2009年4月21日火曜日

151:海外現場での交通事故

突然の話題であるが、海外での活動では交通事故には気をつけたいものである。なぜこのような話題を取り上げるかというと、今度赴任する国の水関連省の表流水チームがある交通事故でほぼ全員が亡くなったとのこと。悲劇である。数人とのことだが表流水を管轄する責任者以下数名が亡くなったのである。人材不足が常時問題な地域では有能な人材を一度に失うことは重大である。悲しい事実である。

交通事故に遭遇することは非常に多い。ダムの現場では交通事故関連が非常に多い。あるイランのダム現場では50人以上の作業員が亡くなっている。その事実を絶対に日本側に知らせるなと所長に言われたことは忘れられない。ヴェトナム・ホアビンダムで建設中に亡くなった関係者を慰霊することを考えると真逆な行動かもしれない。

小生の経験でも交通事故を目の前で目撃したことはヨルダンとヴェトナムそれぞれ1回、サウジで2回ある。トルコでは雪道でランドローバーががけ下にもう少しで落下したことがあった。水文学者として世界的に有名な方と同席した。そのこと以来、なぜか信頼関係が形成された。

後ろ座席で眠っていて事故に会い、負傷した方もいる。シルバーボランティアの方々が休暇中にヨルダンで対向車とぶつかり亡くなられたこともある。

海外では運転手の隣席が同乗者の最高序列者が座ることが多い。日本では運転手の後ろだろうか。小生の経験ではやはり運転手の隣が最も安全かなと思う。事故を真っ先に認識し対応できる位置にいるからだと思う。後ろ座席だと事故の察知が遅れる。とは言え、日本では一般に運転手の後ろが安全と思われているが、これもシートベルトを着けての話である。

事故を気にして海外にはとても行けないが、事故防止に最大限努めることが大事である。神様から守られるかの運命もあるが。

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