2009年12月2日水曜日

491:忘年会と学会でクリスマスへ

いよいよ師走。来週は忘年会が目白押しで、次の週は学会の総会とセミナー参加で終了である。

これでビスワスのプレゼンも聞けそうである。何をしゃべるか楽しみだし、少なくともコメントと質問はしよう。1週間で本郷に3回も行くのはまれだが、この季節のキャンパスは紅葉でいい感じである。最近は国立大学も校舎の10%は公共的な空間にしないといけないらしい。そのためかレストランやカフェが校舎内にある。たばこを吸う場所探しもやっと慣れてきた。

柏キャンパスは流石に田舎なので、コンビニに競争入札させても希望会社が少ないらしい。休み期間中は学生が減るから採算が合わないということらしい。本郷は流石に天下のキャンパスだから採算はあるのか。

さて、国際会議ではあまり気を使わないが、日本勢が多いとコメントや質問も気をつけないといけない。後でとんでもないことが発生する。

去年だったか、会社開催の国際会議に参加したが、責任者の了解を取ったので安心して参加していた。ところが、後で、ある国際審議役に呼ばれた。

君みたいな立場で軽々しく参加して図々しく席に座っては困る、というお叱りだ。既に責任者の了解を取っていたが、その国際審議役は遅れて参加したため席がなかったらしい。

その審議役はとんでもないことにいちゃもんをつける方だが、ご自分の席がないことで小生に怒りをぶつけたようだ。裏表の激しい方だ。そんなことは日本人社会ではあり得るのだ。

87年の国際会議でビスワスに助け船を出してもらった時は、有名なコーネル大のラウス教授がファシリテーターだったが、彼の天敵であるクレメシュ博士の弟子である小生が民間コンサルタントとして発表したもんだから、失礼にも、「あなたは民間のコンサルでよくこのような国際会議で発表しますね」というコメント。

このコメントに会場から直ぐにビスワスが反論。世界の水資源について学者だけが論じること自体がおかしい、というコメントだった。会場から大拍手。ポーランドのキンドナー(?)博士だったか、さらに「日本には橋本という優秀な学者もいるのだ」と追加のコメント。実は橋本氏はラウスの弟子だったのだ。

小生から追加的コメント。「橋本氏は今は学者ではなく、コンサルタントですよ」。

ラウスの嫌味なコメントは結局藪蛇だった。後でラウスに橋本氏を知ってますかと聞いたら少し考えてやっと思い出したのだった。弟子でもなかったんだね。

水資源や水文の世界はかなり狭い。コメントには気をつけよう。しかし、コンサルでも堂々とすることが肝心である。国際審議役の今度のプレゼンに質問してみようか。

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