久々アフリカ開発銀行のB君から世銀とアフリカ開発銀行共著のドキュメントのPDFを送ってもらった。
Building Partnerships for
Sustainable Water and
Sanitation Services in Africa
Lessons from collaborative initiatives by the World Bank,
African Development Bank and the
Water and Sanitation Program
October 2009
アフリカでの水と衛生に関する最新情報である。今度の出張にも関係するので有難い。B君は若いが中々優秀なアフリカ人だ。元々は南部アフリカ某国の水道公社職員だったが転職した。給与が違いすぎるのだから当然かもしれない。ドナー会議では正直ベースでAfDBの動向や世銀その他の動きを報告してくれる。
来年からまた彼と共にドナー会議に参加することになる。彼やその他の知人から早速ウェルカムのメールが届く。
正直言うと、水の専門家とM&E専門家が連携して調査団として実施すると効果的だがM&Eも守備範囲なので一人で行う。水道公社の経営改善などもMBAを持った経営診断士が参加するといいのだが、通常は給水専門家一人でもやってしまうのだ。30年もやっていると組織強化や人材育成も担当することになる。
以前MBAを持っている人が水公社の組織強化案件を応札したが専門性がないので落とされたとこぼしていた。彼にはその辺の事情を説明して、仮に調査団として実施すれば参加できますよと励ましたことがある。
実際のところPCM専門家では水関連政府組織や水公社のM&Eを進めるにはちょっと専門性がないと無理かも知れない。欧米だと水専門家とM&Eがペアーとなって支援する場合が普通なのだが。
既に再渡航の準備に入った。応札時にはほぼ資料収集は終わっているので、これからアクションプランを作る。本格的にやろうとすると技プロで3年。3,4人が参加することになるが、今回は小生一人で数カ月である。まだまだ支援することが山ほどあり、今回のM&E強化はそれらの一つでしかない。3年ぐらい滞在したら相当の支援ができるのだが、そういったことはクライアントさんにお任せしよう。コンサルはどんな状況でも工夫していい成果がでるような案をだすことが大事なのだ。極論を言えば、1日、1週間、半月、1カ月、3カ月、半年、1年など期限を与えられたらそのTORに準じたプログラムを提示し首尾よく完了することができないとプロではない。
来週は月曜日から国際会議が2日、そしてセミナ参加が1日。3つとも本郷キャンパス。もう忘年会がないことを願う。クリスマスまではお勉強に励もう。
来年は数カ月ぶりのアフリカである。修道院生活が楽しみだ。日本で増えた体重も5キロほど落としたいところだ。
余談:昨日見たドラマ「不毛地帯」にフォード社社長を想起させるアメリカ人が出てきた。しかし典型的なアメリカ人富豪という英語を全くしゃべっていなかった。キャスティング的には0点だ。帰国子女の妻も同意見だった。とは言え、彼女はスペイン語圏からの帰国子女なんだけど。日本語を完ぺきに喋るアメリカ人が日本的考え方を理解できないコメントしたり、商社マンの英語も役者としてよく頑張っているという感じ。もう日本の役者も良く頑張っている英語を卒業してほしいね。押尾容疑者は帰国子女と聞くが多分高校生程度の英語なんだろうか。大人の英語を余裕で語れる日本人俳優はまだまだ出てこないようだ。
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