2012年2月20日月曜日

1328:Chipa

首都から1時間ほど国道を走ると、この国のおなじみの伝統的パンが売られている。

中年おばさんたちの売り子がユニフォーム姿(ミニスカートが不釣り合いだが)で売っている。若い女性はいない。

この1時間程度のところというのがミソである。首都を離れる場合、トイレ休憩という意味もあるし、首都に着く手前1時間程度も最後の休憩ポイントである。

さて、伝統的パンは「チーパ」と言われる。町でも売られるし、家庭でも作られているのだろう。

アルミドン(キャッサバ粉デンプン)、ゆでマンディオカ(ゆでキャッサバ芋)、チーズ、卵を混ぜて牛乳でこねてオーブンまたはオーブントースターで焼いたものらしい。

チーズの酸味が強く、生地も硬いため、最初は馴染めなかったが、滞在が長くなるにしたがって、現場に行くときは必ず運転手に買ってねと頼む。朝早くごはんなしで1時間ぐらいのお腹には最適だ。

メキシコに長くいた妻に尋ねてもチーパは知らなかったので、この国独特なのかもしれない。

赴任した国の食材や食事に慣れるのは大事なことだ。風土に合ったものがおいしいのだから。

ベトナムなどでよくあることだが、コリアンダーになじめない日本人が多い。これが続くとベトナムそのものが嫌いになる。嫌いになって、病気なって帰国する方も少なくない。

食べ物が気に入れば、その国も好きになる。

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