本ブログがIWRMを取り扱うためまだ内容が発散しているのは仕方がないかもしれない。いずれ収束した内容になるが、ここで国家IWRM及びWE計画の実例を見てみよう。実は02年WSSDでは05年までに参加国で計画をまとめることになっていたがその実例はあまりにも乏しい。
全てを把握しているわけではないが、小生が知りうる国家IWRM&WE(Water Efficiency)計画はカザフスタンである。UNDPの支援の下05年にドラフト計画が発表されている。
近隣のウズベキスタン、キルギス共和国、タジキスタンの3カ国ではほぼ調査計画が終了し公表が待たれている。
さて、カザフの実例であるが、前述のビスワスの統合すべき課題全てを包括してはいない。通常のプロジェクトベースのマスタープランに比べ根拠のあるデータを積み上げたものとは思われない。WEにしてもロードマップ的な内容に留めている。
絵に描いた餅的な印象を受けた。果たしてIWRM計画とはどのようなものなのだろうか?まだまだ模範にすべき例題はないのだろうか?
先輩格の南アフリカのDWAFの例題については次号以降で報告する。
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