IWRMの論文・書籍を膨大に読んでいるが、水統治は意思決定プロセスであるという視点は少ない。年末に購入手続きをしてやっと手に入れたお馴染みDHIのフーパー博士の一連の論文書籍でそのことを論じている。
小職は以前から多目標意思決定を学び実践してきたので、意思決定の重要性には関心があった。従って、フーパー博士の視点には一目を置いている。
意思決定のレベルを流域管理の観点から見ると3段階ありそうだ。
1.政策レベル(高次レベルの戦略開発)
2.実施レベル(組織レベル意思決定)
3.運用レベル(個人レベルの意思決定)
IWRM研修などで海外からの行政官に講演を行なうことがあるが、彼らの職位レベルを熟知しないと話がかみ合わないことになるので注意したい。後日また別の意思決定の問題について報告したい。
意思決定なくして水統治はありえないのである。
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