2020年6月19日金曜日

2913:ハイテクに対応できるか?

海外開発コンサル会社はハイテクに対応できるのか。

できないと前回書いた。ほぼローテク。

今から35年くらい前か、ある会社幹部が「AI室」を設立させ、また「水素エネルギーの開発」にも着手した。

今から35年前だから先を見通した発想ですね。建設コンサルなのに。

しかし、そのAI室も数年で閉店し、水素エネルギーの研究も全く進まなかった。一方、CADやデータベースに関しても自社開発を試みたが、数年で萎んだ。当然だよね、ユーザーですから。AUTOCADなど市販の製品にはかなわない。

海外コンでも、1981年当時日本ではほとんど利用されなかったアップルパソコンを導入し、その後マックでのLANも社内で設置。しかし、WINDOWS95の登場ですべてがチャラ。同業他社との差別化もできなかった。

コンサルって、ユーザーなんで汎用性のあるソフト開発とかハイテク技術の開発には資金がないんですね。人材も。手っ取り早く、買収でベンチャー企業を傘下に入れる発想もない。

今や世界的にはハイテクでコンサルやっている会社は多数。民間プロジェクトとか利益率が高いですからね。JICAじゃ儲からない。

僕も1年8か月超純水と排水再利用の設備設置と運用に携わったけれど、本当にいい経験でした。世界最先端の技術を垣間見た。

朝方、世銀が支援する災害リスク管理のハイテク技術のインドでの適用、という案件が舞い込んだが、今年7月までにインドで導入可能なものということで、取り組みの意欲が頓挫してしまった。ハイテクのないコンサル企業の悲しさですね。。。

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