2020年6月10日水曜日

2901:中小企業海外事業支援の怪

もう10年以上になるか、いわゆる日本の中小企業の海外進出支援事業である。

詳しいことは知らないが、もう多くの企業が補助金を得て海外進出の市場調査、実証試験、事業活動支援を行っている。

昔は、ECFAがコンサルに補助金出して案件形成させたり、JETROやJBICがコンサルや企業にFSとかやらせていた。

調査後に、融資を受けて事業化した案件がどの程度あったかの検証はない。僕自身がかかわった有償ではJETROでFSやった発電所増設事業がJICAにてDD、JBICでSVに進んだ。それ以外にあったのでしょうか?

さて話を戻そう。中小企業に対する補助金も最大1億程度か。調査後事業化し成功を収めたケースを1つも知らない。現地生産販売を試みたが失敗し、3年後に別の国で同じことをやるケースは知っている。

また、フィリピンでは、同じ会社の2件目の補助金では、不正な会計処理を行ったため出入り禁止となった会社もある。日本原料ね。

さてさて、いつまで続く事業なのか?成功事例のない事業。

モノを売る会社で海外で成功している会社としては、大体40年の歴史がある。

植物活力剤のEMやHB101がいい例だ。販売網、宣伝、事例の蓄積、ユーザーからのフィードバックなど成功事例が豊富だ。

それと創立者の不断の努力。そういう会社は政府からの補助金などを当てにしないのだ。


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