2013年4月24日水曜日

1499:甘えが通じなくなったのか?

午後からの雨と予報で聞いていたが、午前11時過ぎから降り始めた。

カフェで先輩の方と雑談。久々の再会を喜んでくれた。電話した時は、深刻な状況だったが、オフィスから抜け出していただいた。

聞けば、かなり深刻なご様子。何が?

クライアント側の手厳しさに各調査団がほとほと参っているらしい。60代、70代の経験豊かな彼らが、調査団を社内的に技術支援しているらしい。具体は言えない。

なるほど、昨今のある事情の変化で、コンサル各社もクライアント側から相当絞られているようだ。

いいんじゃないでしょうかね。たぶん、40代から50代の世代が副団長や団長になっているのだろうが、出来や対応の悪さが出ているんでしょうね。

大先輩に小生の考えを言ったら、そうかもしれないね、と答えていた。

僕はコンサルになってすでに32年目。先輩や僕らは、80年代初頭の大規模案件で新入社員や30代のころから社内の先輩や上司に鍛えられていて、当時最先端のお勉強もやらされていた。技術開発部という研究部門が海外コンサルにも存在し、実務から離れた仕事もやり、適宜実務に応用していた。そういう作業の連続がのちの副団長や団長の時に大変役に立っている。社内的に相当絞られているので、クライアントからのコメントにへこたれてはいなかった。

今の40代、50代前半の方は、お優しい団長らのもとで、20代は業務調整で、30代では副団長の経験も少なかったに違いない。特に、国内から海外に移動した人たちはなおさらだ。そういう連中が今クライアントから絞られているのだ。優秀なやつ(常識的なだけだが)は、すでにクライアント側などに転職。残っているのはねえ。。。

失われた10年の影響か。人材不足による組織力低下のボディーブローがそろそろ効いてきたか。

僕が30代後半の時、副団長、実質団長をやったが、作業監理委員長さんはなかなかの切れ者。厳しいコメントも多々あった。最終的には、彼は河川局長になられた優秀な方だった。いろいろ厳しいコメントも常にあったが、円満に案件を終えた。先輩がいうように会社として危機的な状況にはなってはいない。

我々コンサルはクライアントからお仕事を頂いているのだから、技術的にも、その他のことでもクライアントと関係悪化になってはいけない。絞られても、踏ん張って、いい評価を頂けなければ失格だ。

いろいろあるんですね、と感心した。ご愁傷様。いろんな苦難にあった時は、このブログのサブタイトルの聖書の言葉を思い出すといいかもよ。

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