2009年2月12日木曜日

91:Facilitationの醍醐味

30年ほど海外でのコンサル活動していると自然とFacilitationが身に付くようだ。

日本人はどちらかというと英語での国際会議が不得意のようだ。まだ、一方的なプレゼンはいいが、facilitationを見事にやり遂げている光景は中々国際会議で見る機会が少ない。

事務的なことばかりに係り、内容が伴わないのが気になる。兎に角Facilitationをする能力が足りないし、その訓練も受けていないようだ。無難に収めようとするあまり、事前にシナリオが欲しいらしい。おかしな話だ。シナリオがない状況で自由な議論が展開し、その「進行をコントロールする」のがFacilitationの醍醐味だ。「質問をコントロールする」のは論外である。

Facilitationの基礎や応用を英語で教える実践的プログラムが必要かと思う。機会があれば大学で無償で講座を開きたい。既にプログラムはできているのだが。海外からの留学生とジョイントで行なうことで日本人学生の国際感覚を国内で身に付けることが可能である。これを英語では、

internationalization at home

という。

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