2020年6月15日月曜日

2909:分社化のメリット、デメリット

前号で工営の国内外部門の統合化を書いたが、基本コンサル会社は海外部門の分社化を図ってきたのが主流だ。

まずは、PCI。パシコンの海外部門。もう40年以上前からそうだったし、PCIという会社名が学生でも知っていた。入社に関してはPCIとPCKKは一体だったかな。受かりましたよ、行かなかったけど。

その他では、

応用地質インターナショナル:95年くらい創立かな。今でも25,6名程度の規模。

建技インターナショナル:2004,5年か。海外部門が100名程度で分社化。

古いところだと、80年代に中央開発インターナショナルが創立。以前書いた通り、創業時に贈収賄事件で没落。もうかなり前に親会社に吸収された。

他にあるかな?

あんまり聞かないね。工営はソフト部門のコーエイ総研が95,6年ごろ子会社として出発。今はシステム科学を吸収して160名程度に発展。成功例だね。面白い話があって、この工営総研の発想は、RECS社長の橋本さんが次長のころ提案したが社内的な反発がありとん挫、彼は独立して会社を立ち上げた。しかし、工営幹部がそのアイデアだけを採用し、かみそりSさんが社長で創立。面白いねえ。会社って。

工営は決して海外部門の分社化はしないでしょうね。そういう力が今の海外部門の方々にはない。石橋をたたいて橋を壊すような気質ですから。

世界的には分社化なんてしない、どれだけ多くの会社を買収し、スケールメリットを上げる傾向が主流。これも以前述べた通り。

工営の発想と他社の分社化、どちらに軍配が上がるでしょうね。楽しみである。

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