2012年10月12日金曜日

1455:2010年度・国際コンサルトップ200(日本編)

2年前の2010年に2009年度のENR版国際コンサルトップ200に入る日本のコンサルを紹介した。あれから2年。あの時は南部アフリカ出張中だった。 2010年度の結果を得たので、ここに紹介する。 日本は200社中で、10社。中国は21社で韓国は6社。割合はそれほど変化がない。 さて、順位だが、これも09年度に比べ変化なしといった具合だ。 29位:日揮、58位:NK、79位:千代田化工、82位:オリコン100位以下は、NJS,鹿島、三井住友、日本設計、日水コン、八千代。鹿島と三井住友は設計部門の業績である。 国際編についてはまた別途紹介するが、電力やアジア部門で中国のコンサルが入っている現状を見ると、日本のコンサルの国際化は結局不成功だったことが分かる。 ODAに甘んじた結果だろう。コンサル各社の経営陣も所詮サラリーマン上がり。大胆な経営は打ち出せない。情けない話である。国際開発ジャーナル的な国内だけの順位を比べても意味がない。井の中の蛙。 どの会社が先に出るのかと興味深いが、横並びの状態では国際開発コンサルタント会社として突出するのはまず無理だろう。 PCIはなかなか先鋭的な営業をやっていたが、不正がバレて廃業。惜しい会社だったね。オリコンも意外と伸びてはいない。PCIからの人材投入でもPCI本来の先鋭性は劣化してしまったようだ。 コンサルの将来は暗い。

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