日曜日の午後のテレビはゴルフ中継が主体だが、BSでは時々興味深い番組がある。
偶然、緒方さんがでていたので見てみるとダボス会議2009の総括であった。
アフガン問題、貧困、ジェンダーなどいくつかのセッションを見ることができた。さすがに参加者は国際人であり、インドネシア貿易省大臣(女性で86年にインドネシアで最初の経済学博士号を取得)の発言もなかなか大したものである。彼女はインドネシア人の女性として86年に初めて博士号を得たそうだ。小さいころから女性はスマートでは結婚も出来ないから「馬鹿になるように」と母親に教えられたそうだ。インドネシアらしい、今の女性進出はインドネシアだけでなく東南アジア各国で目覚しい。
日本人でも何人か参加していると思うが、緒方さん以上のインパクトはないのであろう。
特にノーベル賞受賞者の南ア・ツツ元大司教のメッセージは久々聞いたが、迫力のある演説であった。96年に南アに囲まれたレソト王国のダム開発案件に日本人として一人参加していたが、良くテレビで聞いていたものだ。
ツツ元大司教の英語は決して流暢ではないが、とにかく間がいい。ああいうインパクトのある英語を日本人も見習ってほしい。しかし無理だろう。
すでに英語力では日本は後進国。情けない話である。
最近、白州次郎の本を読んだが、英語力だけでない何かもっと大事な「プリンシプル」が必要だ。緒方さんもますますお元気であった。
ダボス会議でも水不足問題が取り上げられたとのことだがなかなか伝わってこない。
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