2009年4月29日水曜日

159:WHOのDr. Keiji Fukudaは日本人か?という質問

豚インフルエンザの件でWHOのDr. Keiji Fukudaが注目されている。

彼は日本人か日系人かという質問を耳にしたが、ちょっと苦笑してしまった。答えは後者だが、日本人はやはり英語を理解することに無理があるのか?

簡単だが整理すると、

1.和文の名前表記でアルファベットなら日本人ではないこと。
2.典型的な日系アメリカ人(ハワイではなく本土)の発音で教養が高い。
3.プレス発表では意識的にかなりゆっくりと話していた。内容が内容だからか。

1955年、東京生まれだそうだが、駐留軍のご子息だろうか。当時はかなりの数の日系2世軍人が駐留していた。あるいは帰米2世の流れか?戦後、野心的で優秀な日系2世は東部に移住しアメリカ社会に溶け込んだが、一部はまた西部やハワイに戻った人たちも多い。

仮に日本人として生まれ、渡米後アメリカ国籍を取ったとした場合もあるが、あの発音の獲得は難しい。CIAなら別だが。帰国子女でも無理。

CIA要員の妻としてという伝記がアメリカで最近出版されたが、夫は日系人2世でヨーロッパ戦線で活躍後CIAに入り南米で活動した方だ。

Hawaiiという小説があるが、日本人、中国人、フィリピン人たちのハワイ移民の苦労が分かる。以前南アのレソトで台湾出身の工場所長と夕食を共にしたが、非常に高い教養と英語力を持った方で小説Hawaiiは素晴らしいと語っていた。単なる工場長とは思えなかった。彼にも人に言えない歴史があるのだろうか。

0 件のコメント: