2010年5月2日日曜日

654:懐かしのイスタンブール

もうすることがないので映画を堪能している。

今日は、

The Net 2.0

1作目は結構シナリオが良くて面白いが2作目はまあ駄作ですかね。ただし、舞台がトルコのイスタンブールだから最後まで見た。よく知っている町だし。

アフリカもいいけど文化はないし、哲学がないよね。そういう知的好奇心を満足させてくれるのはトルコかな。イランも奥が深いね。

始めてイスタンブールに滞在したのは確か88か89年。南東アナトリア地域計画M/Pの作業を終えて帰る時に団長のお計らいでアンカラからイスタンブールに飛び1泊させていただいた。帰りはウイーン経由で帰ったかな。トルコ風でアガサ・クリスティーが滞在した小さなホテルだったと思う。あの頃はインターコンチネンタルしか大きなホテルはなかった。

その後、イスタンブールを対象とした案件に4件係ることになり、数カ月滞在したのは世銀のM/P調査だった。だからイスタンブールの町は大体分かる。

映画でも随所に馴染みの風景が登場して懐かしかった。でも、あれから15年以上経っているのでビルや車はかなり進化している。

イスタンブールを扱った映画は多分「007のロシアより愛をこめて」が最初だろう。ネット2.0もそうだが、トルコ的な伝統とか習慣を散りばめてある。

トルコ語も懐かしい。流石に8年で6件やっているので、未だトルコ語は分かる。やはりトルコはヨーロッパじゃないね。EUには向かない。どことなく田舎だし、垢ぬけない。それがいいんだけど。

実際、イスタンブールよりかなり滞在期間が長いアンカラが気にいっている。もう14年も経っているから相当変わっているだろうか。下町のウルス、繁華街のチャンカヤ、山の手のガジオオスマンパシャ。

セルッティ1881の背広を初めて買ったのもアンカラだった。コンサルにとって背広は制服。間違っても数万円の背広を着て海外に行ってはいけない。背広の値段(生地と仕立て)で相手(高官)の対応が違うことを認識すべきである。言葉じゃ言わないけどね。

変な終わり方になっちゃった。

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