なさが、今また起こっているのだろうか。

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