2011年8月3日水曜日

1250:NATO平和と安全のための科学

以前中央アジアで水資源と電力の地域連携調査を実施したが、既存調査でNATOの調査があったことにちょっとびっくりした。

その後はそれほど意識していなかったが、今日届いた洋書は、NATOの首記プログラムが纏めた「環境安全保障」というシリーズの中の本である。

気候変動とその水資源への影響

今日的な課題でもあり、ずっと前に予約していた本だ。

数日後にアフリカに出張するのでタイミングがよい。出張の調査対象だからだ。

NATOが主題に関して主催した先進的研究セミナーの発表論文集である。トルコ人の発表者が多い。

気候変動適応や水資源管理に係る調査も多いが、コンサルの力量が落ちている昨今では、

官学民連携で取り組む必要があるのではと考えている。できれば、一国を対象とせず、地域や流域を対象とし多国間連携を同時に進めていくアプローチがいいと思う。

いい成果を標準化させ、コンサル単独実施に対して指針を与える。

5年くらいかけてじっくり取り組むのが良いだろう。南部アフリカならザンベジ河。アジアならメコン河だろうか。

コンサルも科学の習得と実践への適応が必要だ。

さて、来週は西アフリカだ。新世界へ。

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