2020年6月12日金曜日

2905:コンサルの将来を書かなかった

工営のことを書いて、主題を忘れた。認知症か?

日本の現状は大体欧米のコンサルや途上国のコンサルの発展状況を見ると大体わかる。

まず、欧米だが、この数十年でコンサルの合併買収が進み老舗のコンサルはほとんどグローバルコンサルタント企業の傘下に入った。

また、途上国の単なる小規模ローカルコンサル会社がグローバルな活動を開始し発展している。それらの国も発展し、もはやODA対象国でもない。

日本国内のコンサル活動のパイももう限界だろう。大きく成長するコンサルも見当たらず、大中小コンサルの市場も安定した。海外もODAのJICA案件だけで、世銀、アジ銀など国際機関の案件では受注できてもほぼ赤字状態。

日本のコンサルはどうするつもりなのか?現状維持?

欧米に倣って合併買収し大きく統合するのか?あるいはアイシーネットのように学研グループといった他業種の傘下に入るか。国際航業はすでにシンガポール系(?)の資本に入っているね。

あるいは、工営などが進めている欧米コンサルの買収。これも相乗効果がでないとあんまり経営的には意味がない。グローバル化して、外国人を大量に雇い世界をいくつかの地域に分けてマネージする。

いろいろ発展する可能性はあるが、なんといっても問題は要員確保。

どうもこの数十年でコンサルの人材の劣化が激しい。特にマネージメントクラス。英語力もひどいし、スピーチや議論などできやしない。おそ松くん。

コンサルの将来はJICAによるODAの推移次第なんでしょうね。しかし、減ることはあっても、増えることはない。

どうしますかねえ?

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